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2006/08/11

名探偵コナン「ベイカー街の亡霊」

名探偵コナン・ベイカー街の亡霊 DVD 名探偵コナン・ベイカー街の亡霊

販売元:ユニバーサルJ
発売日:2002/12/18
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帰省の度にDVDを大量にレンタルしては、部屋に籠もる私。篭城作戦ですか?親がよく「なんのために帰ってきているんだか…」と呟きます。だって、実家の地域ではレンタルが安いんだもの。

さて、今回ももちろんコナンをチョイス。映画作品のレビューはこれで8作目ですか。結構頑張ってるな、自分。この「ベイカー街の亡霊」はホームズ&ジャック・ザ・リッパーの登場ということで、喜び勇んで劇場まで鑑賞に行ったという、苦い思い出が詰まった一作です。なぜ、苦い思い出かって?それはね…

期待したほど面白くなったからだよ!!

いや、ホームズファンには垂涎もののネタがたくさん詰まっているのですが(云い換えれば、ホームズファン以外の人間にはなんのこっちゃいなネタばかり)肝心のホームズが登場しないんじゃよぉ!!しかも、優作パパをモデルにしている割にはカッコよくないし…優作パパの魅力はやっぱりあの髭でしょ!?いや、優作パパファンにも垂涎もののシーンも山ほどあるのですが(だって、サブの事件を解決する探偵役ですもの)それにしたって、とびっきり魅力的なネタ(ホームズやらJ・T・Rやらロンドンやらのことを指します)を反則だろ!ってくらいに使っているのに、肝心の推理パートが弱いんだもの。

確かに、ひとつの作品に名探偵をごろごろ登場させる必要はないのですが(清涼院流水氏のJDCシリーズは別です)ホームズとコナンの夢の競演は見たかったさ!ただ、競演させてしまうとどうしても優劣が付いてしまうから、それは避けたかったのかな?とも思います。コナンにとって、いつまでも憧れであり、超えられない存在としてホームズが居た方が良いのかもしれません。それが羨望の対象ですから。

さて、御馴染みの有り得ないネタをいくつか。まずは、有り得ないわけではないが、どうしても云いたい、云わずにはいられない一言。

ワトソンはワトスンじゃねぇ!

嗚呼、こんな言葉遣いをしたら、睦子叔母様に叱られてしまうわ。でも、やっぱりワトスン表記は子供の頃から親しんできたホームズ作品が贋物だったと云われているような気がして厭なのです。私の中ではワトソンはワトソンなのです。

あとはね、コクーン(次世代ゲーム機)の中では怪我をしたり、警察に捕まるとゲームオーバーになってしまうとのことなのですが、拳銃で撃たれてしまった元太くんや、ウィスキー瓶で殴られた歩美&光彦チームがゲームオーバーになる理屈はわかるのですが、像の下敷きになったわけでもない哀ちゃんがゲームオーバーになってしまうのは解せない。いや、もっと哀ちゃんが観たかったという哀ちゃん贔屓の戯言なんですがね。哀ちゃんがあれでゲームオーバーなら、最後のコナンもゲームオーバーだろうと。戯言なんですけど。

今回の大ボス・ヒロキくんに関しては切ないですね。彼の最後の一言、「人工頭脳はまだ生まれるべきではなかった」(←既にうろ覚え)がぐさっときました。天才とはいつの時代も理解されないものなのでしょうか。ガリレオの地動説だって、認められたのは彼の死後だったわけですし。天才とは、生まれてくるのが早かったからこそ天才なのでしょうか。

「ベイカー街の亡霊」は悪くないけど、中途半端にマニア向けにするなら、徹底的にマニア向けにして欲しかったという、ちょっと中途半端な作品という印象。悪くないのですけれど。

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