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2006/11/25

『ネコソギラジカル(下)』 西尾維新

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い Book ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い

著者:西尾 維新
販売元:講談社
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ついに迎えた世界の終わり。

それは敵の所為でも、人類最終の所為でも無く、愛する青色の所為だった。

戯言シリーズ大団円、お別れなんてしたくない!

シリーズ作品を絶頂期に終わらせるのって、本当に潔く格好良いことだと思うのですが、やっぱり寂しいですよね。しかも戯言は

シリーズ通して振りまいてきた伏線をまったく回収せずに終焉!!!

結局そこなんです。いーちゃんと青色の過去とかいーちゃんの本名とか、とにかくいーちゃん関係あっさり未回収。せ、せめていーちゃんの本名くらい。狐さんにラストで宣戦布告したときに公表してくれたって良かったものを。まぁ、ネットで調べましたけれどもね。『クビツリ』のあのヒントで解き明かそうっていう剛の者はすごいねぇ。

というわけで、『クビツリ(下)』の副題は『クビキリ』と同じく「青色サヴァンと戯言遣い」、やっぱり戯言の主人公は青色と戯言遣いなんですよね。青色と居る世界こそが戯言遣いにとっての世界なのです。その青色が世界から消えれば…下巻の焦点はそこです!

にも拘らず!!!

青色の登場、最初と最後だけ!!ぎゃぼ!!!中巻ラストがあの衝撃的な一文でしたので、どれだけ青色出ずっぱりなのかと期待してたのに。どれだけ青色好っきゃねん、自分。

狐さんとのバトルもあっさりと停滞。降伏宣言して親子水入らずの隠遁生活でございますか。別に狐さんとのバトルなんて、かなりどうでも良かったんですけれど(あっ、云っちゃった!)大風呂敷広げたわりにアレじゃあねぇ。

でも、絶対にバッドエンドだと確信していた私にとって、あのハッピーエンドは嬉しい誤算。偶然持って生まれたサヴァンとしての才能をいーちゃんとの未来に活かした青色。青色が青色でなくなるのは青色スキーの私にとってとてもとても哀しいことなのですが、青色が自分で望んだ幸せなら良いや。直ちゃんもきっと目を細めて見守ってくれることでしょう。

そうそう、エンディングで思い出したのですが、潤さんの「親父がまた-何か、するつもりらしいぜ」は一体どういうことなんでしょうね?いや、いーちゃんがあそこで狐さんを殺していれば、いーちゃんはきっと世界から逸脱したモノになってしまったのだと思いますが。また何かするつもりなら、狐さんはなにを持ってして「死んだ」状態になったのか?初志貫徹してないじゃないですか?狐さん、私的にかなりどうでも良いんですが、ミステリ好きとしてこういうところ気になります。

というわけで、戯言シリーズの大団円としては(かなり期待していただけに)ちょっと不満の残るラストなのですが、青色が幸せならもうそれで良いや。西尾氏、いつか青色といーちゃんの過去について描いてくださいね?(まさか、特に考えてないなんてことは…?)

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コメント

え〜わからぬまま終わるのですか! それとも再度ひっぱるつもりなのか? ん〜この前の巻(まんがじゃない)が図書館にずっとなく読んでおりませぬ 最後まで楽しみに読みます

投稿: きりり | 2006/11/29 10:14

☆きりりさん☆
うわぁ、ネタバレレビューですみません!!
そうなんですよ。いっちばん気になる部分が隠されたまま終わってしまったんですよ!とにかく無念でございます。
でも、零崎シリーズに戯言キャラ逆輸入してくれたので、いつか過去の事件も明かしてくれるものと信じております~。

投稿: まじょ→きりりさん | 2006/11/29 22:40

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