『捩れ屋敷の利鈍』 森博嗣
| 捩れ屋敷の利鈍 著者:森 博嗣 |
エンジェル・マヌーヴァ。それは保呂草が追い求める伝説の宝剣。
保呂草がそれに手を懸けたとき、現れたのは…西之園萌絵!?
S&MとVシリーズがついにリンクする!!
ラスト7にして、この衝撃作がついに!
保呂草VS西之園萌絵!!
この『捩れ屋敷』は発売当初“密室本”として発売され、中身が読めない仕様になっておりました。イヤラシイ雑誌の袋とじを開けるようなドキドキワクワク感を胸に、真っ黒な密室に手をかけたあの頃…中身はその期待に充分に応えてくれました!
ノベルス背表紙のあらすじは私ほどんと読まないので、赤いフェラーリが薄オレンジのビートルを追い越していったときには「まさかっ!」と胸躍りました。そして奇跡の西之園萌絵登場。西之園萌絵登場!いやぁ、密室本第一弾に相応しい、最高の一冊だとその時点で確信しました。まだエンジェル・マヌーヴァどころか事件すら起こってないのに…。
この『捩れ屋敷』で注目すべきは
ダンディズム・保呂草☆
西之園萌絵にすっかり興味を持たれたご様子。西之園萌絵に見え隠れする紅子の影を追っている…と云うほうが正しいでしょうか。その類似点に最初に気付いたのは保呂草ではなく、保呂草の古い友人でございますが。古い友人とは誰なのか?これがVシリーズ最大の鍵でございます(これは本文でも触れられているため、ネタバレにはならないですよね?)しかし、保呂草さん。エンジェル・マヌーヴァを手にしたことで、引退までお考えになっておられるようですが、まだまだ現役ではないですか。西之園萌絵をも魅了する、その手腕をまだまだ活かしてくださいませ。その魅惑のスマイルを私に!!
この『捩れ屋敷』には密室がふたつ(大密室と小密室と名付けましょうか)登場しますが、どちらも遊び心に溢れていて魅力的です。数学の授業では図形が最も苦手だった私は、大密室の構造を理解するのに若干の時間を要しましたが、『捩れ屋敷』を三次元化したモデルをネット上で拝見したことで、かなりクリアになりました。あんなもの本気で建設しようなんて、正気の沙汰じゃない。一度くらいならお邪魔したいかな?と思いますが、あんなところで瞑想するなんて真っ平御免ですね。忍者屋敷の斜め部屋ですら、ちょっと酔ってしまうのに…。その点、小密室の方は遊び心がそのまま具現化した可愛らしいもので、金持ちの道楽と表現するのに相応しいと思います。観察する時間さえ与えられれば、きっと解けるでしょう。だからエンジェル・マヌーヴァを私に下さい。そのまま保呂草さんにプレゼントする可能性は無視していただけると助かります。
って、長々と密室について講釈を垂れましたが、この『捩れ屋敷』の問題作たる所以はそんなところにはございません。なぜ紅子が「西之園萌絵に近づいてはならない」と保呂草に釘を刺したのか。そして、なぜ保呂草はその忠告に素直に従ったのか。本作に登場する保呂草の古い友人とは一体誰なのか。謎を残したままVシリーズは終焉へと向かいます。すべてが明らかとなる衝撃のラストまであと2作。しびれる…。
今日のへっ君は本作ではお休みさせていただきます。
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» 犀川助教授、やっぱ最高 [独身貴族への道~逆襲のチャーリー2006~]
「捩れ屋敷の利鈍」を読みました。 久しぶりの西之園萌絵との再会。 というより、犀 [続きを読む]
受信: 2006年8月28日 (月) 23時48分
» 『捩れ屋敷の利鈍』(☆3.6) [たいりょうのちょっと一息]
[[img(http://img.7andy.jp/bks/images/i9/31492529.JPG)]]
{{{
秘宝エンジェル・マヌーバが眠るメビウスの帯構造の捩れ屋敷。密室状態の建物の内部で死体が発見され、秘宝も消えてしまった。さらに、完璧な密室に第二の死体が!招待客は保呂草潤平、そして西之園萌絵。探偵は前代未聞の手法によって犯人を言て当てる。
}}}
ついに保呂草潤平と西之園萌絵が夢の競演(?)ですねえ。
た..... [続きを読む]
受信: 2006年9月14日 (木) 03時31分




コメント
なるほどなるほど。
でも、ここはやっぱり犀川先生だと思うんですけど、
いかがでしょうか(笑)。
まだ「赤緑黒白」を未読で残しているので、
衝撃のラストはまだ味わっていません。
どきどき。
投稿 チャーリー | 2006年8月28日 (月) 23時52分
☆チャーリーさん☆
伝聞だけで早々に真相に到達してしまう犀川先生はさすがですよね!犀川先生と保呂草さんがこの『捩れ屋敷』で直接対決をしていたら…それでも保呂草さんはエンジェル・マヌーヴァを手にいれていたかな?と期待します。
衝撃のラスト!なんて書き方をしましたが、特に衝撃でもなんでもなかったらどうしましょう…。私には衝撃でした!ということで許してくださいませ。
投稿 まじょ。@管理人 | 2006年8月30日 (水) 19時37分
えっと、これでほぼ○○と○○が同一人物という人間関係に確信が持てましたがいかがでしょう(笑)。
ともかく2人の競演(さらに国枝さん付き♪)はファンにとっては垂涎ですね~。
ところで、本のキャッチコピーにあった「探偵は前代未聞の手法によって犯人を言て当てる」とは一体どこだったんでしょう?(笑)。
投稿 たいりょう | 2006年9月14日 (木) 07時12分
☆たいりょうさん☆
「探偵は前代未聞の手法によって~」なんてコピーが付いていたのですか!テルテルテレフォンデレクティブならJDC総代(by清涼院流水氏)によって開拓されてますしね。でも、総代が実際に事件を解決した様は描かれてないのか…。
たいりょうさんの同一人物コメントには敢えてノーコメントで(笑)どうですか?大トリック解明でVシリーズの評価は上がりましたでしょうか??
投稿 まじょ。@管理人 | 2006年9月14日 (木) 20時52分