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2007/04/05

『ランチブッフェ』 山田宗樹

ランチブッフェ ランチブッフェ

著者:山田 宗樹
販売元:小学館
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笑いあり、涙あり、ホラーあり。

まさにランチブッフェな短編集。

ご賞味あれ。

初めまして!作家、強化週間第4弾は『嫌われ松子の一生』を代表作に持つ山田宗樹氏です。『嫌われ松子』は映画も原作も拝見していないのですが(じゃなかったら、初めまして!強化週間に登場してないって)、BONNIE PINKの“LOVE IS BUBBLE”はカラオケで必ず唄います。シャッフルのビートが素敵。

って、全然関係ないのですがカラオケのお話をさせてください。私はカラオケに行くと必ず椎名林檎嬢を唄わせていただいております。当ブロ愚のレビューが妙に旧漢字を多用するのはその所為でござい。でも、十八番はYEN TOWN BANDの“Swallowtail Butterfly”でして…と、たまには管理人情報も吐き出してみようかと思った次第です。当ブロ愚にご来場くださるミステリ好きの皆様は、どんな歌をお唄いになるのかなぁと思いまして。コメントの際には是非皆様の十八番を一曲(笑)

さて、レビューしないと。それが私の仕事だった。

『ランチブッフェ』はこれぞ短編集!という一冊。収録されている6作、どれも異なるテイストが描かれております。こういう作品集は、読了後本当に満足できる。嬉しい。

一番好みだったのは「混入」。やっぱりミステリテイストの作品がきましたか。私もまだまだ捨てたもんじゃないな。最後にブラサイト社員のふたりが推理(?)する、事件の真相。優しい推理と、切なき推理。もちろん私が支持する推理は“切なき推理”なのですが、どちらも説得力があり、山田氏はミステリもいけるんじゃないかと思ったり(既にミステリ作品があったらお許しください。私のNO調査の所為です)。

ホラーテイストの「やくそく」「山の子」も良かった。ホラー作品は苦手とする私ですが、こういうプチホラー作品を短編で読むのは思ったより愉しめるものですね。「やくそく」のラストで父親が子供の手をぎゅっと握ってやるところで、鳥肌。

ブラックユーモアたっぷりの「電脳蜃気楼」も良かったですね。コサックダンス首相がチャーミング。クラウンとベンツの元ヤンが出てきたときにはどうしようかと(読むのを止めようかと)思ったものですが、しっかり落としてくれました(でも、オチは読めちゃいました)。

恋愛テイストの「二通の手紙」も良かったし、こう考えると表題作「ランチブッフェ」以外は良作でございましいたね。でも、6作まとめて『ランチブッフェ』な出来栄えでしたので、満足満足。初めまして!強化週間で一番のヒットだったかもしれない山田宗樹氏。『嫌われ松子』も唄うばかりでなく読んでみよう観てみよう。

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