« 『ヴァン・ショーをあなたに』 近藤史恵 | トップページ | 『タイムスリップ明治維新』 鯨統一郎 »

2008/11/18

『蒼い千鳥 花霞に泳ぐ』 高里椎奈

蒼い千鳥花霞に泳ぐ―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫 た 95-8) Book 蒼い千鳥花霞に泳ぐ―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫 た 95-8)

著者:高里 椎奈
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「学校に行ってみたいのです」

秋がまだ火冬と名乗っていた頃

自分が“人と違ってないか”ばかりを気にしていたあの頃

やっぱり表紙の学ラン(右)は座木でしたか

見間違いかと思ってたんですよ。それなんて罰ゲーム?とか思ってたんですよ。だってコスプ…皆まで言うまい。

というわけで、異色も異色、超異色作にも関わらず正式な色付き薬屋シリーズ第8弾。今回はリベザルはお休み、秋がまだ火冬と名乗っていた頃の、座木がギリギリ高校生に見えなくもない頃の、つまりは過去のお話です。

座木好きの私にとって至福の1冊。いまの(現代の)座木よりもこの頃の座木の方が柔軟性に富んでいると思ったのは私だけでしょうか?成長して頭堅くなったのか、ジョークの腕は落ちた模様です座木。幼き座木の世界は秋が全てで、そんな秋(あっ、今回は火冬か…面倒臭いから秋で良いや統一)から離れ、異種たる人間の学び屋に通うことを望んだ座木。座木の悩みは“人間らしく”“学生らしく”振舞えているか否か。

“人間らしい”“学生らしい”そんなことを気にして生活をすることが既に“人間らしく”“学生らしく”無いことになかなか気が付かない座木。そんな座木の凝りを解してくれたカウンセラー・橘が今回のお気に入りでしょうか。どこかで再登場してくれないだろうか橘。でも、本作って何年前の物語なんだろう…1994年って、そもそも現代(通常)は何年の物語として書かれているわけ?リベザルが日本にやってきて何年って書いてあったっけ?えっ?、もしかして薬屋って相当未来の話?

今回は解決編に突入するまでは相当面白く読ませていただきました。解決編は走馬灯のように過ぎ去ってゆきました=今回もよう解らんかった。いや、解ってはいるんだけど「だから?」って感じなのよね。そもそも蜘蛛兄弟の存在って必要だったんだろうか?唐突に登場したティエンに「???????」大量生産。そんな伏線ありましたか?また自然とナナメ読みしました?

個人的には座木が何故あそこまでの信を秋に置くのか?を解決して欲しいので、この程度の遡りでは不十分なのですが…それでも座木好きな私。嬉しい1冊でございました。

|

« 『ヴァン・ショーをあなたに』 近藤史恵 | トップページ | 『タイムスリップ明治維新』 鯨統一郎 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/38084/25429878

この記事へのトラックバック一覧です: 『蒼い千鳥 花霞に泳ぐ』 高里椎奈:

» 蒼い千鳥 花霞に泳ぐ―薬屋探偵妖綺談 [忍者大好きいななさむ書房]
蒼い千鳥 花霞に泳ぐ―薬屋探偵妖綺談 [続きを読む]

受信: 2009/07/26 19:58

« 『ヴァン・ショーをあなたに』 近藤史恵 | トップページ | 『タイムスリップ明治維新』 鯨統一郎 »