『小生物語』 乙一
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小生物語 著者:乙一 |
この物語を綴るのは「乙一」か「小生」か。
日記の間に幻想が入り混じる不思議物語。
乙一カテゴリはあれども、収録されているレビューは一作(しかも酷評)のみ…という情けない状態に気付いたのは数日前。なんでも良いから乙一作品読まねば…と最初に目に付いたのがこの『小生物語』です。
以前から乙一は「あとがきがおもしろい」と思っていた私は、あとがきテイストの小文が集まったこの『小生物語』がもろ好みでして。
この『小生物語』のすごいところは、日記の体を装った創作であること。乙一の日常がいつの間にか小生の綴る妄想世界に早変わり。私は『ZOO』に収録されている「SO‐far そふぁ~」の原型(だと勝手に思っている)ソファに座った青白い顔した少年の話が好きです。マイソファにそんな少年がいたら…怖いけどちょっと素敵。
小説家として活動する自分は空想であると書かれた日記の脚注で、そんな話を精神科でしたら幾つか薬を処方してくれた…なんて書かれているのを読むとゾクッとします。その脚注だってファンタジィなのかもしれませんが。ファンタジィならば、なんてユニーク。
そして、同じく脚注で書かれる合コンのお話も好き。あの合コンに参加したメンバから夫婦(佐藤&島本)が生まれるとは。あの似非合コンにも意味があったということで。しかし、すごいメンバだ。是非参加したい。
そうそう、ブランコは怖い遊具だという乙一氏の意見には激しく賛成。あんな怖い遊具が大好きだった幼き自分に拍手。
こんなにおもしろい日記を読まされたあとに、このくだらないブロ愚を更新するのは気が引けますね。というわけで、『小生物語』のレビューはこれにて終了。まったく乙一カテゴリが厚くなっていないという罠。
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コメント
はじめてコメントさせていただきます。
最近、乙一さんデビューをしたいと思っているのですが、何から入るといいと思いますか?
あと、あとがき大好きです。時雨沢恵一の影響ですけど。
投稿: chobi | 2011年2月14日 (月) 16:30