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2006/08/02

『詩的私的ジャック』 森博嗣

詩的私的ジャック Book 詩的私的ジャック

著者:森 博嗣
販売元:講談社
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僕はサインを残すだけ

君はそのまま眠るだけ

すべて、素敵なイーコールのために

第4カーブに差し掛かりました。

この『私的詩的ジャック』は、素敵なフレーズが多いのが印象的。いつもは最後にやっているfavorite wordをド頭でやってみようかと思います。

「じゃあ、中国まで行ったら」
「え?」
「私なら、行くよ」

これは、犀川の帰国を待てない萌絵に人類最強・国枝が仰った台詞。

「それは、たぶん、原理がわからなくても、問題が解けるようにするためだ」
「そっちの方がおかしいわ。それって、人を馬鹿にしていますよね」
「正しい」
「ありがとうございます」

これは、力学のレポート(私は力学がどんな学問かもわからない)を解きながら、犀川と萌絵が交わした会話。

「もし、何も出てこなかったら、どう説明していただけるのかしら?」
「失われたデータがどれだけ意味のあるものだったか、貴方たちに四時間はお話を聞いてもらいますよ」

これは、これは子どもを殺された藤井女史の言葉。

「私…」「明後日までは、とえも待てない」
これは、今は結婚できないね、と犀川に云われたときの萌絵の台詞。

そして最後に
「愛しているんだ」
「英語で言える?」
「全部、わかってるみたいですね」

ずべての真相。

『詩的私的』を読んだことの無い方にとっては、「なんのこっちゃい?」なレビューになってますねぇ。読んだことのある方だって、「あんたの備忘録に付き合ってられねぇぜ!」という感じ?

『詩的私的』の中で、私が最も腑に落ちないのは靴の事です。犀川が靴のことを怪傑ズバット云い当てるだけのデータってありましたっけ?少なくとも、そのデータは私の中には蓄積されていなかった。犀川&萌絵の進展っぷりに夢中で、事件を無意識下に終い込んでいたからですかね?

今回の事件は骨子はシンプルなのですが、ポエマーな彼等のポエティックな言葉に惑わされてしまった感が有り。

最後に、金子くんは好青年です。

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コメント

これは、「見立て」というほど「見立て」じゃなかったという印象が強いですね~。あと、ある意味シリーズの中では人間らしい動機だったような気も^^;

「じゃあ、中国まで行ったら」
「え?」
「私なら、行くよ」

これは印象に残ってますねえ^^

投稿: たいりょう | 2006/08/07 09:43

☆たいりょうさん☆
「見立て」と云われて、あまりピンとこなかった私。『私的詩的』はS&Mシリーズ好き度ランキングでも下位の方にランクインしてしまう一作なものですから…もにょもにょもにょ。
でも、国枝女史の名言に代表されるような詩的な一作だったと思います。

投稿: まじょ。@管理人 | 2006/08/07 20:42

はじめまして★
同じ内容を扱ったのでTBさせてもらいました♪

金子君、いい人ですよねw

投稿: あさり | 2006/08/23 22:09

☆あさりさん☆
コメント&TBありがとうございます!
金子くんは本当にいい人ですね!やるときゃやるぜ!守ってやるぜ!というその心意気がすごく好きです。金子くんに是非守られたい。是非守ってください…。

投稿: まじょ。@管理人 | 2006/08/23 22:56

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