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2006/08/14

FROM INSIDER TO OUTSIDER

中学校1年生レベルの英語力しか持ち合わせていない私(えいごづけがそれを証明済)。タイトルはこれが精一杯なのです。

せっかくS&Mシリーズを一気に読み切ったので、総括…というか個人的なランキングをやってみたいな、と。好き嫌いなんてまったく個人的な感情であって、十人十色。でも「あぁ、このブロ愚の管理人はこんな森作品が好きなんだ」と私を知っていただく意味も、このランキングにはあるのかな?と思います。

それでは、いよいよ、お待ちかねのランキングです。

 1.今はもうない(8作目)
 2.夏のレプリカ(7作目)
 3.幻惑の死と使途(6作目)
 4.封印再度(5作目)
 5.すべてがFになる(1作目)
 6.笑わない数学者(3作目)
 7.冷たい密室と博士たち(2作目)
 8.有限と微小のパン(10作目)
 9.数奇にして模型(9作目)
10.詩的私的ジャック(4作目)

以上の結果…で本当に良いのかとしばし悩む。いや、実際のところ2~4位のあたりはかなり迷いました。できれば同位入賞にしてあげたい。でも、それじゃあせっかくのランキングの意味が無い!!

このランキングについては、自分が物語に容易にのめり込めたか?が焦点となっております。読むのがしんどかった作品については、自動的に下位へとランクイン…『詩的私的』は結構辛かったですね…。その点、『今はもうない』なんて、あっという間の読了でした。『今はもうない』『夏のレプリカ』に関しては、根底に流れるトリックが私のリズムと一致するというか、もう純粋に好みです。好きです。

でも、下位の作品だって、そこらのミステリ読むよりはずっとずっと面白いと感じましたし、森作品のクオリティの高さにいつもいつも驚かされました。どの作品を除いても、シリーズは成り立たないというか、彼女たち(多くは西之園萌絵)の成長の過程をじっくりと読ませてもらったというか。もう人格形成は終了しているとも云える犀川先生までもが、この10作であれだけ変貌を遂げられたのですから。

森作品の魅力はなにか?と聞かれたら、私はいつも「スマートな文章に秘められた機能美」と答えるようにしています。日本語って、英語に比べるとどうしてもまわりくどい表現を使いがちですが、森作品では言葉の選び方ひとつをとっても無駄が無い。日本語の機能を充分に理解して使用されている感じがとにかく好きです。犀川先生の意味のないジョークだって、いつもいつも美しくって、あんな風に迅速な思考を手に入れることができたら、どんなに素敵なのだろう、といつも羨ましく思います。

Vシリーズではこの「機能美」が若干薄れる(というか、言葉で煙に巻いている)のですが、S&Mよりも好きなシリーズだったりしますので、頑張ってレビューを続けたいと思います!

終了まであと14作!

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コメント

ランキングですか? 今私も考えたんですけど難しいですね
私も上位4作はとても好きで、笑わない数学者が加わり戦いとなります
う〜でも決められない
と、またまたおじゃましました

投稿: きりり | 2006/08/14 12:32

☆きりりさん☆
きりりさんとは作品の好みが似ているみたいですね!『笑数』もあの内と外の概念なんか、くらくらっときて好きです。『すべF』は森作品すべての産みの親的作品として、5位くらいにランクインさせなくては!という、邪な感情があったことは否めませんね。
Vシリーズのレビューも頑張りますので(favorite wordの代わりに、今日のへっ君というコーナーを予定しております)またいらっしゃってくださいね☆ 

投稿: まじょ。@管理人 | 2006/08/14 18:43

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