« 『ホテルジューシー』 坂木司 | トップページ | 『ソロモンの犬』 道尾秀介 »

2008/04/24

『もえない』 森博嗣

もえない―Incombustibles Book もえない―Incombustibles

著者:森 博嗣
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

自殺したクラスメイト

彼は単なるクラスメイトだったのに

何故?僕はこんなにも彼の死が気になるのだろう?

森先生の出版ペースにすっかり付いてゆけなくなりつつあります。この『もえない』もすっかりチェックを漏らしてまして。まぁ講談社ノベルスしかチェックできない、ざるチェックなんですけどね、元々。

本作は自殺したクラスメイトの死の真相を追う…というミステリ作品なのですが、いつの間にかミステリの主題が入れ替わるという「???????」作品で驚き。正直、そんな驚き方は要らなかったのですが…っていうのは、ラストの急展開に付いてゆけなかった駄目読者の毒吐きなんですけれどね。っていうか、本当にミステリ?という疑問が読書中に何度頭を過ぎったことか。

続々出てくる“いかにも怪しい”人間は、続々捨てられゆくし。結末がどう転んでも良き様にふわふわしちゃっているのは、連載という発表形態の所為なのでしょうか?でも、森先生は一気に書きますよね、作品。読者を煙に巻く森戦法は健在ですが、今回は煙が出過ぎて真っ白になっちゃった感じです。装丁のピンボケ具合が作品のピンボケ具合を表現していると云い換えても良いかと。

入口のミステリと出口のミステリ、どちらも魅力を持っているはずなのに。その間が巧く繋がっていないから、迷路で迷った感に襲われる読了後。本作は装丁が一番素敵だったかも…残念。

そういえば、ラストで辻褄合わない箇所ありましたよね?自殺した順番の件で。夢の世界に片足突っ込んでいた私のウッドフェアリーですかね?

|

« 『ホテルジューシー』 坂木司 | トップページ | 『ソロモンの犬』 道尾秀介 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/38084/20481361

この記事へのトラックバック一覧です: 『もえない』 森博嗣:

« 『ホテルジューシー』 坂木司 | トップページ | 『ソロモンの犬』 道尾秀介 »