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2008/12/22

『蜜の森の凍える女神』 関田涙

蜜の森の凍える女神 (講談社ノベルス) Book 蜜の森の凍える女神 (講談社ノベルス)

著者:関田 涙
販売元:講談社
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雪の山荘、密室、ミッシングリンク…

ミステリてんこもりのメフィスト賞受賞作は

チャーミング(?)な女子高生探偵からの挑戦状付き

消化すべく再読。

『刹那の魔女の冒険』のあまりの酷さに(何度目だナウシカこの台詞)再読をも躊躇っておりましたヴィッキーシリーズ。でもね、『刹那の魔女の冒険』以外に罪はないし。むしろ『七人の迷える騎士』は結構好きだし。

この『蜜の森の凍える女神』はミステリとは関係ない箇所にワントリック潜んでおりまして、それがなかなか印象的だったものですから、そこから連想ゲーム的に内容覚えていてびっくり。私が犯人も密室トリックも覚えてたなんて奇跡に近い。これは過言ではない。でも、ワントリック系って1回読んだらお腹いっぱい→だから再読までの道程が遠くなるんですよね。まさにこの作品がそうだ。まぁ、それだけが原因では無いんだけれども(まだ言うのか自分)。

本格ミステリに真っ向から挑んだ作品かと思います。けれど、だからこそ、ヴィッキーからの挑戦状はいただけなかったような。「皆さんの論理的思考力を試すための挑戦状ではなくて、私とあなたの相性診断だと思ってくれていいの」って、

そんな本を買った覚えはない

ミステリに於いて動機なんてどうでも良いと思っている私にとって、「なんて可哀想な犯人!だから赦してあげましょう…よよよ」ってなんでやねんなめとんのかあぁん?状態。確かに、警察と万人が納得するような解決が示されていて、それで誰も哀しまないなら(犯人と思われる人物が事件の最中に自殺したケースですね)別に構わないのかもしれないけれど。だったら、真犯人の名は探偵の胸の中にしまっておきましょうよ。真犯人呼び出して「私は貴方が真犯人であることを知っているわ。だけど安心して。絶対に言わないから」って、それなんて脅迫?

とりあえずヴィッキーの意見で賛同できるのは以下の一文のみ。引用。

当を得ない間怠っこしい比喩、だらだらとした無意味な描写、間の抜けた観察眼、バレバレの伏線、面白みのない構成、おまけに中学生の作文のような文章、ってなわけだから、読み続けるのはとっても苦痛だったでしょう。

すごいね!自分のことよく解ってるね!!

どういう意図でこの一文を入れたんだろう…「そんなことないよ」って言ってもらいたかったのかしら?まさか…敢えての?

気がつけば毒舌レビューになってますね。そんなに嫌いじゃないと思ってたんだけど…ヴィッキーとの歳が離れすぎたが為に、その青さが鼻につくのかしら?それとも、ヴィッキーはモテモテ美少女!みたいな記述に嫉妬してるのかしら?これは『七人の迷える騎士』の再読も必要かしら。もしかしたら、『刹那の魔女の冒険』もいま読んだら…無いな、それだけは絶対に無い。

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