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2008/08/31

『復讐者の棺』 石崎幸二

復讐者の棺 (講談社ノベルス イN- 5) Book 復讐者の棺 (講談社ノベルス イN- 5)

著者:石崎 幸二
販売元:講談社
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ヘタレサラリーマン&女子高生×2の最強タッグ

6年ぶりに本格ミステリ界へ殴り込み!

あぁ、お待ち申し上げておりました

待ちに待った「石崎幸二&ミリア&ユリ」シリーズの新刊!!もう2度と読めないだろうと思っていたシリーズだけに(酷っ!)感無量でございます。8月の講談社ノベルスの新刊だった本作ですが…入手までに時間がかかったのは、「石崎幸二&ミリア&ユリ」シリーズが読めないのが当たり前のことになりすぎて、その発売日をすっかり忘れていたという。てへっ。

というわけで、さっそく読了。2時間弱で読了。うーん、石崎幸二&ミリア&ユリの掛け合いに若干キレがないような。今回は“友達なし、もちろん彼女もなし”の石崎幸二を弄るのがメインで、本格ミステリに対する風刺が殆ど無かったから物足りなく感じるのかしら?

肝心のミステリも先が完全に読めるベタ展開でしたし。「既視感?」ってくらい死体発見→行方不明者捜索→行方不明者、死体で登場の流れを読んだ気がするのはウッドフェアリー?ついでに毒吐くならば、会話文が多すぎて…どっちがミリアでユリなのか判別するのは途中で諦めました。きっとミリアとユリの名前を総入れ替えしてみても…作品には全く影響及ぼさないんだろうな、うん。

DNAに関する記述では『首鳴き鬼の島』を彷彿とさせました。というか、トリックが≒じゃないですか!?親子とか死体の流用とか孤島とか。『首鳴き鬼の島』を「石崎幸二&ミリア&ユリ」シリーズで味付けするとこんな感じ?みたいな。

大好きなんですけどね、「石崎幸二&ミリア&ユリ」シリーズ。だからこそ、本作をリハビリ作品としてどーんと復活して欲しい。また3人の楽しい掛け合いを半年に1回くらいのペースで読めたら嬉しい。あと、もう少し石崎幸二にしあわせを。ヘタレだけどもうちょっと華を持たせてあげてください。今回もすっかりミリアにお鉢を奪われちゃって…よよよ。

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2008/08/30

『白蛇の洗礼』 高田崇史

毒草師 白蛇の洗礼 Book 毒草師 白蛇の洗礼

著者:高田 崇史
販売元:朝日新聞出版
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濃茶の席で行われた毒殺事件

末客の被害者に毒を飲ませた方法とは?

毒草師が鮮やかに謎を解き明かす

高田さんとこのちょっとキテるお兄ちゃんが主役の「毒草師」シリーズ第2弾です。100頁過ぎまで毒草師が出てこないので、どうしようかと思いました。いや、そもそも毒草師必要だったのか?って出来なんですがね。まぁ、その辺はネタバレになるので後でゆっくり。

とりあえずツッコまずにおれないのが…

黒いスラックスに白い麻シャツ、真紅の靴下って…
それって
どういう組み合わせやねん

「今日のラッキーカラーは赤か…」とか呟きながら靴下選んでたらドン引きですね。っていうか、前作『毒草師』では赤いグローブ嵌めてたから、赤をポイントにおかずにはおれない性質なのか。謎は深まるばかり毒草師。

そして、ミステリブロ愚らしくミステリのレビューをしたいのですが…読了後「ノックスの十戒」から“中国人を登場させてはならない”をなんとなく思い出しました。そんな出来の作品です。これだけで伝わるものがあるのではないかと、うん。

この作品はなにが書きたかったのかしら?「千利休=クリスチャン」が書きたかったのか、「こういう体質の人間が居るんです(って、真偽は私には解りかねますが)」が書きたかったのか。とにかく、どっちも失敗してますよね。某Q.E.Dの某氏は「いやいやいや、貴方それ独断と偏見すぎやしないかい?」ってくらい持論を押し付けてくる傲慢な男なんですが(笑)今回はそれが清々しく感じました。史紋ちゃん、説得力に欠ける。

とりあえず「史紋ちゃん=クリスチャン」がオチに来たときはビビリました。えっ?いつからこの小説キャラ小説に??とりあえず、第3弾への布石張りまくりのラスト。あの助手をこれからどう料理するおつもりなのか。某Q.E.Dへの登場はありますか?Q.E.Dって、あと何作で終わりでしたっけ?

とにかく、初期Q.E.Dのような作品がまた読みたいですどうかお願いします高田氏。

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2008/08/29

『阪急電車』 有川浩

阪急電車 Book 阪急電車

著者:有川 浩
販売元:幻冬舎
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ガタンゴトンガタンゴトン

今日も電車は僕らを乗せて

恋はスピードをあげて

『天帝のはしたなき果実』読了後に本当に失踪しやがったまじょ。ですお久しぶりです石は投げないでくださいすみません。前回のレビューが5月ですか…3ヶ月なんてあっという間ですね。この3ヶ月の間にまじょ。は引っ越したり引っ越したり引っ越したりしてました。別に3回引っ越したわけではないのですが、3回引っ越したのに匹敵する疲労度です。あと5年は経験しなくて良いわ引越し。

というわけで、ようやく新生活にも慣れ久しぶりのレビュー。復帰第一弾は有川嬢の『阪急電車』です。図書館戦争アニメ化でファン層が広がったに違いない有川嬢ですが、なんともまぁ可愛らしい一冊でございますこと。装丁も可愛い。オレンジが利いてます。

個人的には「宝塚南口駅」の白いドレスの彼女が好きです。真っ向から討入って、真っ向から斬られてきた彼女。その潔さ、見習いたい。そして、小さいショウコちゃんも。「きいてないのに教えてくれてありがとう」って凄いね恰好良いね私もショウコちゃんみたいになりたい。

そして、カップル部門では大学デビュー失敗組(軍オタ&戦国武将)がイチオシかも。互いに“恋人いない歴=年齢”だから手管がわからなくて当たり前、いっしょに一歩ずつ進んでいこうよ…ってなにその糖度200%は!!古典的“初めて”の連続に悶え死ぬかと思いました。なんとなく遠くを眺めていたい気分です。

えっちゃん&阿呆彼も好きですね。まさに関西人のノリ!一番『阪急電車』らしい物語だったのではないかと。やっぱり話にはオチがないと。うんうん。お前ももう少し見習え…ってオチどころか身すらない場合はどうしたら良いのでしょうか?

そうそうそんな『阪急電車』はwebコミック化しているようで。私も拝見しておりませんので詳細は解りかねますが(詳細はこちら)有川嬢の対談も読めるので是非。有川作品のメディアミックスが進んでおりますが、そのうち実写映画化しそうな予感がしますね。映画化なら『海の底』がよろしいのでは?でも『○猿』とかぶる?(どうなんだろう『海○』って観たことも読んだこともなくて)でも、巨大ザリガニをどうするか…バルタン星人に出てきてもらうわけにいかないし。

というわけで、久しぶりのレビューでなに書いたら良いのか正直わからないので(笑)そろそろお開きに。いまは“高田さんとこのちょっとキテるお兄ちゃん”の単行本第二弾を読んでます。ようやく“高田さんとこのちょっとキテるお兄ちゃん”が登場したところです。赤い靴下ってそれどんな趣味ですか?

って、この続きは次回のレビューで!そう遠くない未来にお逢いしましょうお逢いしたい。

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