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2009/01/24

『ドッペルゲンガー宮』 霧舎巧

ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫) Book ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)

著者:霧舎 巧
販売元:講談社
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≪あかずの扉≫研究会へようこそ

この研究会では≪あかずの扉≫の真相を、歴史を、真贋を

調査し、壊さずに開けてみせます

そこからなにが飛び出すかは…おたのしみに

消化すべく再読。まだ半分にも到達していないんですかさくさく読み進めているような気がしたのは錯覚か…受賞作レビュ。

メフィスト受賞作の中でも新本格の色合いが特に強い、霧舎巧氏の≪あかずの扉≫シリーズが本日のメニュー。とんと新作が発表されておりませんが…あと2~3作は続きます設定も決まってます、みたいなことを霧舎氏が仰った(書いた)ものを読んだことがあるような気がするのですが。このトリアタマの捏造でしょうか。

なんてったって、このトリアタマは『ドッペルゲンガー宮』の印象も捏造してましたから。

あれ?こんなに読み難かったっけ?

あぁ、毒吐いたまた毒吐いちゃった。でも、「名探偵、皆を集めてさてと云い」の前に棄却した意見(推理)の再登場率高すぎる。しかも、文章が下…むにゃむにゃ…なので、その推理が棄却されたのかグレーのまま維持されたのかよーわからんのですよ。

いろんな要素詰め込みましたミステリ愛!は充分に感じるんですけれど。館モノ、モチーフに『そして誰もいなくなった』、W名探偵にお馬鹿なワトソン。双子トリックに入れ替わり、毒殺刺殺絞殺のオンパレード。動機も異常。主だったミステリ要素は全て収められていると云っても過言ではないかと…それらが喧嘩しないとは限りませんが。

館に仕掛けられたトリックはかなり大胆ですよね。なんてたって『斜め屋敷の犯罪』に出てくる「流氷館」と同じ名前を持つ館ですしね!!そして、そのトリックを解いたのはジョーマエさん…この≪あかずの扉≫シリーズは登場人物多くってしんどいんですけれど、それぞれにしっかりと役割が振られていて要らない人間がいない。そのあたりに霧舎氏の信念を感じます。あっ、でも集められた10人の方は誰が誰だかさっぱりわからなかったので…捨て駒感満載。ニンゲンガカケテナイ。

そんな私はカケル♥ユイの恋愛模様が楽しみで楽しみで。2番目同士の恋、素直になれないふたりが可愛いですね。

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