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2008/12/28

『QED~flumen~ 九段坂の春』 高田崇史

QED flumen 九段坂の春 (講談社ノベルス) Book QED flumen 九段坂の春 (講談社ノベルス)

著者:高田 崇史
販売元:講談社
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誰にでも過去はあり、誰にでも恋はある

QEDメンバの恋を一本の糸で繋いだとき

その先に待つその人物とは一体?

「メフィスト 2009年1月号」で中島晴美って誰ね!?と思って再読してみました『QED~flumen~ 九段坂の春』。この作品の凄いところは、

タタルの初恋が主題

ってところなのですが、どのあたりに需要あるんでしょうかね?でも、初恋だけじゃ読者呼び込めないと判断したのか、ミステリ度はいつもより高いような気がします。そして薀蓄度合も低めで。あれ?これってQED?

そもそも、奈々ちゃんとろくな関係を築けないタタルに初恋なんて出来るわけない!と思っていたのですが、

そうでもないから驚きなのだよ

大人の女性の色香に惑わされたといった感が否めませんが。きっとあの日あの空白の時間にやっちゃってるね(っておい!?)というか、あれをタタルが初恋だと認識できたことが驚きです。そういう感覚…あったんだ(過去形)

それに比べて奈々ちゃん&熊は健全な感じで。奈々ちゃんの「夏」は去年、鎌倉旅行に行ったときのことを思い出しながら読みました。鎌倉宮も荏柄天神社も明月院も行ったよ!なので、土牢のゾクッとする感覚が凄く解る。逆に、浅草寺にも行ったことあるはずなのに全然理解できなかったのが熊の「秋」。忍者の末裔という仰々しい血筋の割りに鴨志田くん無知すぎるのでは?と思ったり思わなかったり。後付け?

そして「冬」。毒草師が日本人とイギリス人のハーフだということを初めて知りました。再読のはずなのに毒草師が出てくる作品何作も読んでるのにどんだけ興味ないんだ毒草師に。とにかく、「春」の事件が「冬」で解決されたときには「こんなとこまで引っ張ってこなくて良いのに」と正直思いました。というか、「春」のあの描写だけで充分だったじゃないですか。親切設計というか蛇足というか。

とりあえず、QEDのコアなファン以外は楽しめないだろう一作。まさかQEDでキャラ萌え小説出すとは驚きです。高校生奈々ちゃんの可愛さにクラクラしたい方にはお薦め。あとの3名については…昔っから性格曲がってたんですねぇ(正確には性格曲がってたのは2名かあとの1名は特異体質)

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