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2007/02/11

『QED 河童伝説』 高田崇史

QED  河童伝説 Book QED 河童伝説

著者:高田 崇史
販売元:講談社
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河童の住むと噂される川で起こる連続殺人事件。

切り落とされた手首を持ち去ったのは…やはり河童?

河童の謎に挑むはやっぱりタタル御一行様。

お待たせいたしました、漸くQED新刊『河童伝説』レビューです。繰り返しになりますが、北海道は新刊の入荷が内地よりも2~3日遅い!!私が楽しみで楽しみで卒倒しそうな有川浩氏の『図書館危機』も祝日の関係で火曜にならないと入手できそうにございません。祝日をこんなに恨んだのは、本当にひっさしぶりでございます。

さて、『図書館危機』に負けず劣らず楽しみだった『河童伝説』でございますが…最近のQEDシリーズの悪いところが顕著に現れておりますね!端的に表現すると…

殺人事件発生

事件とは全く関係無いところで、史跡巡りに出かける一行

タタル薀蓄三昧

一行とは全く関係無いところで、勝手に事件解決

殺人事件と歴史薀蓄の巧妙な融合とかもう求めませんから、探偵役(?)のタタルさんに事件くらい解かしてやってください…

遂に薀蓄マシーンに成り下がった、桑原祟!

もう、がっかりです。おさらいと称して読み返した『式の密室』知識(野見宿禰関係)が巧いこと活かされて、河童薀蓄自体はすんなりと入ってきたのですが、如何せんミステリとの融合が皆無でした。ミステリ自体の題材もなかなか魅力的だっただけに残念。タタルさんと奈々ちゃん一行が合流し、ホテルで薀蓄合戦が始まるまでは、「すわっ!QED節復活か!?」と思わせる出来だったのに。

しかも、タタ奈々コンビに進展も無しですか…。序章も序章で毒草師を登場させて、薀蓄王子VS毒草師の火花バチバチ展開を妄想させておいて…あっさり“奈々ちゃんが毒草師の携帯番号を知っている”という現実を受け入れやがって!!何度でも云おう、ぎゃふん、と。しかも、タタルさんを今日こそは問い詰める!と息巻いていた沙織ちゃんも、口ほどにもない。その代わり…

放送禁止用語を連呼するセクハラ王子!!

今回のタタ奈々ポイントって、「奈々くんは素敵だ」だけですか?そんなんじゃ、満足できないんですよ、20代後半の乙女は!

あぁ、どうしよう。そろそろQEDに対する身の構え方を考えなくちゃならない日が来てしまうのかしら。次巻こそ、次巻こそ、どうぞよろしくお願いします、高田氏。

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コメント

すごいコトになってますねQED 勝手にどこか行くのはまだしも勝手に解決してたら凄いですよ

投稿: きりり | 2007/02/12 02:57

☆きりりさん☆
一応、探偵も謎は解き明かした模様なのですが、解決編自体は本人たちが勝手に演じてくれました。森先生の作品でもこういう手法を取ることありますが、それとはまた違うんですよね。薀蓄がメイン過ぎて、本当になおざり感が漂います。

投稿: まじょ→きりりさん | 2007/02/12 14:17

読み終わりました。
いや~、きつかったですよ。
僕は河童の薀蓄についていけなかったので、これだけ事件がグダグダだともう、つまらなかったとしか^^;;

やっぱり一番の見所は放送禁止用語ということで(笑)。

投稿: たいりょう | 2007/02/18 17:08

☆たいりょうさん☆
いやぁ、本当に厳しかったですね、QED新刊。もう完全にミステリとは呼べない。もう、そろそろ見限る勇気も必要かもしれません。せめて、タタルさんと奈々ちゃんの最後さえ見届けることができれば…って、それはシリーズの終焉のときですかね?
あの、放送禁止用語は大丈夫なんでしょうかね?有川浩氏の図書館シリーズの世界なら、ソッコーで検閲かかりそうですけれど。その検閲を止めるために堂上教官にもしものことが起こったら…という妄想ワールドに突入してお茶を濁すことに致します。

投稿: まじょ→たいりょうさん | 2007/02/18 22:49

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[[img(http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31839237.JPG)]] {{{ 河童が住むといわれる川で、手首を切り落とされた遺体が発見される。さらに片腕を切り落とされた別の遺体が川に浮かび、連続殺人事件の様相を呈してくる。同じ頃、相馬野馬追祭に来ていた棚旗奈々一行は、一人河童の里、遠野まで足を伸ばしていた桑原崇と合流。事件の真相が明らかになると同時に、河童に隠された悲しい事実も解き明かされていく……。 楽天ブックス紹介より }}} ..... [続きを読む]

受信: 2007/02/18 17:05

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