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2008/12/15

『毒入りチョコレート事件』 アントニイ・バークリー

毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Book 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)

著者:アントニイ・バークリー
販売元:東京創元社
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一見、単純に見える毒入りチョコレートによる殺人事件

しかし、見る眼が変われば犯人すらも変わる!?

古典、名作!

約1ヶ月の放置期間、あの毒吐きレビューがトップページを飾っていたとはっ!?

ついフォントを大きくしてしまいました。今回はPSP失踪と申し上げるのが適当でしょうか。でも、「DISSIDIA」到着してからが本当のPSP失踪になりそうだしな…って早くも次回の失踪宣言ですか!?お久しぶりですまじょ。です。

この失踪中に愛しの本多孝好氏は新刊を発表し、辻村深月嬢に至っては2冊も上梓、さらに西尾維新氏まで!と出版ラッシュだったわけですが…全部買いましたがまだ1冊も読めてません。しかも「このミス」まで出てますね。ランキングだけチラ見しましたが、まぁ読んだことある作品少なかったです。いつものことですが。

そんなわけで、失踪前に読了しておりました『毒入りチョコレート事件』が復帰レビュー作。最初に読んだのは中学生のときなので…○年ぶり。もちろん○のなかの数字は二桁です。で、やっぱり中学生のころの私はこの作品の良さが判ってなかった!なんでもっと早く再読しておかなかったんだ!もっと早くにこの作品の良さに気付いていれば「3年に1回読み返す本リスト」に入れて4回は読めたというのに!!あっ、二桁の数字がバレる。

古典中の古典、名作中の名作ですので既読の方も多かろうと思いますが、今日はあまりネタバレしない方向で。復帰レビューですしね。

『毒チョコ』のあらすじをまじょ。的に書き出すならば「6名の犯罪研究家が独自の推理法、独自のアプローチを以ってして未解決事件に挑む。ただし、結末がひとつだとは限らないぜ☆」って感じでしょうか。ミステリといえば「唯一無二の名探偵が導き出した推理こそが正解マンセーマンセー」がお約束なのですが、この『毒チョコ』はそれに正面から喧嘩を売った作品(笑)

私は断トツでブラッドレーの推理が好きですね。しかも最初の方。繰り返しますか?

最初の方。

いやぁ、ユーモア利いてる。1929年の作品にこれをやられては脱帽です。

そして、このバカミス以降じりじりと真相に近づいてゆく様が圧巻ですね。毎晩毎晩新たな発見があり、毎晩毎晩グレードアップされた推理が展開される。そして、最後には最後に相応しい結末がしっかりと用意されて。個人的にはブラッドレーの推理が大好きなので、もうそれで良いんじゃない?(笑)と思ったりもしますが。つまりは読者の数だけ真相が違うってことなんですよね。最後に結末として用意された推理が気に入らないなら、それまでに発表されたものの中からでも、自分で考えついた推理でも、どれでも好きなものを結末にすれば良い。そんな遊び心に溢れた古典の名作。

『毒チョコ』って省略形が凄く可愛くて好きです。何度でも言いたくなる口に出したくなる『毒チョコ』。

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コメント

毒チョコ

毒チョコ

毒チョコ

毒チョコ、さいこー。

投稿: Cozy | 2008/12/21 23:00

☆Cozyさん☆
毒チョコ毒チョコ毒チョコ毒チョコ×∞

辻村深月嬢新刊、2冊ともまだ読めていないのですが、読んだら真っ先にCozyさんの御宅を訪問し、感想を拝読する予定です。
辻村嬢の作品読むのも、Cozyさんの切れ味鋭いレビューを読むのも楽しみだー!!

投稿: まじょ→Cozyさん | 2008/12/22 23:57

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