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2008/04/07

『インディゴの夜』 加藤実秋

インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア) Book インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)

著者:加藤 実秋
販売元:東京創元社
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「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」

そんな何気ない一言で生まれたclub ingigo

一風変わったホストたちが、夜の街に起こるトラブルを解決する

『犬はどこだ』文庫版の横に平積みしてあった本作。創元推理短編賞受賞作だというので購入。読み終わって気がつく…これって『モップガール』の原作書いた方の本じゃないですか。

テイストは作品紹介欄に書いた通りなのですが、読了前個人的イメージは“ホストが店に来店した女性の悩み・トラブルを安楽椅子探偵よろしく解決する”でした。では、実際はどうだったかというと…独自の情報網を活かして駆けて駆けて駆け巡るドタバタミステリ。どこが安楽椅子やねん。

しかも、「DJやダンサーみたいな男の子」がホストであるため、サークルの学生たちが事件解決に挑んでいるような錯覚を覚えるんですよね。ホストという設定にする必要はあるのか?と。その割りに扱う事件は殺人に誘拐事件にと本格的。このギャップを狙った作品だったのでしょうか?それとも渋谷の街ではそんな事件も茶飯事なんでしょうか?

ミステリの難易度はかなり低めです。というか、低過ぎるくらい。「あぁ、それについては10頁くらい前に気がついてたよ!」とか当たり前です。しかも、2編目からはミステリでもなんでもなくなってるし。

では、キャラ萌え作品なのかと聞かれればそうでもなく。1編毎に活躍するホストが異なるのでキャラ萌えも難しく。そもそもホストたちに魅力もないし(個人的趣向に合わないだけやもしれませんが)。個人的には王道ホスト・空也と組合会長・なぎさママには魅かれるけれども。

続編が出ているとのことなので、ある程度の需要・人気はあった模様ですが。とりあえず、続編も入手でき次第読んでみるつもりですが、そちらはもっとミステリミステリした作品だと嬉しいです(ミステリ・フロンティアで出版しているわけだし!)

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