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2006/08/20

『夢・出逢い・魔性』 森博嗣

夢・出逢い・魔性 Book 夢・出逢い・魔性

著者:森 博嗣
販売元:講談社
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テレビのクイズ番組≪クイズ・サーティ・女子大生です・お答えします≫に参加するため、那古野から上京してきた阿漕荘メンバ。

テレビ局で発生する殺人事件にまたまた巻き込まれ?

Vシリーズ第4弾!

も、残り10冊のカウントダウンができるようになりますね。

この『夢・出逢い・魔性』の英語副題は「You May Die in My Show」。『封印再度』と趣向としては同じですが、文章が長い分こちらのほうが秀逸かな?と思っております。内容との整合性ならば『封印再度』に軍配が上がりますが。

さて、この『夢・出逢い・魔性』はれんちゃん大活躍。ちょっとだけ、れんちゃんらしくない行為と云えますが、それは青少年として可愛い女の子に頼まれちゃったら断れないというか、好みの女の子に泣かれちゃったら青少年として放っておけないと云いますか。とにかく、邪です(←違うって)

そういえば、れんちゃんの女装についてレビューしたことは無かったですね。この女装は「小鳥遊練無をよく知っている人間にとっては当たり前のことであるし、知らない人間にとっては練無が女装をしていることにも気が付かないのだから、誰にも迷惑をかけない」というスタンスのものです。そもそも、女性はの男装については“男装の麗人”なんて言葉があり(宝塚もある)一般的に許容されているのに対し、男性の女装ってどうして変態的行為と見做されてしまうのでしょうか。最も考えられるのは報道番組等でこの手の行為が犯罪行為として取り扱われるケースが多いからでしょうか。れんちゃんのようにその女装がとても似合っていて、誰にも迷惑がかからない場合については全く問題ありませんよね。誰にも不快感を与えないし。もし、れんちゃんほど女装が似合わないケースについては自宅でこっそり女装をすれば良い。どうしても女装を披露したい場合には、そういった趣向を持つ方が集まる場所(ありますよね?)で披露すれば良い。ただ、それ以外の場所で披露し、他人に不快感・不信感を与えてしまった場合は報道の対象になる。報道される場合は大抵、変質的な行為として紹介される。その思考が周知のものとなる。よって、女装そのものが変質的行為として認識されることになる。

うん、長々書いた割にわけわかめな様相を示しておりますな。ようするに、女装なんて個人的な趣味趣向なので、誰にも迷惑がかからないならば他人がどうこう云う筋合いはないということです。『夢・出逢い・魔性』はテレビ局を題材にしたミステリでしたので、ちょっと報道に対する警鐘と共に書いてみたかったという程度なのですよ。つまり、私のスタンスとしてはれんちゃんの女装が見たいということです。

さて、この『夢・出逢い・魔性』は○○トリックが使われているのですが、これには「10年後人類は滅んでいませんよね?」的な文章のレトリックを使って読者をミスリードさせようという森先生の意図が感じられます。このトリックを知っていて読んだ私だって、地の文で嘘書いてあるんじゃないの?と3回読み返しましたもの。キャラクタ的には私とっても好きな方でしたので、またどこかで登場して欲しいな、と思います。まさかGシリーズの正体不明なあの方?(←無い無い)

トリック的には若干アンフェアかな?と思いますが(十戒か二十則に抵触している)れんちゃんがかわゆいので良いや。

さて、最後に今日のへっ君のコーナー。今回もへっ君自身の登場はありませんでしたが、東京のお土産といえばひよこだと云うへっ君のこだわりに私も同意したいと思います。そうそう、コーンフレークをお腹一杯食べられて本当に良かったね、へっ君。

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コメント

わ〜追い抜かれてしまう〜 私は朝、魔剣を読み終わりました
読み終わるまで このタイトルはセンスないわ〜とか思ってたんですよ
気がつかなかったんですよね
謎解きは、こんなとこから?と言う肩透かし感はありましたね
私もへっ君がコーンフレーク喜んでると思うとうれしい

投稿: きりり | 2006/08/21 13:36

☆きりりさん☆
確かに、この日本語版タイトルはセンスないかも(笑)普通、英語副題まで気にしませんしね。森博嗣に出逢っていなければ、今だって気にしなかったろうと思います。
トリックの肩透かし感も強いですね。稲沢真澄さんだけがこの作品の収穫かもしれない…稲沢さんもう登場しないけれど…。
早く『魔剣』を読んで、きりりさんを追い抜かなくては!『魔剣』は各務さんも登場するし、結構好きな作品です!

投稿: まじょ。@管理人 | 2006/08/21 23:41

僕も森博嗣さん好きです。
これって夢で会いましょうもかかっているんですかね?

投稿: マミー | 2013/03/14 11:09

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