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2006/09/14

TBSドラマ「カクレカラクリ」

み、観ました「カクレカラクリ」。原作読まずに食べた…もとい観たのですが、原作読んでたら最後まで観ていられなかったかも。

OPからして「金田一少年の事件簿」を連想させる作り。チープな作品のにほいがプンプンするな!と思ったら、予想通りの出来映え。

いきなり登場したゴスロリ女子。スウィングボーイこと平岡祐太くん演じる栗本くんがプレイしていたPSPの恋愛シュミレーションは実在するゲームなのでしょうか?気になる木。

そして、ゴーゴー夕張こと栗山千明ちゃんの登場。あそこで『銀河鉄道の夜』ではなく、夢野久作の『ドグラ・マグラ』あたりを読んでくださると“魔女”って感じで良かったのに。せめて『注文の多い料理店』で。栗山千明ちゃんはメルヘンじゃないよ、魔女だよ(栗山千明ちゃん好きです。鼻高っ!)ひざをちょこんと折って切符(?)を置く様が可愛かったです。

さらに、デビット伊東。なぜか背中に“真心”を背負っておりましたが、あれにはなにか意味があったのでしょうか?べんばあとんで出逢った謎の三兄弟も数字背負ってたしな。加藤成亮くん演じる阿部ちゃんも“プラネタリウム”って書かれたTシャツ着てましたね。でも、同じくTBSドラマ「STAND UP!!」で釈由美子が着用していたおもしろTシャツには負ける。やっぱり、奇才・堤幸彦じゃないと。

さらに風見おぼっちゃま(腰低っ!)と花山次女(彼女のファッションは可愛かったです)も登場し、冒険へ赴く5人が勢揃い。そういえば、銃を構えたおじちゃんの意味もどこへ?

カラクリ自体は3分もかからずに看破。花山家に伝わる石碑なんて、

まったくカクレてないじゃない!

原作の方でもあの難度なのでしょうか?もしそうなら森博嗣作品随一の低難度。120年もあの程度の謎が解かれなったなんて、説得力に欠けます。もちろん誰も本気で取り組んでいなかったってことだよね?と思ったら、泉谷しげるがチャレンジしておりましたか。うん、彼なら解けなかったかもしれない。

事前の妄想では、村全体にとんでもないカラクリが仕掛けてあって、いきなり巨大な建造物が飛び出してくるくらいのことは予想していたのですが、単なるカラクリ人形でしたか。でも、あのカラクリ人形素敵でしたね。あれがこのドラマの中で一番素敵でございました。

主要登場人物5人もみんな常識人で、森作品特有の天才肌がひとりもいませんでしたね。気の利いた台詞がひとっつも出てこない…森博嗣ファンとしては意味なしジョークのひとつもかましてほしかったです。原作ではそこのところどうなのでしょうか?

総括としては、もうちょっと森博嗣カラーを全面に押し出して欲しかったです。このドラマで森博嗣に初めて触れた方に、森博嗣の実力があんなもんだと思われたらショックです。原作読まないと解らないネタがあったと信じて、原作読んでから再度ビデオを観直したいと思います。

そうそう、コカコーラ社製品連発のCMですが、キムタクと渡哲也のジョージアCMの「ぼくはきみのシンデレラボーイ♪」のメロディが現在頭から離れてくれません。これが一番私の中に残ったものかも…。

TBS「カクレカラクリ」公式ページはコチラ

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コメント

はじめまして^^
本ブログランクの新着からやってきました。
私もこのドラマ見てたものでして。
森さんの作品自体読んだことないのですが、
このドラマのできは酷かったと思います。
うけたのはまじょさんもあげてらっしゃる
運転手の背中の真心くらいでした。
あと、栗山千明に関する印象が面白かったので
思わずコメントしてしまいました^^
あれがドグラマグラだったら確かに面白いですよね。
コアな読書ファンのみがターゲットですが。

投稿: シン@偽哲学者 | 2006/09/14 01:07

原作を読んでないので比較は出来ないのですが、映像的に堤幸彦氏の悪い部分の影響だけを受けてしまったような、中途半端な出来でしたね~。
謎解きに関してもすべて中途半端に終わってしまったような気がします。
それにしても加藤成亮の演技はちょっと酷かった^^;;
太一と玲奈のカップルの爽やかが救いだったかなあ。。。

投稿: たいりょう | 2006/09/14 07:21

どうしちゃったんだろうって言う結果でしたね
一番はたしかに、カクレカラクリがない!ってコトですよね
現物が見れるかと楽しみにしてたのに〜
ドラマとしてどうなんでしょう?
これで森さんが評価されたら嫌だ!ってそれだけですね

投稿: きりり | 2006/09/14 11:31

☆シン@偽哲学者さん☆
コメントありがとうございます!
栗山千明ちゃんに関するコメントがお気に召していただけましたか!彼女はやっぱり“すっきり爽やか”な作品にはどうも似合いませんね。どちらかというと“魑魅魍魎”みたいな言葉が似合う…。
シン@偽哲学者さんは森作品未読ですか…是非ともこのドラマの原作者が森博嗣だと云うことはお忘れになっていただきたいと切に願います。
またいらしていただけると嬉しいです!

投稿: まじょ。@管理人 | 2006/09/14 21:10

☆たいりょうさん☆
堤幸彦を意識し過ぎですよね!!そんな似非堤演出を見せられても…。堤作品が観たかったら、おとなしくTRICK観ますから、コカコーラらしい爽やかな作品を創って欲しかったです。
謎解きも「ミステリファンなめてんのか!」と云わんばかりで。どうやら森先生の作品とは似ても似つかないようなので、こんな暴言も吐けちゃったりします☆

投稿: まじょ。@管理人 | 2006/09/14 21:14

☆きりりさん☆
この作品で森先生の評価が悪い方に向かうのだけは勘弁して欲しいと切に思います。
まだ原作読んでいないのですが、きりりさんのレビューを拝見するに、全然違う作品になっちゃっているんですね…。カラクリ人形は原作には登場しないのですか。これはもう、原作ではなくてアイディア提供ですね。早く原作を読んで、この悪い印象を改善させなくては!!

投稿: まじょ。@管理人 | 2006/09/14 21:17

ということでまたお邪魔させていただきます^^
>どちらかというと魑魅魍魎
まったくもってその通りですよね。
もっとこう陰のある役がはえますよね。
もちろんコレで森さんの評価はできません。
原作が良くてもドラマや映画になるときは
駄作中の駄作になる作品も多いですから。
これはその最たるものだと思っています。

投稿: シン@偽哲学者 | 2006/09/14 23:13

まあ、ミステリ物を読まない人はそもそも誰の原作か気にしないでしょうからね~。でミステリ好きの人は大体ろくな映像にならないと知ってるという事で、森さんに実害がないことを祈っております。
でも綾辻さんの「霧越邸事件』のドラマ化よりは数段ましだったですよ(笑)。

投稿: たいりょう | 2006/09/15 10:14

☆シン@偽哲学者さん☆
再びのご来場&コメントありがとうございます!

>原作が良くてもドラマや映画になるときは駄作中の駄作になる作品も多いですから。

本当ですね。原作と同等という作品に出逢えることはあっても、原作を超えた!という作品には出逢えることってありませんよね。駄作中の駄作という作品になら山のように出逢えるのに…。やっぱり時間という制約のせいなのでしょうか?

投稿: まじょ。@管理人 | 2006/09/16 12:07

☆たいりょうさん☆
「霧越邸事件」のドラマは観たことないのですが、「カクレカラクリ」より数段落ちるってことは…そんなに酷かったのですか!?
森先生があのドラマを観て、どんな感想を持たれたのか聞いてみたいです。森先生のことだからご覧になられてないと思いますが…そんなもの観ている暇があったらパスカルと遊びます、とか仰いそうだわ。

投稿: まじょ。@管理人 | 2006/09/16 12:12

どうも、はじめまして。
「カクレカラクリ」のドラマ化、いい評判を聞きませんね(笑)。原作を読んでから、観たわけですが、楽しみにしていたカラクリの機構が全く出てこない!CGでもいいから再現して欲しかったです。
なんか話題になっている「霧越邸」のドラマ。舞台が冬ではなくて、夏だったと思います。もうそのあたりから、ヒドさは想像していただけるかと。

投稿: 加納ソルト | 2006/09/17 09:03

☆加納ソルトさん☆
コメントありがとうございます!
やっぱり原作では壮大なカラクリが仕掛けられていたのですか…TBSめ、制作費ケチったな。
「霧越邸」ドラマ…なっ、夏の舞台!?あぁ、なんかもうばっちり想像できました。ヒドイヒドイと云われるとどうしても観たくなってしまう天邪鬼な私。観よう観てみましょう。

投稿: まじょ。@管理人 | 2006/09/18 15:05

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» ドラマ『カクレカラクリ』を観て。 [たいりょうのちょっと一息]
昨日、森博嗣原作「カクレカラクリ」のドラマが放送されました。 公式サイトはコチラ→http://www.tbs.co.jp/kakurekarakuri/ 森作品の映像化はこれが初めてなんですかねえ?原作は読んでないですが、とにかく9時からTVに向いましたよ。 大学シーンから始まるオープニング、うーんいきなり不安が漂います。 主人公と思われる阿部朋成を演じる加藤成亮の演技が酷くないか、これ。ぶっきらぼうな演技をしてるのでしょうがたどたどしさの方が目につくなあ。 まあ、相方(?)..... [続きを読む]

受信: 2006/09/14 10:04

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