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2007/04/30

『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』 酒見賢一

泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部 Book 泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部

著者:酒見 賢一
販売元:文藝春秋
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史上最大のぐんしー・諸葛孔明。

その宇宙レベルな思想に三国中に被害者続出!

諸葛孔明ファンには(いろんな意味で)堪らない酒見賢一の『泣き虫弱虫諸葛孔明』、待望の第弐部!

ご無沙汰しておりました。前回の記事更新は一週間以上前でございますか…どうやら私は孔明の奇術により時空を越えた模様。侮り難し、諸葛孔明!

というわけで、ネッ逃亡復帰第1弾は死ぬほど楽しみにしておりました酒見賢一氏の『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』レビューでございます。

三国志ファンは必読の名著でございます!

こんなに笑かしてくれる三国志がかつてあっただろうか…。私の三国志スキー遍歴は非常に邪でして、魏・蜀・呉の三国もうろ覚えなお馬鹿さんが、某「三國無双」シリーズにド嵌りし、その後「北方三国志」で勉強した…というアイタタタ経歴のプロトタイプを持ち合わせております。

ちなみにお気に入りキャラを恥ずかしげもなく披露するならば、
蜀:趙雲、姜維
魏:張遼
呉:周瑜、陸遜、孫権、ニ喬
といった具合で、腐女子度満点先生ブラボーなわけです(主に操作し易いキャラだと思っていただけると正解です)。

というわけで、腐女子代表の私でも充分に楽しめちゃう『泣き虫弱虫諸葛孔明』。

笑いを堪えるのに必至!!

第壱部では英語版『三国志』の「ヘイ!ブラザー!!」の件で大爆笑し、三顧の礼で終わるってか!?これからが良いところなのに!!と辛酸を嘗めたものですが、今回の第弐部も長坂波で終わるってか!?赤壁、赤壁はどこいった??と辛酸を嘗めさせられることに。

でも、そこまでの過程でとにかく笑かしてくれるから良いのです。酒見氏の描く三国志はとにかくみんなお馬鹿さん。劉備は情が厚いだけのお馬鹿さんだし、曹操は人材オタクのお馬鹿さんだし、張飛は無類の血と酒好きのお馬鹿さんだし、趙雲は天然素朴なピュアピュアお馬鹿さん(趙雲が北方三国志で突然嫁を連れてきた件が好きです)だし。そのお馬鹿さんのハイエンドが主役である孔明だっていうんだから、馬鹿が馬鹿の為だけに綴る馬鹿の為の三国志、ここに極まれり!!といった感じ。あの『墨攻』『後宮小説』の著者がこの作品を書いているだなんて…シンジラレヘン。

一応史実に則った形でストーリーが進むので、本当に“初めましての入門書”として選ぶのでない限り、歴史のお勉強にも…なるはず。まぁ、まだ赤壁も始まってないのですが。

とにかくお馬鹿な三国志ストーリー。史実サイコー孔明スキーな方には、間違いなく受け入れ難い作品でございますが、ゆるゆる大好きお馬鹿さんカモン!な方には絶対に読んでいただきたい一作。声を大にしてオススメ。赤壁以後が描かれる(であろう)第参部の発売がとにかくとにかく楽しみです。

逃亡復帰第1弾ということで、レビューもゆるゆるなのには目をつぶってくださいまし。

泣き虫弱虫諸葛孔明 Book 泣き虫弱虫諸葛孔明

著者:酒見 賢一
販売元:文藝春秋
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コメント

酒見賢一さん、三国志も書いていたんですね。どうしよう・・すごく読みたい。同じく無双シリーズから北方三国志で大ハマリしたので、三国志と名のつくものは端から読みたいんですけど、まだハードカバーみたいですね。うーん。読みたい。最初の作品でも3年くらい前みたいなので文庫化望み薄ですね。悩みます。

投稿: ソラチ | 2007/05/01 00:43

☆ソラチさん☆
もう、このレビューはソラチさんに向けて発信したと云っても過言ではない程、ソラチさんに読んでもらいたい1冊です。ソラチさんならきっと笑って許してくれるはず…。
結構評判良いみたいなのですが(第弐部も出るくらいなので)一般受けは望むべくもないので、文庫化は難しいかもですね~。私も文庫化の暁には購入しようと待ち構えておるのですが。
みんなお馬鹿な三国志ワールド。もう、大好きな1冊です。

投稿: まじょ→ソラチさん | 2007/05/01 20:36

こんにちは。
これは面白いですよね。
これ読んだ勢いで、酒見賢一さんの
「後宮小説」「墨攻」を再読、やっぱ面白いわ。
あまりの長さにまだ手が出せない「陋巷に在り」を
ついに読むかどうか、悩みどころです。
ところで「諸葛孔明」の第参部はいつになるのでしょうか。

投稿: 木曽のあばら屋 | 2007/05/05 18:03

☆木曽のあばら屋さん☆
コメントありがとうございます!
『陋巷に在り』はちょっと読んでみるかという軽い気持ちで読める長さじゃないですよね…かくいう私も読めずにおります。でも、酒見氏の代表作なんですよね、読みたいです。
本当に『第参部』の発売が待ち遠しいですよね!連載されている「別冊文芸春秋」自体は隔月発行されている模様ですが…もう本誌で読んでやろうかしら。
赤壁で孔明がどんな奇天烈な働きをみせるのか、とにかく楽しみです!!

投稿: まじょ→木曽のあばら屋さん | 2007/05/07 03:08

こんばんは。
今回もいっぱい笑えました。
み~んな、お馬鹿さんだったのですね。
納得です(笑)。
続きがとっても楽しみです。

投稿: 藍色 | 2007/05/25 01:59

こんばんは!
大好きなんです、この作品。玄人好みですよね、お馬鹿三国志。
本当に続きが楽しみ。赤壁を!私に赤壁を!!と熱望する読者がここに居りますので、酒見センセはやく続きを!!

投稿: まじょ→藍色さん | 2007/05/27 01:18

参部いつ出るのかな~

投稿: ああああ | 2011/04/29 10:13

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