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2008/12/16

『記憶の果て』 浦賀和宏

 

親父が死んだ

親父の書斎で俺は裕子に逢った

俺は…なぜ生まれてきてしまったんだ?

消化すべく再読してみました浦賀和宏…

やっぱ最高だ。

松浦純菜シリーズ」は全然良さがわからず、浦賀を読むことはもう無いかもなんて思っていたんだけれど。でもやっぱり好きだ浦賀。そういえば『彼女は存在しない』も大好きなんだった、ごめん浦賀好きだ。告白してみた。

というわけで、第5回メフィスト賞受賞作です。こんなに面白いのに不思議なことに本作『記憶の果て』しか文庫化しておらず、そしてその文庫も絶版ですか?(アフィリが表示されないので。というか、報酬なんていらないから表紙飾らしてくれ)非常に残念だ。

実際のところ、本作『記憶の果て』を読んだだけではなにも解決しないんですが(「何故なら、それは彼女の物語だからだ」を読んだときには卒倒しそうになった)、シリーズ第2作『時の鳥籠』を読むとまぁ、思い出しただけで身震いする。とりあえず読んでもらいたい作品、読んでもらいたいシリーズ、大好き。

そんな大好き作品なので、BGMにはしっかりとサティの「ジムノペティ」を。

って、『記憶の果て』について何にも書いておりませんが。うーん、『記憶の果て』だけ読んでもなぁ、『時の鳥籠』と併せて読んでなんぼの世界だからなぁ。まさに世界が。なので、『記憶の果て』を読んで「別におもしろくもなんともないわっ!」と思った方は、どうかお願いですので『時の鳥籠』まで読んでください。それでもおもしろくなかったら…浦賀が合わないんだと思います(なんという無責任そしてその可能性の方が高い)。

とか書きつつ、まだ『時の鳥籠』は再読しておりません(おいっ)。『時の鳥籠』は単品で頼んでもなかなか美味しくいただけるので、年イチで再読リストに入っておりまして結構読んでいるんだなこれが。でも、いまの積読本が解消されたら(きっと年明けだ)読みますよ。安藤直樹シリーズ再読強化週間でもやりましょうか。最後の『透明人間』が曲者なんですけどね殺人級厚さ。

あっ、最後の最後で申し訳ないのですが、

ミステリではないと思ってお読みになられた方が安全かつ適切かと。

あと、鬱々としているときには読まないほうが良いです。

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コメント

たしかこれってブログ始めた頃に読んで感想どう書いて良いのか感想脱落本でした たしか京極氏がコトバ書いてましたよね(これまた本にかかわってない)

投稿: きりり | 2008/12/17 02:52

☆きりりさん☆
不定期更新にもほどがあるのに、いつもいつもコメントありがとうございますっ!
私は本作を読みながら『時の鳥籠』で脳内補完をしているのでこういう(↑)感想になるのですが…『記憶の果て』だけ読まされたら感想なんて書けないですよね判ります。えっ、これで終わりってか!?と呆然としたあの若かりし日を思い出します。

投稿: まじょ→きりりさん | 2008/12/22 23:27

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