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2007/12/11

『ナイチンゲールの沈黙』 海堂尊

ナイチンゲールの沈黙 Book ナイチンゲールの沈黙

著者:海堂 尊
販売元:宝島社
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眼球摘出という苦しみから少年たちを救うのは、厚生労働省の秘密兵器・ロジカルモンスターか?

不定愁訴外来に次々と舞い込む厄介事を、グッチーは解決することができるのか?

メディカル・エンタテイメント第2弾!

レビューってどう書くんだっけ?と頭を悩まし、自分の過去レビューを読むという恥辱を強いてみたのですが…まったく参考にならなくてビツクリ。とりあえず毒を吐いておけば良いんだよね?

復活第1弾レビューは“えっ、貴女これ読んでなかったの?”な田口&白鳥シリーズの第2弾。えぇ、『チーム・バチスタの栄光』を読んだのもつい最近、文庫化してからでございますよ。『バチスタ』がなかなか斬新で、私の中でグググッとキタので、かなり期待して読みました『ナイチンゲール』でしたが…あれ?あれれ?

とりあえず、ミステリ部分に驚きもなにもあったもんじゃないのが残念。事件が起こった瞬間に犯人とトリックと死体解剖の意図が解ってしまって、「これはミステリでは無いのかもしれない」という思いが脳裏を掠めたのですが…『バチスタ』の解決に意外性があったがために意識と読み方の切り替えがうまくゆきませんでした。ミステリ読みをしなければ、ラストの歌の場面にもうちょっと感動できたのかもしれないんですが。

小夜の歌に秘められた能力は“百聞は一聴に如かず”ですが、読書というツールでそれを実践するのは不可能。ならば読者の想像力に期待するしかないのですが、その事象を説明するべく多用される医学用語に気を取られる!気を取られる!!起こっては放り投げられ、置き去りにされゆく小さなエピソードたちに散々気を取られて到達した終焉だけに、私の脳はもうパンク寸前です。2時間一気読みじゃなくて、ゆったり2日読みをすれば良かったのだろうか…いや、そんな読み方したら小さな伏線は忘却の彼方だ。

『バチスタ』で描ききれなかった部分になんちゃってミステリをくっつけて作品にしてみました感の漂う本作。『バチスタ』の爽快感・エンタテメント感を期待して読むと肩透かしを喰らうかもしれません。まぁ、グッチー&ロジカルモンスターのキャラ読みならば、辛うじて及第点でしょうか?

ところで、『バチスタ』映画化でグッチー=竹内○子って…『ガリレオ』に続くキャラクタの女性化大反対!!!いいじゃん、むさいオッサンとオッサンの組み合わせだってさ。グッチー&ロジカルモンスターの小気味良い応酬が女性化(&若返り)で消え去らないことだけを祈りつつ。

これにてリハビリレビュー終了!!

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コメント

このシリーズ 私もまだ1冊しか... で、それより映画ですよ
なんで女性なんでしょうね〜 まったくわからん ガリレオの柴崎こうってヒドいですよね 好きだったんだけど 知り合いが原作コミックですよね〜と思いっきり間違ってたんですが、そう感じちゃうのかな〜です 京極堂シリーズ関口が女バージョンとか、火村&有栖のどちらかが女だったりとか 考えただけでも怖いですね

投稿: きりり | 2007/12/12 02:31

☆きりりさん☆
コメントを読んで、火村&アリスのアリス女性化ドラマ(しかも2時間)が容易に想像できちゃいました。22時跨ぎにアリスの入浴シーンとかあったら、私は泣きます。
『バチスタ』映画化、グッチーは田口公子というお名前だそうです…そのまんまですね。それを潔いととるかテキトーととるか。でも、キャストが微妙に豪華で、ちょっと観てみたいと思っちゃった私は駄目な仔でしょうか?

投稿: まじょ→きりりさん | 2007/12/15 22:04

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