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2007/05/31

『小生物語』 乙一

小生物語 Book 小生物語

著者:乙一
販売元:幻冬舎
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この物語を綴るのは「乙一」か「小生」か。

日記の間に幻想が入り混じる不思議物語。

乙一カテゴリはあれども、収録されているレビューは一作(しかも酷評)のみ…という情けない状態に気付いたのは数日前。なんでも良いから乙一作品読まねば…と最初に目に付いたのがこの『小生物語』です。

以前から乙一は「あとがきがおもしろい」と思っていた私は、あとがきテイストの小文が集まったこの『小生物語』がもろ好みでして。

この『小生物語』のすごいところは、日記の体を装った創作であること。乙一の日常がいつの間にか小生の綴る妄想世界に早変わり。私は『ZOO』に収録されている「SO‐far そふぁ~」の原型(だと勝手に思っている)ソファに座った青白い顔した少年の話が好きです。マイソファにそんな少年がいたら…怖いけどちょっと素敵。

小説家として活動する自分は空想であると書かれた日記の脚注で、そんな話を精神科でしたら幾つか薬を処方してくれた…なんて書かれているのを読むとゾクッとします。その脚注だってファンタジィなのかもしれませんが。ファンタジィならば、なんてユニーク。

そして、同じく脚注で書かれる合コンのお話も好き。あの合コンに参加したメンバから夫婦(佐藤&島本)が生まれるとは。あの似非合コンにも意味があったということで。しかし、すごいメンバだ。是非参加したい。

そうそう、ブランコは怖い遊具だという乙一氏の意見には激しく賛成。あんな怖い遊具が大好きだった幼き自分に拍手。

こんなにおもしろい日記を読まされたあとに、このくだらないブロ愚を更新するのは気が引けますね。というわけで、『小生物語』のレビューはこれにて終了。まったく乙一カテゴリが厚くなっていないという罠。

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2007/05/29

『正義のミカタ ~I'm a loser~』 本多孝好

正義のミカタ―I’m a loser Book 正義のミカタ―I’m a loser

著者:本多 孝好
販売元:双葉社
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変わろう。

このままでは独り寂しく、次の人生に夢を見ながら死んでゆく姿が容易に想像できてしまう。

僕は変わるんだ。

2年半ぶりの本多孝好氏新作、まさに至福。この至福モードのまま冷静なレビューは書けない…と一晩寝かせてみましたが、やっぱり冷静なレビューは書けそうにありません。そのくらい本多孝好氏が好きです。

ミステリから恋愛小説へとその幅を広げてゆく本多氏ですが、新作は「このミス 2007」でも予告されていた青春小説でした。前半は、本多氏と同窓である金城一紀氏のゾンビーズシリーズ(このシリーズも大好き)を彷彿とさせる爽快感と疾走感。でも、本多氏特有の、私の大好きな流れるような優しい綺麗な文章は…奥に潜める。

主人公にとって高校生活とはいじめられること同義。そんな生活からさよならするため、新しい自分と出逢うため、クラスメイトの誰ともいっしょにならないように大学を選んだ…はずだったのに、出逢ってしまった最悪の人間。今日も図書館裏に連れ込まれ、殴る蹴るの暴行。大学なんて辞めよう、帰り道には就職情報誌を買おうと決めた主人公の前に現れた、

正義のミカタ。

正義のミカタに連れてゆかれたサークル会館で出逢ったのも、正義のミカタ。正義とはなんなのかを探求する・正義の味方研究部で交わした聖杯は、主人公の人生を変える第一歩。

本多作品主人公の特徴と云えば、思考・思想・視線の捻くれ具合なのですが、本作主人公は負の方向にとにかく捻くれております。でも、どことなくおもしろい。ラストで真正のいじめられっ子と遭遇する主人公ですが、隠された彼の姿が一般的なら主人公のそれはいじめられていたことが偽りであったかのような思考。でも、いつもの本多文章の美しさは成りを潜める。

研究部のメンバも個性的。初めての親友・トモイチはどことなくゾンビーズシリーズ(by金城一紀氏)のスンシンとだぶるが…気にしない気にしない。各々の方向から“正義とはなにか?”を追いかける彼等。でも、でも、それって本当の正義かな?

その答えのひとつを本多氏は最後に提示してくれます。その答えまでの過程に、ひとつ大きな事件が起こるのですが、その事件が提示するテーマは重くって、まさに青春小説なのですが、爽快感や疾走感に溢れた前半とのギャップは隠せません。本多氏の作品にしては珍しく、ちょっとバランス感の悪さを感じてしまいました。

主人公が研究部のメンバを裏切るのか信じぬくのか。どちらを選んだのかはっきり(明記)せぬまま。これまでは主人公の内面を追っていたはずなのに、唐突に外からの目線に切り替わったのも原因かもしれませんが。朝4時のふにゃけた頭ではすぐには判別できませんでした。

うーん、前半のスピードのまま最後まで突っ走ってくれてれば…という思いは一晩経っても拭い去れず、強くなるばかり。でも、心に残る一言はしっかり後半部分のそれだったり。そして、主人公は変われたのか、変わることで広がった世界はどんなものだったのか、きっちりと読者に提示してくれたのは評価。

本多氏の素敵思考を活かせる題材では無かったのかもしれない、青春小説という舞台。でも、頁を捲る手が止まることはありませんでした。本多ファンとしては物足りなさも感じますが、作品としては上質だったと思います。それをどう評価するべきか、いまでも悩む。

これは再読が必要でしょうか。そのとき私は、どんな正義に出逢うのでしょうか。

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2007/05/28

『九月は謎×謎修学旅行で暗号解読』 霧舎巧

九月は謎×謎修学旅行で暗号解読 Book 九月は謎×謎修学旅行で暗号解読

著者:霧舎 巧
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

秋の京都へ修学旅行。

最高のシュチュエーションなのに、琴葉たちは暗号解読に夢中。

代わってくれないか!?と本気で思った霧舎学園シリーズ折り返し作品。

上記の内容紹介に客観性が無いのは秘密。まぁ、当ブロ愚の内容紹介ほど不明瞭かつ不親切な紹介文も無いのですが(たまにネタバレもするし)。その割りに、いつも必死で考えてます管理人。

さて、6月に控えた『十月は二人三脚の消去法推理』発売までに既刊作品をおさらいしておこうという目論みは、無事達成。は、初めてじゃないでしょうか?目論み通りにコトが進んだのって。間に「ライアーゲーム #7」感想を挟んでますけれども。管理人、いま「ライアーゲーム」に夢中だから。

しかし、過去レビュー振り返ってみると、愚痴とかネタとかふんだんに盛り込んでるので毎回妙に長いですね。このレビューを愉しく読んでいただけている方って、極少だと思うのですが。だってこんなマイナシリーズ。「あかずの扉シリーズ」っていうならまだしも…。

ということで、十月編と「あかずの扉シリーズ」とのリンクは、なるさん登場。(ここからネタバレします。大胆にネタバレします。いきなり大文字でネタバレしてます)

まぁ、似非なるさんなんですけれども!!

しかも、なるさん違いだけでなく、性別誤認トリックまで仕掛けてきましたか。でも、この性別誤認トリック、読者に対してのみ仕掛けられてるんですよね?まさか作中の登場人物(琴葉や棚彦)まで引っかかっていたわけじゃないよね?(まぁ、琴葉なら天然でひっかかっていそうですけれど)似非なるさん=女性という告白をしたときに、登場人物たちが特に驚いていなかったようなので。

そして、作中に登場する暗号地図が超マニアック!!

あんな新本格ミステリに限った用語を散らばめた地図(ネタ)を十全に楽しめる人間がどれだけ居るってよ?

ただでさえマイナなシリーズなのに、さらに門戸を狭めてどうするんだ、霧舎氏。かくいう私だって、全部が全部理解できたわけではありません。有栖川有栖、島田荘司、綾辻行人あたりならクリアできましたが、途中からは琴葉と同様の反応しかできませんでした。新本格、深い。

さて、恒例となりつつありますおまけ紹介。今回は暗号そのものとして作中に登場するプリクラ(古っ!?)が付録となっております。9分割のプリクラのうち、1枚違うプリクラが混じっている…まぁ、じっくり見てから作品に挑む読者なんて、そうそう居ないわな(かくいう私もそのひとり)。そして、そのプリクラの“裏”にもしっかりと仕掛けが。

作中で犯人特定のきめ手となった泥付き指紋がしっかりプリントされております!

うわぁ、芸が細かい。そこまで確認しないよ、みんな。このシリーズの馬鹿馬鹿しいまでのこだわりは好きです。評価できると思います。

で、肝心のミステリ(暗号解読)ですが、なんかもうごちゃごちゃです。登場人物の台詞にこのごちゃごちゃ具合を的確に示す台詞がありますので、引用。

「犯人は≪棋譜の暗号≫と思わせて、実は≪麻雀の暗号≫を我々に仕掛けていた-と思わせておいて、やっぱり将棋の駒で、最終的に明日香ちゃんの監禁場所を示していたんだ」

この台詞、一読で内容把握できる人は理解力に長けていると思います。「思わせておいて」の登場が2回…、何回読者に思わせておくつもりなんでしょう?

屋敷に仕掛けられていた十二支の暗号も肩透かし気味でしたし。サソリが回転するってのは素敵でしたが…この“回転”というキーワード、作中作『倉崎財閥の財宝』のどこに暗示されていたかどなたか教えてください。

しかし、霧舎氏のあとがきによれば、本作はあかずの扉シリーズのトリック(新刊)をぶち壊して(ねじ込んで)完成させた作品だとのこと…

あかずの扉シリーズで出版してくれよぉ!!

読者(私)は待っているのです。あかずの扉シリーズの新刊を。ユイとカケルの恋物語を。夢に終わった『アポトーシス荘』…合掌。

というわけで、あかずの扉シリーズも再読しなくちゃ!という気分になってきました。今回も有言実行といきたいところです…どうかな?

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2007/05/27

「ライアーゲーム #7」感想

ライアーゲーム DVD BOX DVD ライアーゲーム DVD BOX

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2007/10/03
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先週(#6)の感想レビューも、たくさんの方に読んでいただけて嬉しい。どうもありがとうございます。今週もさっそく感想更新。

冒頭から「無様だねぇ!!」と大量のツバを待ち散らすキノコ(フクナガ)…

これなの!これを待ち望んでたのよ!!

あれ?これだとキノコにぞっこん!的意味合いだな…このライアーゲーム独特の雰囲気を待っておったのですよ!

さて、キノコから30票と3,000萬円をかけて、勝率50%のゲームをしないか?と持ちかけられたナオ。

フクナガの提案に裏が無いわけなかろう!

と思うのですが、馬鹿正直なナオちゃんは今週もひっかかります。ホントウニアリガトウゴザイマス。もう、結果なんて書かずとも皆様お判りかと存じますが、当然のように敗者となるナオ。ロッカールームで泣き崩れるナオ。

そこに、悪魔の笑みをたたえた秋山様、登場!!

私には、秋山(松田翔太くん)が悪魔に見えました。今週はいつにも増して悪でしたね、秋山様(←いつから“様”付け?)

そして、秋山より知恵を授かり、ナオはキノコに再戦を持ちかけます。ルールは先ほどと同様。さて、どんなイカサマをナオは仕掛けてくるのかな?ワクワク。ネタバレしますと、カードにキズをつけて、自分の手にしたカードがどちらか解る=ゲームを操作する、というイカサマ。

あぁ、世のイカサマ師がよくやるやつですね!

イカサマ師からの報復を恐れて、本当は文字を大にして訴えたい台詞なんですが、小で表示してみました。でも、キズをつけるカードがナオのカード(表・ジョーカー)ではなく、キノコのカード(両面バイシクル)なのにはオドロキくん、ナルホドくん。フクナガがカードを確認するとき、両面バイシクルは袋の中…十中八九確認しないわけね。コレガイカサマテクニックデスカ。

そして、ここからナオの反撃が。オカザキ(でしたか?)に10票を7,000萬円で売ってくれと持ちかけるナオ。敗者復活戦が全国各地で行われていて、3回戦出場枠に空きがひとつ出たから云々なんて話、

誰が信じるっていうんですか!?

いや、オカザキ(どころか他のメンバも)は信じたわけですが。事務局の人間(黒服・エリーさんに激萌え中)がそんな秘密を教えてくれるわけがなかろうに。まぁ、メンバが心のどこかで思っている「ナオに悪いなぁ」という気持ちを利用した作戦なんですが。

そして、Mチケット(契約書)にナオが記した文言。「7,000萬円は票の移動が行われた後に支払う。決して他のメンバに口外しないこと」…

決して他のメンバに口外しないこと!

Mチケットは総額1億円しかないので、7人に7,000萬円ずつは払えない(というか、チケットすら発券できないような気がする)のですが、この文言を入れたことで、ナオは支払い免除ですわね?

だって、みんなチケットをナオに示してにじり寄っておりましたからね!!

口外どころの話じゃない。と、意気揚々と書いた私ですが、公式サイトで確認したところあの契約自体は生きている模様。あれ?勘違い?

そして、秋山様ご登場。秋山様は

ナオの私物扱いですか(大爆笑)

エリーさん、やるな。金歯いっけいによると、秋山を会場に呼んだのはエリーさんの独断なようですが…エリーさんの真意はどこに?

とにかくとにかく、「ナオが所有する票を売ってやるから勝ち残りたければ買いに来い」と悪魔の笑みをたたえ、悪魔の取引をもちかける秋山様。来週、他のメンバがどんな動きをとるのか…見物です。

また土曜日が待ち遠しい、ウズウズウィークが始まりますね!!

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2007/05/26

『八月は一夜限りの心霊探偵』 霧舎巧

八月は一夜限りの心霊探偵―私立霧舎学園ミステリ白書 Book 八月は一夜限りの心霊探偵―私立霧舎学園ミステリ白書

著者:霧舎 巧
販売元:講談社
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夏休みにいつものメンバと伊豆旅行を決行した琴葉。

当然事件がお出迎え。

八月のテーマはサイキック・ディテクティブ!

今週はまさに霧舎学園強化週間ですね。毎日更新毎日レビュー。前半かなり放置プレイだっため、頑張っております管理人。

さて、既刊の霧舎学園シリーズの中で個人的にベストだと思い込んでいるのが、この『八月』だったりします。作中で保少年が棚彦にしかける推理ゲームも上質で、1冊でふたつの謎が楽しめるという、おいしい一作。

しかも、もうお約束となりました“おまけ”もふたつ用意されております。ひとつは云うまでもなく、巻頭に収録されております琴葉のグラビアでございます。

いやぁ、よくやるよ、ホント。

西尾維新だって、ここまで無茶なことはやりません。ミステリと銘打たれた作品で、ここまでぶっ飛んでるのは初めてです。『ヤングマグナム』ってなんすか?タイトルに、なんとなくいやらしさを感じてしまう自分が厭です。

そして、もうひとつのおまけは本自体に仕掛けられております。最初は作中でも登場している“カバーは八月なのに、中身のタイトルが五月”って仕掛けかと思ったんですよ。でも、そんな確信犯的誤植は出版界的にタブーだろうと。カバーを外してそんな確認をしていた私が、ふと感じたのは…やけにこの本重たくない??これです。ふたつ目のおまけはこれでした。作中のトリックにも関連しているこのおまけ。

いやぁ、よくやるよ、ホント(2回目)

というか、こんなことも可能なんですね。講談社で決めたノベルスの型ってものがあるだろうに。でも、今回のおまけは実用的(というか作中としっかりリンクしていて)良かったです。栞にしかならないおまけはいらない…。

さて、内容について書かねば。八月は(他の月と比べてという但し書きが付くが)ミステリとして無理が無い。しかも、タイトルとの激しい乖離も無い。琴葉ママ&ひろみが仕掛ける叙述トリックも、左右が入れ替わるトンネルトリックも、殺人犯を突き止める過程にも、無理が無い。ちゃんと伏線の回収されてゆくミステリは好きです。霧舎作品特有のまわりくどさは相変わらずですけれど。

そして、ラブコメ部分。いやぁ、本当に琴葉が嫌いです。なぜあの場面で中込椎奈に肝試しのパートナー役を譲る?なんだ、本命(彼女)の余裕か?行動が終始貫徹してないんですよ。突き放してみたり、飛びつき抱きしめてみたり。そんなかけひきいらんっちゅーの。本当に苛々させてくれてありがとう。

そんな琴葉に対し、棚彦の株は急上昇。「あかずの扉シリーズ」リンクとして登場してくれた咲さんの不吉な予言を具現化するために、棚彦がとった行動…いいねぇ。しかし、咲さんの予言では「死んでいるようにみえた」らしいのですが、巻頭グラビアの笑顔を見るに死を前にした(?)笑顔には見えないっす。元気ハツラツです。だからこそ、棚彦の行動がイレギュラー(死を回避させた)だという証明になるのかもしれませんが。まぁ、咲さんの予言ですから(あかずの扉読者にはきっとわかってもらえると思う)。

そうそう、この『八月』は『七月』と2冊同時発売(しかも、クリアケース付の限定版まで発売され、プレミアもついているという奇跡)だったんですよね。霧舎氏、全盛期でしたもんねぇ。そんな勇敢な霧舎氏をまた見たいものです。

では、次回は九月編…ではなく、「ライアーゲーム#7」感想でお逢いしましょう!あぁ、待ち望んだよ土曜日!!

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2007/05/25

『七月は織姫と彦星の交換殺人』 霧舎巧

七月は織姫と彦星の交換殺人―私立霧舎学園ミステリ白書 Book 七月は織姫と彦星の交換殺人―私立霧舎学園ミステリ白書

著者:霧舎 巧
販売元:講談社
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-天漢霧立上棚幡乃雲衣能瓢袖鴨-

笹乙女委員会より送られてきた短冊。これに好きな人の名前を書いて吊るせば…ふたりは結ばれる。

そんな短冊が交換殺人のチケット代わりに?

毎日更新、霧舎学園シリーズレビューでございます。もうそろそろ飽きてきためんどくさくなってきた愉しめなくなってきた危ない危ない、オブラートに包むこともできなくなってきました。

さて、七月編のテーマは交換殺人でございます。ミステリのジャンルとしては結構好きな部類に入るのですが(大嫌いな共犯モノとはちょっと違う)、解り辛い=筆者の力量が問われるジャンルでもございます。

結論から云わせていただきますと…

よくわからなかったよ、霧舎氏!

交換殺人云々が登場するのは、物語が3分の2近く進んでからなんだもの。タイトルをよく確認せずに(『七月』という部分のみ確認して本棚から抜き取った)読み始めた+ストーリーもすっぽり頭から抜け落ちておりました故、霧舎はなにが書きたいんだ?といぶかしむこと数回。なんだか、霧舎学園シリーズのタイトルって、似てないものまね師がまず名乗ってから芸をやるような感覚に陥らせますね。

さて、今回は『五月』で勃発したエミューのボーカル・ナオキ=幼馴染みのナヨくん?という問題に決着が付きましたね。まぁ、違うことはみんな感づいておったわけですが。しかし、ナオキは琴葉のどこが好きなんですかね?ナオキの元にも届いた≪笹乙女委員会≫の短冊。明かされた(短冊に書かれていた)のは好きな女性の名字のみ…もちろん羽月なわけですが…

まさか、羽月倫子虹川警察署長が好きだなんてオチじゃなかろうね??

普通にありそうで、怖くなってきました。まぁ、好きな人=琴葉パパ=モーホー決定!てなオチじゃなければ、もうどうでも良いです。

さて、七月編と「あかずの扉シリーズ」のリンクですが、『ラグナロク洞』に登場した早乙女教授が登場してきましたね。彼、殺人犯した後に『ラグナロク洞』に馳せ参じたわけですか…そんな記述『ラグナロク洞』にあったかしら?もうちょっとキャパの大きい脳が欲しいよ、本当に。

そうそう、七月編のおまけは≪笹乙女委員会≫から送られてきた短冊(和紙製)なわけですが、今回も栞以上の使い道が思い浮かびませんでした。どなたか、斬新な使い道を教えてください。

というわけで、霧舎学園シリーズも残すところ2冊。『八月』は結構好きだったような気がする。『九月』は厚いので、どうしようか迷い中なんですよねぇ。

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2007/05/24

『六月はイニシャルトークDE連続誘拐』 霧舎巧

六月はイニシャルトークDE連続誘拐―私立霧舎学園ミステリ白書 Book 六月はイニシャルトークDE連続誘拐―私立霧舎学園ミステリ白書

著者:霧舎 巧
販売元:講談社
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各月で趣きの異なる事件に遭遇する星の下に生まれた男女。

今月の事件は誘拐事件。しかも、誘拐されるのは本人たち!?

霧舎巧が贈るラブコメ×本格ミステリシリーズ、第3弾。

六月のタイトルも最高に恥ずかしい感じで、どうもありがとうございます。霧舎学園シリーズ第3弾、六月編です。

本作はミステリの出来はともかくとして(えっ?)凝った趣向(おまけ)に唸らされた一作。上記アフィリエイトでは帯カバーが外されており、仕掛け丸出しなのが不憫です(そう思うなら、貴女も書かなきゃ良いのに…)

そして、「あかずの扉シリーズ」とのリンクが激しい一作。この作品は『カレイドスコープ島』(「あかずの扉シリーズ」第2作)を読んでないと、おもしろさ8割減だと思います。「あかずの扉シリーズ」ファンとしては嬉しい限りなのですが。

まずは、お馴染みエロじじいの再登場。(ここからネタバレしてます…って、ここまでのレビューにネタバレが含まれていないと言い張るのか、自分。『カレイドスコープ島』のネタバレもあるかも…)じじいの助平度合は『カレイドスコープ』をお読みの方なら重々承知かと思いますが、あのエロさが犯人の不在を隠す“隠れ蓑”として利用されるとはっ!!『カレイドスコープ』を読んだ人ほど、月島幻斎ならやりかねん!とその罠にひっかかってしまうかも(私もその一人でございます)。

そして、高飛車女医も再登場。私は高飛車女医も憎めなくって好きなんですがね。好きと云えば、高飛車女医は後動さんラヴだと思っているのは私だけ?まぁ、後動さんにはちゃんとした彼女がいるし…絶対に報われない恋。高飛車、已む無し?(って、このセンテンスはまったく「霧舎学園シリーズ」に関係ないやね?)

ところで、今回は「あかずの扉シリーズ」とのリンクを織り込み過ぎて、肝心のミステリ部分が弱いったらないですね!!ラストの数十ページで無理矢理終息させた感満載。犯行に至った動機(相続的なもの)なんて、読者に一切提示されてませんもの。そして、棚彦が琴葉が囚われた場所を特定するきっかけとなった“O戸町”の読みの件ですが、真犯人ってその近辺に住んでるんですよね?近隣の町の読み方(しかも特異な)知らないってことあるだろうか…少なくとも、同じ県内にある町の読み方くらい知ってないとおかしいと思う(のは、本州に住んでないからでしょうか?まぁ、私も北海道にあるすべての市町村を空で云えたりはしませんが)

そして、ラブコメ部分も本作は弱い!錯乱の余り“父親の前でキス”はしましたが…特筆すべきはそのくらい?まぁ、棚彦が父親公認彼氏になった…ってことで、一歩前進?まぁ、今回も琴葉には苛つかせていただけて、嬉しい限りです。彼氏が他の女性からメモ用紙を借りたくらいで苛々してたら、男女交際なんてできませんぜ?

そうそう、『五月』のレビューで“五月号と「あかずの扉シリーズ」のリンクってなんだったんだろう?”と書いた私ですが、保少年の警視庁へのハッキング行為がリンクだったんですねぇ…解り辛っ!!六月は保少年の活躍が殆ど無くって、お姉さんは寂しいです。あのとんちんかん推理が好きなの。

このレビューを読んでもお解かりの通り、本作を愉しむ為には『カレイドスコープ島』の読了が必須な一作。まぁ、「あかずの扉シリーズ」を読まずにいきなりこちらから入る読者は少ないだろうと思いますが(なんてったって、あの表紙このタイトルですから)。それでは、『七月』レビューでまたお逢いしましょう。

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2007/05/23

『五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し』 霧舎巧

五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し―私立霧舎学園ミステリ白書 Book 五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し―私立霧舎学園ミステリ白書

著者:霧舎 巧
販売元:講談社
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-女が謎を紡ぎ、男が謎を解く-

霧舎学園に伝わる伝説を“事故”とはいえ達成してしまった琴葉。

裏バージョンの伝説を達成するために、今月も事件に巻き込まれる!?

「1冊45分」は云い過ぎだったにせよ、1冊1時間くらいで読めてしまう霧舎学園シリーズ。さっそく五月号もレビュー更新です。

しっかし、すごいタイトルですね。

「本屋で店員にこの本探してもらってこい」って罰ゲームが成立しそうな。絶対自力で探す!ってなもんです。(ちなみに私はネットで購入しました)

さて、五月号の付録は琴葉ちゃんの学生証です…いらねぇ。登場人物紹介で使われているものと同じっていうんだから、さらにいらない。当方、栞として使用させていただきましたが、他の使い道があればお教えいただきたいものです。

では、ミステリ部分レビューからサクッと参りましょうか。(またもや書いててネタバレレビューになったので慌てて警告文追加)今月は(タイトルからも丸解りなように)アリバイ崩しがメインとなっておりますが、この手の作品群は犯人が解っているからこそのアリバイ崩しであって、犯人をミスリードした上でのアリバイ崩しに意味はあったのかどうなのか(この点はまたもやあとがきで霧舎氏がコメントされておりますが)。

両親が愛読していた十津川警部を小学生のころから読んでいた私にとって、アリバイ崩しは時刻表とイコールなのですが、本作に時刻表は登場しませんので悪しからず。

そして、琴葉に届いた謎のメール(マッチョなウイルス付では無い方)。これが四月号の犯人から送られてきたメールだとのことですが…

なぜ刑務所(少年院?)からではなく、イギリスから??

結局捕まらなかったということなのでしょうか?情状酌量の余地は有りと云っても、罰を受けないってことは無いだろうに。イギリスが刑務所の隠語かとも思いましたが、時差がどうの、電話がどうのって云っていたので、そうではない模様。わからん。

本題ではないところに最大のミステリが潜んでおりましたか。

そして、ラブコメ部分。

うわぁ、むず痒い!!

ピンクと水色の新伝説を作り上げた二人でございますが、それって両思いです!ラブラブです!!って云い合ってるのと同義ですよね。いつ、いったい、どこでそんなやり取りが交わされたよ?琴葉ってば、ナオキ(新キャラ)が幼馴染みで“正しいメロンパンの食べ方”(←これも本シリーズに横たわる謎)を教えてくれたナヨくんじゃ?って云ってた側からその行動かよ!(だから嫌いなんだ、琴葉が)

まぁ、ナオキ=ナヨくんは勘違いで、実は棚彦(シリーズ2作目のレビューにして初めて探偵役の名前が登場した)=ナヨくんなんだろうと思いますが。ラスト(三月)あたりでメロンパンを食べる場面に遭遇し、正しい食べ方を棚彦がしたもんだから、「これって運命だったんだ!!」的結末になるのだろうと予想。

予想を裏切って欲しいとここまで思ったのは初めてかもしれない…。

そうそう、五月号と「あかずの扉シリーズ」のリンクってなんだったんだろう?「あかずの扉シリーズ」もかなり内容忘れてるからなぁ。きっと映画『ピンクと水色の天使』に関係した何かなんだと思いますが。あとで調べておくことにしましょう。

というわけで、サクサク読んでます霧舎学園シリーズ。この分だと6月のノベルス新刊に間に合いそうで嬉しい。

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2007/05/22

『四月は霧の00密室』 霧舎巧

四月は霧の00(ラブラブ)密室―私立霧舎学園ミステリ白書 Book 四月は霧の00(ラブラブ)密室―私立霧舎学園ミステリ白書

著者:霧舎 巧
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

-霧の立ち込める中、鐘の音が鳴ると共に口づけを交わしたカップルは永遠に幸せになれる-

そんな伝説を持つ霧舎学園へと転校してきた琴葉は、登校初日に伝説通りの事故キスをしてしまい!?

学園ラブコメと本格ミステリの融合。霧舎学園の1年は始まったばかり。

数日前に私は右サイドバー“掲示板?”にてこんな与太話を。

そうそう、6月のノベルスラインナップにすごいもの見つけちゃいました。霧舎巧『私立霧舎学園ミステリ白書 十月は二人三脚の消去法推理』…忘れてなかったのね!!1冊45分ペースで読めるので、再読でもしてみようか。

というわけで、初めてじゃないか??と自分でも驚愕の有言実行ぶり。霧舎巧氏といえば「あかずの扉シリーズ」なのですが、そちらのレビューは一作も無いのに…「あかずの扉シリーズ」再読は(そして新刊発売は)いつの日か…(かなり遠い目)

さて、この「霧舎学園シリーズ」は表紙を御覧いただくと丸解りなように

かなり購入し難い仕様となっております。

表紙を開くと霧舎学園の入学案内がフルカラーで挿入されていたりと、遊び心(かなり好意的に書いてみました)満載です。この遊び心は四月に限ったことでなく、雑誌のグラビアが挿入されていたり、プリクラシールが混ざっていたりします。これが発売価格を押し上げているというのなら、間違いなくいらねぇ。まぁ、すべてメイントリックを解読するヒントになっていたりするので、おもしろい仕掛けだとは思うのですが(六月の仕掛けは好きだったりします)。

さて、ミステリ部分。(書いててネタバレになってきたので、慌てて警告文を入れてみる)四月のメイントリックはかなり無理があるよなぁ…と思ったり思わなかったり。チア部のメンバが≪バスケットトス≫で落ちてきた被害者を受け止める…そうですかそうですか学園モノ要素満載ですね(棒読み)本格ミステリと銘打たれた作品でこれをやられると、かなり厳しいものがあると思います。まぁ、目指した路線が某「じっちゃんの名にかけて」だと云うから良しとしますが。

そして肝心の(えっ?)ラブコメ部分。私、主人公の琴葉ちゃんが嫌いで嫌いで仕方無いんです。彼女の優柔不断っぷりが読んでて腹が立つ。好きなのか?嫌いなのか?はっきりせんかい!!っていうか、事故チューしたからって、そんなに急速に好きになるもんか?どんな生娘やねん。どんな妄想女子やねん。そして、なぜにそんな娘がモテモテやねん!(←そうか、これが最大のポイントか)はぁはぁはぁ、息切れ。

主人公が生理的に受け付けない小説ほど読んでて苦痛なものはありませんが、では何故既刊シリーズ全作品を読んでいるかというと…

それはもう、頭木少年と「あかずの扉シリーズ」とのリンクがすべてと云っても過言ではなく。

四月では『ドッペルゲンガー宮』とのちょっとしたリンクしか見せませんでしたがね。これももう、六月が見物なんです。はい。

そして、霧舎氏によるあとがきで爆笑させられました。長文ですが引用させていただきます。

≪新本格回帰≫の作品に先があるとは思えません、とおっしゃった高名な推理作家の先生がおられます。また、私に直接、こんな作品を書いてたら、かつての新本格作家たちのようにおまえもそのうち何も書けなくなるぞ、と忠告してくれた先輩作家もいらっしゃいます。(中略)その時、私は心の中でつぶやいていました。

わかってないな-と。

涙で前がよく見えません。霧舎氏の新刊っていつから読んでないんだろう…嗚咽が止まりません。引用させていただいた箇所以外にもツッコミ所満載のあとがきは、本編よりも必読かもしれません…。

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2007/05/21

『フィッシュストーリー』 伊坂幸太郎

フィッシュストーリー Book フィッシュストーリー

著者:伊坂 幸太郎
販売元:新潮社
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「私は正義の味方になりたかったんですよ」

売れないロックバンドのラストアルバムが起こした奇跡の表題作。

そんなささやかな奇跡を集めた伊坂幸太郎短編集。

漸く読了できました伊坂氏最新作。デビュー間もない2001年の作品から、書き下ろしまで4編を収録。私が最もグッときたのは、「やっぱりか…」と思われたって良い、表題作の「フィッシュストーリー」。

いきなりネタバレしますが(伊坂作品はネタバレしてようがしていまいが、その良さに変わりは無いと個人的に思っている)ラストの「お礼は、その人のお父さんに」が良いですよねぇ。ハイジャック犯に立ち向かう息子(瀬川さん)が云う、「礼なら、父に」も最高。そのお父さんですが、冒頭のうだつの上がらないお父さんを読む限り、息子を正義の味方にしようとは思えないのですが…まぁ、気にしない気にしない。お母さんとの出逢いをきっかけになにかのスイッチが入っちゃったのでしょう。

「フィッシュストーリー」読書中の私の妄想だと、麻美(ハイジャック飛行機に乗り合わせた女性)は結婚直前になって瀬川さんと出逢い、破局→瀬川さんとビビビ婚をやらかすかと思ったのですが、さすがに飛躍のし過ぎだったようです。ついでに、あのハイジャック犯たちは売れないロックバンドのメンバたちでは?という妄想もしてみたのですが、さすがにさすがに跳躍のし過ぎだった模様。まぁ、私の妄想なんてそんなもんさ。

そんなお気に入りの「フィッシュストーリー」ではありますが、肝心の売れないロックバンドたちの件は「いらねぇなぁ…」とか思っちゃった悪い私。あの場面では切なくなれなかった悪い女。伊坂氏、ごめんなさい。

そうそう、「動物園のエンジン」も好きですね。河原崎のキャラがまさに伊坂節。「ポテチ」の今村もそうなんですが、どうしてあんな破天荒なキャラ造詣が可能なのか、本当に不思議。絶対に考えられませんが、間違って私が創作作品を生み出すことになったとしても、あんなキャラクタを創り出すことは絶対に不可能。まぁ、実際自分の周りにこんな人たち居たら、うっとうしくて嫌になるんだと思いますが。類は友を呼ぶ。超現実主義(趣味が妄想なだけ)の私の周りに、そういうキャラを持った人が居ないだけなのだと思います。

あぁ、肝心の作品内容について全然書いていないから驚き。「サクリファイス」なんてミステリ的なのに、まったく印象に残っていない罠。でも、やっぱり素敵な伊坂作品たち。こっ人的な伊坂ベストに変動はございませんでしたが、本作も愉しい時間をくれました。

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2007/05/20

「ライアーゲーム #6」感想

ライアーゲーム DVD BOX DVD ライアーゲーム DVD BOX

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2007/10/03
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先週更新した「#5」レビューが好評(たくさんの方に読んでいただけた)ので、今週も懲りることなくup。

いやん、秋山(松田翔太くん)の出番が少ないんで無い??

金歯いっけいから復讐を果たしきれていないことを明かされた場面もあっさりしたものだったし。エリー(黒服)から電話を受けた場面の背景色は気持ち悪いものだったし(背景の何かを消したのでしょうか?肌の色が気持ち悪かったです)しかも、次回予告で

リストラゲーム会場に秋山参上しちゃってるし!!

隔離された空間の外から、秋山がどうナオを助けるか、どう他のプレイヤーを騙すか…それが#6の見所ね?

とか「#5」のレビューで書いた私ですが、別に隔離された空間では無かった模様。

しかし、「このゲームには必勝法がある」という決め台詞…秋山が云うのとキノコ(フクナガ)が云うのでは、天と地ほどの隔たりがございますね!!

キノコ、気持ち悪い…。

あのパツパツシャツとカラフルスカーフはどうにかならんものか…。あのキノコに再び騙されるナオもどうかと思いますが(私だったら、最初にキノコに同盟の誘いを受けた時点で、その場ですべてのカードに名前書かせるね。書かないって云われたら、同盟なんて受けてやるものか!)他のメンバももうちょっと頭使えば良いのに。“とりあえず残る”ことに必死過ぎます。自分がトップ通過し、3回戦棄権かつ借金全額返済できる道を模索すれば良いのに。

さて、豹柄(エトウ)から明かされたキノコの作戦(というかMチケットの使い道)でございますが、契約書として成立しているMチケットの正式な文言が知りたい。絶対に抜け道があると思うんだよなぁ。そこを秋山が突いてくると思うのですが。次回予告の秋山の宣言「このゲームを支配しているのは彼女(ナオ)だ」(まだ数十分しか経っていないのにうろ覚え)がどんな意味なのか…興味津々。

そうそう、さっそく公式サイトに飛んでみましたが、早くも「#7」のあらすじが更新されておりましたね。トランプのカードを持った松田翔太くんの写真が素敵すぎて、お姉さん興奮!!来週の「ライアーゲーム」が本当に愉しみだ。

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2007/05/19

『骸の爪』 道尾秀介

Book 骸の爪

著者:道尾 秀介
販売元:幻冬舎
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割れた頭から血を流す仏像。

奇妙な心霊写真を再び撮影してしまったホラー作家・道尾が頼るのは?

霊現象探求所シリーズ、第二弾ここに開幕。

またもや逃亡、すみません。最近当ブロ愚を来訪してくださる方の殆どが『イナイ×イナイ』目当てなんだから、トップに置いておくのが親切ってもんじゃない?とか開き直っちゃったまじょ。です。すみません、自分を律することができなくて。

さて、本日のレビュー作品は『背の眼』に続く霊現象探求所(真備)シリーズ第二弾『骸の爪』です。『背の眼』レビューの際に、民俗学とミステリの融合!とか騒いでおりました私ですが、本作は民俗学テイストは弱め。バキバキの本格ミステリに仕上がっておりました。嬉しい悲鳴。

事件が起こるは山中にある仏所・瑞祥房。仏師(仏様を彫る職人)たちがむくろ(=もぐら)となって仏作りに勤しむ中、巻き起こる連続仏師失踪事件。失踪事件の裏には20年前の悲劇が潜んでおり、死んだと思われていた男が実は…?という素敵物語。

『背の眼』では真備の妖しいコネクションが事件解決に大きく貢献致しましたが、本作は推理が推理を生み出す、バリバリの本格。「名探偵、皆を集めてさてと云い」の標語(?)通りの展開に満足。伏線が次々に回収されてゆく様が快感。真備は前作で睨んだ通り、名探偵としての素質たっぷりです。でも、前作には真備の哀しい過去とリンクした切ないエピローグがついておりましたが、本作に霊の介入する余地は無かったため、その点がおざなりになっているのが残念。

犯人を改心(?)させる所作に某京極堂が見え隠れしましたが、“いきなり真実を突きつけても死者に憑かれている(と想い込んでいる)犯人を崩壊させてしまうかもしれない、少しばかり大仰な憑き物落としが必要だと思った”という真備の機転にはナルホドくん。そういう心遣いは民俗学的…というか都会的な名探偵には無い発想です。聖ヤヌアリウスの血とはよく云ったものです。このシリーズのこういうところが、好きよ。

というわけで、本作も満足させてくれました道尾秀介氏。このシリーズは続編が出ていないようですが、是非さらなる作品を!まだ読んでいないノンシリーズが概ね好評なので、これからの読書生活も期待できる。とりあえず『シャドウ』を早く読みたいものです。

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2007/05/14

『イナイ×イナイ』 森博嗣

イナイ×イナイ Book イナイ×イナイ

著者:森 博嗣
販売元:講談社
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今日も退屈な探偵事務所の一室。

絶世の美人が持ち込んだ依頼は、密室事件へと開花し。

森博嗣、新シリーズここに開幕!

5月最初の読書レビュー(えっ?)は森博嗣新シリーズ=Xシリーズ第一弾『イナイ×イナイ』でございます。

森先生、おかえりなさい!

今回の森作品はなんとミステリでした(苦笑)ようやく愚痴ではないネタバレレビューができる…というわけで、今回もネタバレ全開フルスロットルレビューと相成りますので、未読の方はご注意を。

まずは、13頁(物語開始3頁)で私が感じた感動を声を大にして伝えたい。

保呂草探偵物語、ここに開幕!!!!

前作『ηなのに夢のよう』レビューに於いて、新シリーズについてこんな風に書いた私。

願わくば四季とか萌絵とか、一切合財放り出して、本当に新しいシリーズを。
お願いですからW大へと旅立つ萌絵のためのシリーズなんてのは止めてね。

いやぁ、私が唯一許容できる保呂草ルート、保呂草フラグを立ててきましたか。やるな、森博嗣(って、貴女の為に執筆しているわけではないから)。結局、保呂草さんが殆ど登場しなくたって私はこれだけで、もう満足。新シリーズ期待できる。

オチをここで明かしてしまうなら、萌絵もおまけ的に登場します。W大の講師(助教授?助手?)として保呂草さんとニアミス。それまで椙田=保呂草に気付いていなくても(保呂草さんに特に興味の無い人は気が付かないかもしれないなぁ。Gシリーズは最早どうでも良いし)ここで気付ける寸法になっている…はず!

とにかく保呂草さんラヴな私の為に始まったのではないかと錯覚する新シリーズ。もしかしたら四季との絡みも出てくるかもしれませんが(小川嬢の前職場とか?)保呂草ルートからの絡みは全然オッケーですので。

さて、肝心のミステリ部分。今回はちゃんと新キャラが探偵役を務めます。不憫だ、C大三人衆。今回の探偵役=眞鍋瞬市くんはとにかく喋る。読者の代弁者的役割?お喋りな眞鍋くんについて保呂草さん(椙田さん)が次のように述べたのが印象的でした。

「理屈っぽいところは、たしかにある。しかし、そうやって言葉で話しながら考えをまとめるタイプなんじゃないか。ようするに頭のバッファが足りない証拠だ。まぁ、簡単にいえば、頭が悪いんじゃないのかな」

うわぁ、私なんて頭悪い筆頭じゃないですか!?このブロ愚も思いつくまま書いては消し、書いては消しを繰り返す私。バッファ、確実に足りない。というわけで、寡黙(あるいは性格悪)な探偵役が多かった森作品に新しい方向性。

喋りすぎて読者を煙に巻く作戦か?と途中で思ってしまうほどでした。まぁ、森作品によくある“謎は極々シンプルなのに、キャラクタが勝手にややこしくしている”手法のひとつかと。

今回のメイントリックは性別誤認トリック。まだ確認していないのですが、きっと地の文では“美人”という表記はあっても、“美女”という表記はないのだろうなぁ。森先生のことですから、信頼して良いかと。読書中に『月は幽咽のデバイス』『黒猫の三角』を連想した私もまだまだ捨てたもんじゃないな。なんとなくこの2作に雰囲気が近いと思いませんか?

というわけで、Gシリーズよりは素敵な作品に出来上がっていると評価しました、新シリーズ。次回配本(9月)『キラレ×キラレ』もXシリーズ。次回作はマイラヴァ・保呂草さんがもうちょっと活躍してくれると嬉しい。

そうそう、装丁も好きです。

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2007/05/13

「ライアーゲーム #5」感想

で、お茶を濁してみる。

すみません、またもやドロン中の管理人@まじょ。です。最近、読書モードへスイッチが切り替わらなくて、過疎ブロ愚への道を爆走中。ここらでなにか更新しとかないと…というわけで、昨晩鑑賞しました「ライアーゲーム#5」の感想でも御覧頂こうかと。

「ライアーゲーム」は春ドラマの中で「時効警察」の次に私の食指に触れた作品。でも、初回放送をそれはそれは見事にスルー致しまして(基本的にテレビを見るという習慣が無いので。一日スイッチが付かない日もままあります)、ご縁が無かったのね…と思っていたところだったのですが、GWに「ブレイブストーリー」の地上波放送を見た際に(あの短縮の仕方はすごいと思った。途中で辟易辟易。でも、ミツルという悶絶死寸前もろ好みの萌えキャラに出逢えたから許す)チャンネル変えるのも億劫で見てみた次第。

いやん、おもしろいじゃない♪

プレイヤー同士の騙し合いはそこまで高度じゃないので、知的ゲームとしての要素には物足りないものを感じてしまいますが、とにかくとにかく

松田翔太くん演じる秋山が超好み!

うふ。「花より○子」を当然の如く見ていない私としては、松田翔太くんと云えば「陽気なギャングが地球を回す」映画版の久遠イメージが強いのですが、うわぁ格好良い。あぁ、そんなにニヒルに笑わないで!お姉さん、ノックアウト寸前!!

というわけで、#4から奇跡の再会を果たし、一週間愉しみにしていた#5。生き残りを賭けた少数決ゲームで、持ち時間の6時間を遣う事無く“NO”に投票してしまった秋山。それも対戦相手たちの目の前で!!まぁ、なんの仕掛けの用意せずにあんな冒険に出るわけが無く、あのno.15の女と組んでるんだろうなぁとは思いましたが…まさか確約までは得られて無かったとは!うわぁ、生粋の詐欺師だよ。お姉さん(松田翔太くんフェイスの)秋山が目の前に現れたら、結婚詐欺だろうがなんだろうが引っかかっちゃうよ!!

というわけで、より美味しい条件(賞金)をno.15の女に提示することで、騙し合いゲームに見事勝利した秋山。そして、ゲーム棄権の権利(賞金の半分)を仲間に還元することで、可哀相な仔羊たちをも救ってしまった秋山。ナオに告げた「こんな茶番劇を仕掛けたライアーゲーム事務局の奴等の顔を拝みたくなった(完全にうろ覚え。でもこんな感じ)」という台詞は本心か虚偽か?

そんな秋山の切ない過去を教えてくれたのは渡辺いっけい。これまでの#(回)見てないので、ようわからんですが、渡辺いっけいって悪(ライアーゲーム事務局の人間)なんですよね?ナオもそんな人間の口車に乗せられて馬鹿だなぁ…と改めて。

まぁ、乗らなかったら話終わっちゃうんですが!!

そして始まる敗者復活戦=リストラゲーム。リストラされるのは当然2回戦で全員を騙したフクナガだろう…と思うのは浅知恵なんですね?公式サイトによれば、馬鹿正直なナオちゃんはうっかり口滑らせてピンチに陥るようですね。隔離された空間の外から、秋山がどうナオを助けるか、どう他のプレイヤーを騙すか…それが#6の見所ね?

というわけで、結構愉しませてくれる「ライアーゲーム」。過去の回をyou○ubeで探したのですが、まだupされていない模様。残念。来週の土曜日がこれまた待ち遠しいのです。

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2007/05/06

名探偵コナン「紺碧の棺」

劇場版 名探偵コナン 紺碧の棺 DVD 劇場版 名探偵コナン 紺碧の棺

販売元:ビーヴィジョン
発売日:2007/11/23
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本年も旅行をするでもなく、ただ呆けているだけという有意義なGWを過ごすことができました。至福。本は1冊も読まず、映画とビデオとゲームという怠惰っぷり。というわけで、右サイドバー掲示板?にて宣言しておりました名探偵コナン「紺碧の棺」レビューにて復帰第一弾と致したい、と。

(個人的に)歴代劇場作品のうち最高傑作との呼び声高い「探偵たちの鎮魂歌」と同様、妹君と子どもたちに揉まれて観て参りましたのよ。妹君とGWにコナンを観に行くのが定番化しそうな予感です。劇場版12弾の製作も決定した模様ですし、

コナンが新一に戻るのはいつの日か…来年はまだ無理ですか…。

さて、ここからは当然ネタバレレビューです。ネタを割って割って割りまくりますので、まだ御覧になられて無い方はご注意を。割るようなネタも無い…という噂もございますが。

掴みは高木&佐藤刑事の首都高バトル。佐藤刑事、只者じゃないとは思ってましたが…元走り屋ですか?一般人があんな華麗なドリフト決められてたまりますか。でも、「迷宮の十字路」で平次がオフロードバイクで疾走したときのような(CG利用による)背筋が凍るほどの違和感は感じなかったので良かったです。

そこから舞台は一転。小五郎がパズルを解いて得た賞金で、旅行に出掛けた毛利一家&少年探偵団&鈴木財閥令嬢。そこで遭遇する事件と深海で眠る財宝が今回のメインテーマです。劇場版ではいつもスポットを当てる人物を変えてきますが、今回は蘭&園子にそれを当てますか…ちょっと線が弱いのでは??

まぁ、蘭の超人ハルクぶりは健在でしたが。もうねぇ、素手で鮫に挑もうなんて…人間とは思えない荒業です。普通は喰われます。トレジャーハンターだって大人しく喰われたのに…CIAの皆様は早急に蘭をスカウトするべきかと。あとね、蘭&園子が背中合わせで敵と相対する場面…あれ?園子、剣道出来たんだっけ?と一瞬錯覚しましたが、やっぱりなにも出来ず!!ふたりの女海賊を擬えたわけですが、せめて和葉あたりなら様になったのに。

和葉と云えば、今回は平次&和葉の“へ”の字も聞こえてきませんでしたね。トレジャーハントと云えばキッド様だと思うのですが(すみません、こじつけです)そちらも登場しませんで。やっぱり「探偵たちの鎮魂歌」は奇跡だったんだ、と。平次やキッド様はおまけ的要素で登場させるにはキャラ強すぎるんでしょうね。彼等を登場させるなら主役クラスの扱いじゃないと…みたいな?でも、高い入場料を払った身としてはそのくらいの腐女子サービスはしていただきたいものです。

というわけで、そろそろ事件について語りましょうか。ふたりの女海賊が残した財宝を巡って起こされた事件たち。今回は暗号の出番が多かったわけですが、難易度超低い!!あの難易度なら阿笠博士の駄洒落クイズの方が難しかったのでは?もう、数字がアルファベットを示している…っていうの止めようよ!!そして並べる前から答えがわかってしまう観客…サブタイトルだからね。でも、ジュリロージャー(海賊船)→髑髏の姿をした頼親島→ふたりの女神像が入り口って、そんな暗号解かなくたって妖しい場所そこしかないじゃん!!と突っ込むのも虚しくなるほどのレベルの低さ。

劇場版の特徴といえば終盤のハラハラドキドキ感だと思うのですが、本作はそれも無く。海賊船で洞窟から脱出するシーン…耐久性がどうとか云うつもりはもうありません。でも、あのくらいの脱出法ならコナンじゃなくても思い浮かぶから!!そして、コナン用酸素ボンベが実は無いことを蘭が見抜くシーン…あれ?デジャビュか?これどっかで観たぞ??てっきり、キッスで酸素口移しかと思ったのですが。

あぁ、ダメだ。愚痴ばっかりだ。でも、実際のところ劇場版として公開できるほどのボリューム無いですよね?テレビスペシャルだって云うんならまだしも。というわけで、腐女子満載過ぎるので、書くの止めようと思ってたのですが、もうこのネタでしか褒めることができない。

コ哀満載でございましたね、本作!!

「あら、私はいつから貴方の助手になったのかしら?」
「助手じゃなくて相棒だよ」「頼んだぜ、相棒」

あ、あ、相棒ですって!?(悶絶)

顔がにやけるのを止めることができませんで。暗くて良かった映画館。本作のナンバーワン名台詞です。そして、攫われた蘭&園子を助けるために頼親島に向かう決意をするコナンに哀ちゃんがかける一言。台詞自体はもう覚えてないのですが(「頼んだわよ」だったか「気をつけてね」だったか)視線を合わせることはなくとも、伝わる想いってやつですか?あのクールな関係にまたもや悶絶。コ哀の間で交わされるアイコンタクト回数の多さがその信頼の証。

コ哀信者はもう絶対に観た方が良いです。初めて心からオススメできた。コ哀シーンだけもう一度だけ観たいと思わせる、コ哀の為の一本でございました。

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2007/05/01

みんなの読書癖●卯月の変

なんとか忘れずにお送りできました、みんなの読書癖卯月編…もとい卯月の変でございます。なぜ“変”なのか…それはランキングを見れば一目瞭然!!

もう、ミステリブログとはどの面さげても云えない…。

さっそく●ACRWEBランキング●からスタート。

1

逆転裁判4 プレイ日記2

158
2 逆転裁判4 プレイ日記4 147
3 逆転裁判4 プレイ日記5 143
4 逆転裁判4 プレイ日記3 114
5 逆転裁判4 プレイ日記1 95
6 ●辻村深月 91
7 ○名探偵コナン 90
8 『図書館危機』 有川浩 82
9 『ηなのに夢のよう』 森博嗣 77
10 『×ゲーム』 山田悠介 68

えーっと、逆転逆転逆転。何回逆転すれば気が済むんだ?ってくらい逆転裁判一色のランキング。いや、読んでもらいたい記事を読んでもらえているのは、ブロガーとして喜ばしい限りなんですが…当ブロ愚ミステリブロ愚なんですよね…まぁ、逆転裁判も広義のミステリってことで。そして下位は当ブロ愚常連の辻村深月氏、名探偵コナン、有川浩氏「図書館シリーズ」に森博嗣氏ですね。非常に順当。そ、そして10位の『×ゲーム』って…

みんな、そんなに酷評が読みたいなんて!

いや、実際あれを読んだら酷評も読みたくなるってなもんです。ちなみに次点は横山秀夫氏『震度0』、このワードでご来場くださった方の殆どはW○W○Wで放送予定のドラマ情報を求めての様子。すみません、これっぽっちも情報無くて…。

続いては●track word●ランキングです。

 1. 逆転裁判(289)
 2. 辻村深月(54)
 3. 震度(50)
 4. 名探偵コナン(44)
 5. 森博嗣(37)
 6. 山田悠介(30)
 7. 零崎曲識の人間人間(26)
 8. 有川浩(22)
 8. 図書館危機(22)
10.  毒草師(18)

track wordで289なんてカウント初めてだ…逆転ブラボー!!しかし、非常に申し訳ないワードが多数出没しておりますね。先ずは7位の『人間人間』…なんも情報も無くてすみません。「ファウスト」で連載が開始されたのでしょうか?そんなことも知らなくてすみません!そして10位の『毒草師』…あれですよね?高田さんとこのちょっとキテるお兄ちゃんの話ですよね?すみません、こっちもなんの情報も無くて!!でも、図書館予約してきましたので、そのうち(2ヶ月後くらい?)にレビューできると思います。

というわけで、今月も実にミステリブロ愚らしからぬランキングをお送りすることになりまして。そうねぇ、来月のトップはきっと森博嗣氏の『イナイ×イナイ』になろうかと予想されますので、ちょっとはミステリブロ愚らしくなると思います。

新シリーズがミステリならね!!

もう、なんの情報も無くて、本当にすみません。

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