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2006/07/31

えっ?ちょっと、どういうこと?

名探偵コナン、実写化ってどういうこと?

えっ?えぇっ?

私の108つの煩悩をフルに活動させても、
処理速度が追いついてゆかないんですけど!

ちょっと落ち着こう…。日本語すらもおかしいよ、自分。

やほおニュースはこちらから。
公式サイトはこちら。公式って…間違いないってことじゃん!

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『笑わない数学者』 森博嗣

笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE Book 笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE

著者:森 博嗣
販売元:講談社
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オリオン座を模した三ツ星館で開かれるパーティに参加することになった犀川&萌絵。

そこは、偉大な数学者・天王寺翔蔵博士の住処だった。

消えるオリオン像と殺人事件の謎とは?

第三次試験です。

森博嗣作品ではすっかり御馴染みの英語副題ですが、この『笑わない数学者』の副題は秀逸だと個人的に思います。「MATHEMATICAL GOODBYE」…趣がありますね。『今はもうない』の「SWITH BACK」もらしくって好きだわ。一番のお気に入りはやっぱり『夢・出逢い・魔性』ですが。

さて、この『笑わない数学者』は森作品の中でも数少ない“トリックも犯人も解った”作品のひとつです。他の方のレビューを読んでも、こう書かれている方は案外いらっしゃいますので、やはり容易なのでしょう。問題がシンプルだし、何から考えてゆけば良いのか明確ですからね。「問題は思考によって解決したまえ」とは天王寺博士の言葉ですが、現象を目撃していないからこそ、冷静な思考が保たれる。客観性は解決への近道です。

しかし、犀川先生ってこんなに女性にもてましたっけ?『すべF』のガンダム・島田に、『冷たい博士』のミニスカート・船見、そして『笑わない』のデザイナ・片山。まるで浅見光彦シリーズを読んでいるかのような既視感を覚えました(笑)女性が膝に手を置いたくらいで、思考を停止させないでください、犀川先生。

森博嗣氏はシリーズ三作目にして、特有の“読者を煙に巻く”手法を確立されていらっしゃったのですね。再読したからこそ解るこの浮遊感。天王寺博士は天王寺博士であったと私も定義したいと思います。

それでは最後に『笑わない』のfavorite wordを。

「防御することは、いけないことですか?」
「君がトーナメントの最後で負けたビリヤードと同じさ」

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2006/07/30

『冷たい密室と博士たち』 森博嗣

冷たい密室と博士たち Book 冷たい密室と博士たち

著者:森 博嗣
販売元:講談社
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氷点下20℃の低温度実験室で起こった密室殺人事件。

3つの密室と4つの死体の謎に犀川&萌絵が挑む。

S&Mシリーズ第二弾。

第二局でございます。

『冷たい密室と博士たち』は『すべF』と比較して、如何せんインパクト的な問題で劣ってしまいますが、『冷たい博士』の方がミステリの在り方として正しいと思っております。

ただ、○○ってどうよ?

私、ミステリは大好きだけれども、この○○解決ものって好きじゃないんですよね。犯罪を犯す人間の心理としてフェアじゃない気がして。○○で犯罪を犯すくらいなら、電車を山ほど乗り継いで不在証明を作って欲しい。「どうだ、君にこの不在証明が解けるかな?」くらいにふんぞり返って欲しい。この○○嫌いについては二階堂黎人氏『稀覯人の不思議』のレビューで一度触れておりますので、○○って何じゃ!と云う方はそちらをご覧ください。(ネタバレになってます。というか、ネタバレ警告してから↑の文句を云えよ自分、と今更ながらに思います。申し訳)

以上のような理由から、『冷たい博士』を読むのは二度目なんですが(なんとっ!)密室トリックの解説もこんがらがっていて、読むのがめんどくさくなりますよね(おいっ!)トリックとしてはシンプルで解り易いのですが、解説が難解なんですよ。犀川先生らしくない。まぁ、探偵役も二度目ですし、ずばっとやっちゃってくださいというのも酷な話ですか?

『冷たい博士』を読む上で、重要なポイントはあくまで2つ。喜多先生の登場と、国枝事件です。私の中では、この2つを押さえるためだけの作品となりつつあるのですが(嗚呼、森先生ごめんなさい。でも、好きです)この2つはS&Mを語る上で大きなファクターとなりますので、その意味では重要な作品なんですよね。

国枝事件なんか、特に!

シリーズ2作目でこの国枝事件をうちゃってくるところが、森先生のすごいところだと思います。普通なら…5作目くらいで持ってくる話題ではないでしょうか?この国枝事件があって、国枝ファンが増加したに違いない。国枝桃子になにがあったのか?ですよ。とにかく、要チェックです。

『冷たい博士』につては、ミステリの在り方として正しいけれども、もっとコンパクトにまとめることが可能な題材だと思っているので、私の中では評価はあまり高くありません。犀川先生が女性のミニスカートをついつい気にしてしまうエロ親父と化しているからでは、決してありませんのでお気を付けください。

最後に『冷たい博士』のfavorite wordを。

「責任と責任感の違いがわかるかい?」
「字数が違うわ」
「押しつけられたものか、そうでないかの違いだ」

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2006/07/29

『すべてがFになる』 森博嗣

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER Book すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER

著者:森 博嗣
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

孤高の天才・真賀田四季の住む、孤島の要塞・妃真加島真賀田研究所。

研究所で起こる不可思議な密室殺人事件。

犀川&萌絵はすべて此処から始まった。

ついに開幕いたしました。

プレイボール!

もちろん最初は『すべてがFになる』です。『すべF』(嗚呼、この略し方は『なぜべス(byTRICK)』みたいで素敵ね)との出逢いは、私が高校2年生のときでしたので…7年前ですか?陳腐すぎて自分でも気持ち悪いのですが、本当に“驚愕の出逢い”という言葉がいちばんしっくりきます。

ミステリのお約束・密室の謎をここまで理系からのアプローチで解決したのを見たのは(読むのは)この作品が初めてでございました。

ハード面から創造された“機械仕掛けの密室”モノは読んだことがあっても、こんなソフト面からアプローチする作品に出逢ったのは初めて。文庫版解説を書かれている瀬名秀明氏の作品あたりなら、森博嗣氏に先駆けて取り組んでいたのかもしれませんが(その意味でも、この作品の解説に瀬名氏をチョイスするっていうのは絶妙)私にとっての初めてはあくまでも森博嗣氏。

この『すべF』を私に貸与してくれた彼女には未だに感謝。貸与された『すべF』は文庫版新刊だったのですが、その当時ノベルスでは『有限と微小のパン』が既に発売されており、まさに驚異的なスピードでINSIDERからOUTSIDERまで私は駆け抜けました。このブログジャック計画は1ヵ月で完結させる予定ですが、「1ヵ月も猶予があるなんてぬるすぎる」と当時の私なら叱咤してくれることでしょう。とにかく、高校生の私をどっぷり森ワールドに浸からせる神懸かり的なパワーが『すべF』にはありました。

『すべF』の再読は今回で4回目…かな?前回の読了からは3年の月日が経過しております。でも、決して色褪せるませんね。トリックも結末も、展開でさえも、すべて知っていたとしても楽しく読むことのできる作品があるって、とても素晴らしいことだと思います。しかも、森博嗣氏は驚異的なスピードでシリーズを完結させたため、登場するキャラクタがぶれないのが素敵。シリーズ作品にも関わらず、新刊の発売に何年もかかってしまう作品だと、キャラクタがいきなり変貌を遂げていたりするんですよね。「こんな奴だったか?」と。もちろん、登場するキャラクタも成長すべきだと思いますが、最早生まれ変わりと言った方が正確な例をいくつか見せられてしまうと、愕然としてしまいます。森作品にはそれがないから安心して読める。

『すべF』には、レッドマジックを停止させ、暗闇の中で犀川先生が原始に戻るシーンがありましたが、あのシーンくらいかな?初期のS&Mにはこういうシーンもあったな、と再認識させられたのは。あとは良くも悪くもいつもの犀川&萌絵でした。犀川先生が昔は萌絵のことを「西之園くん」ではなく「萌絵ちゃん」と読んでいたという記述には、にやりとしてしまいましたが。

『すべF』の内容にほとんど触れておりませんが、森ミステリ未読な方がいらっしゃいましたらやはり『すべF』から読んでいただきたいという良心が働いて、このレビューになりました。すべての始まりがこの『F』ですから。

それでは最後に『すべF』のfavorite wordを。

「思い出は全部記憶しているけどね、記憶は全部は思い出せないんだ」

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2006/07/26

森博嗣ブログジャック計画

自らで5555のキリバンを踏ん付けてしまい、己に課したリクエストは

森博嗣作品全レビュー☆

自殺願望ですか?

さすがに100作品を超える森博嗣作品の全レビューは不可能ですが、S&Mシリーズ→Vシリーズ→四季までの24作品ならばなんとか…できなくもない?

というわけで、24作品全レビューが終了するまでの間を、

森博嗣ブログジャック計画

と題し、1ヵ月ちょっとでやってのけてしまおうという計画です。

景気付けにバナまで作ってみました。

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『魔王』 伊坂幸太郎

魔王 Book 魔王

著者:伊坂 幸太郎
販売元:講談社
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思考する兄と、選択し続ける弟。

世界を変える力を望む兄弟と、ひとりの政治家によって変わりゆく日本。

さぁ、消灯ですよ。

この作品は伊坂幸太郎のベストかもしれない。

はい、『死神の精度』のときにもこの言葉を発しましたね。先日読んだ『砂漠』も良かったけれど、『魔王』はその数段良かった。『死神の精度』と『砂漠』と『魔王』では良さのベクトルが違うけれども、その方向性に一番惹かれたのが『魔王』。

伊坂氏の作品は「なにが良かったの?」と自問してもいつも答えることができません。『魔王』にだって、どう惹かれてしまったのか自分では把握しきれていないし、言葉にすることは絶望的。でも読了後、確かに私の中の何かが変わりました。言葉にすることはできないけれど、その存在を確かに感じることができる。きっと言葉にする必要なんてないからこそ、言葉にできないのですね。

世界の変革というテーマに、政治をぶつけてきたことは非常に巧いと思いました。若者が政治に興味を持つことがカッコ悪いかのような風潮って、いつから生まれてしまったのでしょうか。うーむ、なにか違うな。政治に興味を持たないことがカッコ良いかのような風潮って、いつから生まれてしまったのでしょうか、が正解だな。私は選挙に行くことがすごく好きです。選挙が好きというのもどうかと思いますが、とにかく政治に参加していると自覚できることがすごく嬉しい。“死に票”なんて言葉がありますが、投票されて死んでしまった票なんて無いと私は思います。本当に死んでいる票は、投票されることの無かった若者の一票。そして、死んでいるのは若者の心。

いつから若者の心は荒んで、死んでしまったのでしょうか。昔は選ばれた人間しか選挙に参加することができなかったのに、普通選挙権という言葉が生まれ、成人した人間ならば誰でも選挙に参加することができるようになった。社会科で「選挙権の歴史」を学べば、自分がいかに恵まれた時代に生まれたか、容易に知ることができるというのに。どうして、その幸福を享受しようとしないのか。私には全く理解できません。

ここで、理解できないと突き放してしまっては『魔王』を読んだ価値がないというものです。理解できないのであれば、理解できるように世界を変革すれば良い。世界とは地球のことだけでなく、内なる世界のこと。自分の世界すらも変えられないならば、さらに広い世界へは飛び立つことなどできませんよね。というわけで、私にできることからなにか始めようというわけです。

って、随分ファジィなことばかりつらつらと書き殴っておりますが、こういった文章は推敲せずに残しておいたほうが、後の自分のためになるのだと思って、敢えてそのままにすることに致します。このレビューは自分のためだけの備忘録。変革してゆく気持ちを忘れるかもしれない自分のために仕掛けるタイムカプセルです。

とにかく、『魔王』は良かった。年に一度、必ず再読するリストに一冊追加。未読の方は、是非お手にとってみてください。

ちなみに、私が国民投票に参加するならば、投票用紙に記される記号は×です。私はあの思想が素敵な未来を描く第一歩だと未だに信じております。

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2006/07/25

『エレキ源内 殺しカラクリ』 米村圭伍

エレキ源内 殺しからくり Book エレキ源内 殺しからくり

著者:米村 圭伍
販売元:集英社
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平賀源内の御落胤であるつばめが、父が獄中で死亡した謎に挑む。

そこには、田沼や一橋の仕組む幕府の陰謀が渦巻いており…。

平賀源内を機軸とした歴史ミステリ。

ジュブナイルを読まされた気分…。

土用の丑の日に図書館へ行き、若竹七海氏の棚を眺めていたところ、“エレキ源内”の文字が目に飛び込んできましたので、これも何かの縁かな…と借りてまいりましたのが本作を読むきっかけでございます。

エレキと云ったって、エレキの若大将ではございません(←古っ!しかも、父親が加山雄三ファンのあんたくらいしかわからないネタだよ…)エレキテルを発明した平賀源内が本作の裏主人公です。平賀源内についてはWikipediaが詳しいため、こちらを参照ください。

センター試験は日本史で受験した私ですが、教科書に記載されている内容を超える知識は持ち合わせていない私の、平賀源内に関する前知識と云ったら「エレキテル」「土用の丑の日」「本草学」くらいのものです。しかも、「本草学」は弟子の研究からの連想じゃないですか。Wikipediaを読んで、またひとつ大人になりました(なぜ『エレキ源内 殺しカラクリ』を読んでと云わない←自分)

本書を読んでいて、非常に気になったのが文体。発端と大尾(プロローグとエピローグ)だけが堅い口語体なのに対し、肝心の真ん中本文が妙にですます口調で説明臭いものだから、しょっぱなのようなジュブナイル感想が飛び出すわけです。書かれた時期がてんで違うのですか?その間になにか転機が訪れたのですか?ってなくらい文体が異なるのですが、書き下ろしって書いてあるし…。文体を変えてなにか効果があったかと云われても、読み難くなったことくらいだし、とにかく謎です。

こういった歴史パラレルミステリは非常に好みなのですが(Wikipediaを読む限り、史実に則ったストーリー展開には好感が持てますし)、如何せん文体が。もうそれに尽きます。ストーリーは案外おもしろかったのですが、如何せんジュブナイル。くどいけれども、文体が…。

たまには、こんな飛び込み読書(目に飛び込んできちゃいました読書)も良いかなと思います。やっぱり、本の4割はタイトルですね。

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2006/07/23

『蹴りたい背中』 綿矢りさ

蹴りたい背中 Book 蹴りたい背中

著者:綿矢 りさ
販売元:河出書房新社
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にな川の背中には、きっと靴跡が似合う。

愛しいという気持ちなのか、いじめたいという気持ちなのか。

有名すぎる芥川賞受賞作。

今頃になって『蹴りたい背中』を読んだ経緯は以下の通りです。

今日の日経新聞を読む→金原ひとみ氏の新作インタビューを読む→綿谷りさ氏の方は最近全然見かけないなぁ→っていうか、読んだことすらないじゃない→『蹴りたい背中』読了

うーん。文章なんかは読み易くて、一般受けするかもしれませんね。でも、私的には金原ひとみ氏の作品の方が好み…というか、文学的に優れているような気がする。あくまでも個人的感想ですけれど。

「ちょっと文章の上手な子が、なんとなく日常生活を斜めに描いてみました」感があるんですよ。読了後に、この作品は何を云いたかったの?と聞かれても、全く答えられない。女子高生の日常ってやつですか?でも、この作品で描かれているような生活はどこにでもあって、みんな一度は経験している。だったら、わざわざお金を払って、時間を費やして読む必要があるのか。恋愛小説でもなく、青春小説でもなく、じゃあなんなんだ。という気分になりました。

酷評?

私より若い子が、文学賞を受賞すてひがんでいると云われてしまったらお終いなのだけれど、どうしてもこの作品の良さがわかりませんでした。金原ひとみ氏の『蛇にピアス』は結構良いと思ったんですけれどね。

文学賞受賞作って、やっぱりわからない。

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『火事と密室と、雨男のものがたり』 浦賀和宏

火事と密室と、雨男のものがたり Book 火事と密室と、雨男のものがたり

著者:浦賀 和宏
販売元:講談社
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拳銃で撃たれても死なない男・八木剛士の周囲で、再び巻き起こる女子高生の死と放火事件。

松浦純菜とともに、再び八木は事件解決に赴く。

『松浦純菜の静かな世界』に続く、シリーズ2作目。前作に比べるとミステリとしても、いじめ青春小説としても微妙。

半分くらい読み進めるまで「タイトルに密室って書いてあるけど、そんなもの登場しないじゃん!」と思っていたのですが、女子高生の死がそれに相当するのですね。女子高生の死なんて、ほとんど忘却の彼方でしたよ。このシリーズは忘れていた伏線や事件が、ぽっこりと浮かび上がってきて、「おぉ、そうだったね」と思わせてくれるのが特徴。だからって、上記の私の症状は酷すぎるわね…。

ここからは作品のネタに触れます。いや、タイトルからしてネタバレなんですが。

そもそも、本作に登場する“雨男”くんですが、外出するたびに雨が降ってしまう力なんて存在したら、世界揺るがしますよね。NA○Aかどっかに、ソッコーで連れてゆかれます。砂漠に雪を降らせることも可能かもしれない(by伊坂幸太郎『砂漠』)でも、普通のミステリだと思って読んでる作品に、突然ファンタジーが混入してきては、読者が戸惑ってしまいます。

ミステリは現実世界のルールに則って描かれていないと。しかも、今回“雨男”の存在が密室トリックに絡んできているではないですか。そんな脆弱なトリック、私は見たくなくてよ!未知なる生物や、解明されていない毒物はミステリに登場させてはならんよ、うんうん。

八木メェメェの復讐とか、パンツ欲しい八木とか、ついつい笑っちゃうポイントは浦賀氏らしいですよね。浦賀氏といえば、『浦賀和宏殺人事件』に代表されるバイオレンス・エロでございますから。

先月発売された『上手なミステリの書き方教えます』もこの松浦純菜シリーズのようですが、どうやら問題作であるようですね。どんな風に問題作なのか、非常に興味がございます。憤り系かしら?呆然系かしら?楽しみですわ。

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2006/07/22

『松浦純菜の静かな世界』 浦賀和宏

松浦純菜の静かな世界 Book 松浦純菜の静かな世界

著者:浦賀 和宏
販売元:講談社
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暴漢に襲われ療養生活を送っていた松浦純菜。

拳銃で撃たれながらも奇跡的に無傷だった八木剛士。

二人が出逢い、そして事件は終結する。

ブロ愚開始から約半年、未だ浦賀和宏氏のカテゴリが出来ていなかったとは…。うっかりしておりました、浦賀氏。浦賀和宏氏は云わずと知れたメフィスト賞出身でございます。メフィスト賞出身の作家さんは私のスタンダードになる確率がかなり高いのですが、浦賀氏もそのおひとり。

『時の鳥籠』を読んだときの衝撃ったらなかったですね。

『時の鳥籠』っていうところがミソです。最初に『記憶の果て』を読んだときは専門的解説が多くって疲れる作品だな…という感想が第一だったのですが、『時の鳥籠』で『記憶の果て』の?な部分が解決してからは「すんげぇ」の一言です。もし未読の方がいらっしゃいましたら、是非ご賞味ください。オススメです。その後も安藤直樹シリーズではとにかく度胆を抜かれ続け、『透明人間』でついにやっちゃったよ!と云う感じ。

浦賀氏の作品で個人的にNO.1だと思うのは『彼女は存在しない』なのですが、浦賀氏の作品は基本的にハズレがなくて(『地球平面委員会』なんて作品もあったけど…)安心して読めます。ただし、最後まで読めばの話です。序盤から中盤にかけて、浦賀氏の作品はいつも読むのが辛くなる。ラストまで読めば、いつもそこに衝撃が待ち受けているのですが、そこまでモチベーションを保ち続けるのが辛い。この度の『松浦純菜の静かな世界』も同様でございました。

時系列が意図的に入れ替えられていて、話が前後する。本当に関係あるのか?と思わせる伏線の挿入。登場人物の突然すぎる登場。『透明人間』を読んでから2年以上の月日が経過しているので、久しぶりの浦賀節についてゆけなくなる場面が多々ありました。もっと文章力があったと思っていたのですが…。

でも、最後まで読めば浦賀作品らしい衝撃のラストが待ち構えていて、これぞ浦賀氏!という感じ。ミステリとしての伏線も充分に回収かつ活かされていて、このシリーズ良いかもしれない。いや、安藤直樹には負けるけれども…。

やっぱり良いな、浦賀氏。この調子で次回は『火事と密室と、雨男のものがたり』を読むことに致します。

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『あなたが名探偵』

あなたが名探偵 Book あなたが名探偵

著者:泡坂 妻夫,西澤 保彦,小林 泰三,麻耶 雄嵩,法月 綸太郎,芦辺 拓,霞 流一
販売元:東京創元社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ミステリーズ!」で連載されていた犯人当てミステリが一冊に。

あなたは見事に犯人を当てることができるのか?

先日レビュー致しました『気分は名探偵』と趣を同じくする本書。発表媒体が違う(新聞とミステリ専門誌)だけで、こんなに印象が異なりますか…。『気分は名探偵』は一般紙での掲載ということでオープンな印象を与えるのに対し、『あなたが名探偵』についてはコアなミステリファンしかこの小説は読んでいないだろうという前提があっての、クローズな印象。どちらにも寄稿されている麻耶氏、法月氏の作品を読むとその相違は顕著ですよね。正解率なんぞを掲載することによって、素人探偵を煽って「考えてやろうじゃないか!」という気持ちにさせてくれました。出版物としてのイメージは『気分は名探偵』の方が上かな。

さて、肝心の内容判定ですが、トリックに捻りの効いたものが多いのが『あなたが名探偵』の特徴。「ミステリーズ!」で発表するということは、もうコアなミステリファンに読まれることが前提となっているため、生半可なものは出せませんというイメージ。ある意味体育会系。

一番好みだったのは法月氏の「ゼウスの息子たち」かしら。ノックスの“十戎”に真正面から喧嘩を売った形の一作(笑)十戎なんて守ってたら新しいミステリは書けないと断言できるとは云え、どうしても十戎破りの作品に出逢うと“にやり”としてしまいます(←嫌な奴だな)

逆に麻耶氏は『気分は名探偵』の方が好きだったかも。あちらはロジックで複雑化しているだけで問題は単純であったのに対し、『あなたが名探偵』に掲載された本作は問題自体が複雑になっていたため、読了後「もう良いって…」と思ってしまった。問題はスマートであればあるだけ好みです。

せっかくの犯人当て小説感が薄かったのが本当に残念。問題編と解答編が完全に分かれてしまっているのも、やっぱり読み難い。そうすることで、読者に考える時間をという意図は充分に伝わってくるのですが。私自身が「当ててやるぜ!」という精神状態で無かったいうのが、一番の敗因なのですが…申し訳。

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『カンニング少女』 黒田研二

カンニング少女 Book カンニング少女

著者:黒田 研二
販売元:文藝春秋
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私は姉の死の真相を知るために馳田学院に合格しなくてはならない。

たとえ、どんな手を使ってでも!

少女と仲間たちの青春カンニング物語。

号泣しちゃったぢゃないかよ!

号泣する準備なんてどこにもできていなかったのに、決壊してしまった私の涙。いやぁ、クロケンにはいつも騙される。

本作は交通事故死した姉がどんな秘密を抱えていたのかを知るために、姉が在籍していた馳田学院に入学しようと一念発起する少女が主人公です。始まりは一見ミステリチックでございますが、中身は完全に青春カンニング物語ですので、安心してくださいませ。

まず、本作で行われるカンニングのハイテクさったら無いです。本作を参考にカンニングをして大学に合格してみよう!なんて血気盛んな若人が居たら、私は彼にこう囁くことに致します。「その作品を持って、どっか上場企業の研究室に飛び込みしてごらんよ。絶対採用してもらえるから…」高校生にしてそのスキルを持っているなら、大学になんて行かなくたって将来安定です。安心してください。誰もが一度は考えたことのある「消しゴムに…」「超小型カンペに…」なんてお粗末すぎてへそが茶を沸かします。概念は理解できても、仕組みは理解できん。

そもそも、ただ暗記するだけの試験に全く意味はありません。私は暗記の女王と呼ばれ、社会理科などの暗記科目に絶大な力を発揮致しましたが、それがいまどれだけ私の中に蓄積されているかというと…皆無です。司法試験だって、六法全書の持込みは可なんですよね?六法全書のすべてを覚えていることが必要なのではなく、六法全書のどこになにが書かれているかを知っていて、必要なときにその知識を有効に使えるかどうかがすべての鍵となる。そういう試験が私は好きです。人間の素晴らしいところは道具を創作し、使うことができるところなのですから、試験中に道具を取り上げてどうするのでしょうか?猿になれと?

まぁ、決められたルールの下に行うからこそ試験の公正さというのは守られるのであって、カンニングはそのルールから逸脱しているため、肯とは云い難いところですが、『カンニング少女』に登場する4人の仲間たちは、そのルールからドロップアウトする自分たちを自覚しながらも、全力を尽くすその姿勢が好きです。

そして、号泣のラスト。やっぱり青春小説はこうでなくっちゃ!という素晴らしいラスト。姉の死の真相なんて、もう蛇足に感じられちゃうくらいのラスト。必見です。

続けてもう一回読んでも良いと思わせる抜群の出来です。是非、ご賞味ください。

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2006/07/17

『砂漠』 伊坂幸太郎

砂漠 Book 砂漠

著者:伊坂 幸太郎
販売元:実業之日本社
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入学、新しい出会い、新しい友人、超能力、合コン、麻雀、大統領。

これが5人の日常。

さぁ、砂漠に雪を降らせてみせよう!

第135回直木賞候補に選出された本作。惜しくも受賞は逃しましたが、歴代の伊坂・直木賞・候補作品(『重力ピエロ』『チルドレン』『グラスホッパー』『死神の精度』そして『砂漠』)の中で、この『砂漠』が一番直木賞らしい作品だと思いました。好みの問題で云えば『死神の精度』なのですが、こう、胸躍らせるような作品という意味では、歴代の伊坂作品の中でもこの『砂漠』に軍配が上がります。伊坂節炸裂です。

まず、帯の「大学の一年間なんてあっという間だ」にやられましたねぇ。いや、夏の時点でおかしいとは思ったのですが、「童貞だと思っていた北村も実は手慣れているんだなぁ」という御下劣な勘違いでとうとう冬まで気付かずに行ってしまいました。くそぅ、嵌められたぜ。

あとはもう登場する5人の仲間たちがとにかく愛されるべきキャラクタばかりで。西嶋は『チルドレン』でいうところのシ陣内の役回りですよね。ある意味、陣内に矯正してもらったようなものだし。「我慢しろ、今、ぼくらのほうから駆けつけてやるから!」まさにこの通りの人物だと思います。あとは、伊坂氏の伏線回収能力の恰好の的となった南ちゃん。ワールドカップとともにやってくるある能力を十二分に活かしてくれました。「いつからか、欲しいな、と思う牌が来るようになって、牌を捨てる時も、相手に当たらなくなったの」そんな貴方の力が欲しい…。東堂親子も好きよ。愛想の無い娘も、愛想良すぎる母も。

私としては、この『砂漠』で伊坂氏が直木賞を受賞しても良かったと思うのですが、やっぱり直木賞の選考委員は…。次こそ直木賞とってくださいね、伊坂氏!!

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『川に死体のある風景』

川に死体のある風景 Book 川に死体のある風景

著者:綾辻 行人,有栖川 有栖,歌野 晶午,大倉 崇裕,佳多山 大地,黒田 研二
販売元:東京創元社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

“川と死体”を題材に、6人の人気作家が競演。

この『川に死体のある風景』は歌野昌午氏の呼びかけをきっかけに、今をときめく(古っ!)6人の人気作家が“川と死体”をテーマに競演したアンソロジーです。それぞれの短編作品とあとがきが収録されておるのですが、あとがきに個性が溢れていて好き。そもそも、アンソロジーという場自体が、作家の個性を発揮させるのに適した場だと思っているのですが、この『川に死体』は作品を発表してゆく順番も、6人の合議制で決められたようで、「六人の競作だから、まあ、三、四番手がいちばん目立たないだろう」と告白されていた佳多山氏のあとがきが印象的。

黒田研二氏のあとがきも「クロケンらしいなぁ」という感じ。あわあわあわあわ。綾辻行人氏があとがきで書かれていた当初プロットの作品なんて、楽しそうですよね。コメディでありながらも、解決には相当のロジックが披露されそうな。是非読みたい読みたい。有栖川氏はあとがきで性懲りも無く学生アリスシリーズの次回予告をされておりましたが、一体いつ発売になるのですか!?情報の小出し小出しは、出版のメドが立ってからしていただかないと、期待してしまうんですのよ!頼みます、有栖川氏。

というわけで、本編とはまったく関係のない、しかもあとがきを読んでいない方にはまったく理解もできないレビューをつらつらと書いてまいりましたが、『川に死体』に納められている6つの短編を個人的に順序付けるならば以下のような感じ。

①「捜索者」 大倉崇裕
②「玉川上死」 歌野昌午
③「桜川のオフィーリア」 有栖川有栖
④「悪霊憑き」 綾辻行人
⑤「水底の連鎖」 黒田研二
⑥「この世でいちばん珍しい水死人」 佳多山大地

トップ3がストレートに勝負してきているのに対し、綾辻氏はとにかく変化球、クロケンは…ちょっと有り得ない感じ?佳多山氏はいつになったらミステリになるのかと思ったら、よくわからないうちに解決編に突入していたという感じ。視点や時代の切り替えに難を感じてしまいました。

個人的にはこんなところでEMCのメンバーと再会できると思っていなかったので、とにかく嬉しい。『月光ゲーム』直後のストーリーのようで、アリスたちはとにかく暗いし、マリアも登場していないしで、ちょっと物足りないけれど。君たちの活躍を待ち望んでいる読者がここにいるからね。頑張れ。

さて、お次はなにを読もうかな。候補としてはまたもやアンソロジーか、135回直木賞候補にもなったあの作品です。さてさて、どちらを手にとることとなるのやら。

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2006/07/16

『真っ暗な夜明け』 氷川透

かつてのバンド仲間との久々の再会、そして殺人。

推理小説家志望の氷川透は名探偵としての素質を開花させることとなるのか?

第15回メフィスト賞受賞作。

氷川透氏のデビュー作にして、否文庫化の絶版です。

どうしてこんなにおもしろいのに?

たまに「くどくどと、とにかくうざったらしい文章が気に入らない」というレビューを見かけますが、私は氷川透のわかりにくい冗談が結構好きです。如何せん、下ネタ多し?

氷川透氏の作品はすべて読んでおりますが、この『真っ暗な夜明け』と『最後から二番目の真実』が好きですね。初期作品はこれでもか!これでもか!という程、ロジック尽くし。氷川透氏(作者)自身が登場人物の氷川透に云わせた言葉(嗚呼、判り辛い!敬称の氏が付いている方が作者としての氷川透です)を引用すれば、「でもぼくは、あらゆる可能性を――完全にありえない可能性を除くすべての可能性を、パラノイアックに追求するから。しまいには、それが自己目的化してしまうこともなきにしもあらずだけど――」この台詞にすべてが凝縮されているといっても過言じゃない。

この台詞を文字通り受け取っても良し、婉曲させて「もう、どうしてこうくどくどくどくど!もっと簡潔に云えんのかい!」と憤っても良し。その憤りこそ、ロジックの本質。「こうでしょ?こうでしょ?ここはこうでしょ?じゃあ、こうするしかないね。んじゃ、君が犯人♪」のように、2時間ドラマのラストで断崖絶壁に犯人を追い詰めるように、逃げ道を塞いでゆくことこそロジックの本質。基本的に嫌みったらしい名探偵に似合います。

ここからネタバレします。ミステリでネタバレ書くの久しぶりだわ!

この『真っ暗な夜明け』では凶器として使われたブロンズ像の台座が、いつ犯人の手に渡ったか?を看破すれば、自然と犯人がわかるように描かれております。

ただ、氷川透が云ったように、あの日ふたつの殺意が同時に存在していた偶然については、素直に納得できないのだけれど。これが“どんなに有り得なさそうな結末でも、他のすべての可能性を削除したあとに残ったものは真実”ってやつですか?偶然がミステリに介入してくると、どうしても嫌悪的な反応が出てしまいますの。

でも、この『真っ暗な夜明け』がロジックを駆使した名作であるとの結論は変わりません。5月に発売予定だった氷川氏の新作は一体いつに延期になったのやら。頼みます、氷川氏!

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15時間ぶっつづけ

夜分遅くにすみません、まじょ。です☆

頭痛に肩こりに眼球疲労にと、最悪のコンディションです。そりゃ、15時間ぶっつづけでやってればねぇ。というわけで、

FF12エンディングを迎えました!

いやぁ、まさか古代都市ギルヴェガンから一週間で還ってこれるとは思っておりませんでした。ギルヴェガンから空中要塞バハムートまで一気に駆け抜けて15時間。モブなんてごろごろ残っておりますが、とりあえずエンディング観とこうの精神です。

さて、エンディングネタバレの時間です。

これが書きたくて、最悪のコンディションの中PCに向かっております。ひと休みひと休み♪(by一休)したら絶対書きたいことの半分は忘れる…。もう発売から半年経ってますし、クリアした方も多いかと思いますが、未クリアの方はくれぐれもスクロールされませんように。

まずはね…アーシェ→バル!?

超ド級にびっくりしました。いや、あれは恋愛感情じゃないよと仰る方も多いかと思いますが、私にはそうとしか…また何か邪なフィルターが架かってますか?私はプレイ初期のころから「バルとフランはライトそうな関係に見えて、どっぷり好き合ってるな、こりゃ。そうすると寿命ネタなんか萌えるな。くぷぷ」とか云ってたんですが(←やっぱり邪なフィルターが架かってるじゃないか…)エンディングが近くなるにつれて、歓喜の連続!大灯台でフランが倒れたときに駆け寄り、フランの手を握るバルなんて最高。そりゃ、パンネロも避けるよ。

って、話がすっかりバル&フランのバカップルぶりへとすり替わっておりますが、本当にアーシェがバルのこと好きになっていたのなら、本気で嫌だな。そいうった感情を芽生えさせる余裕があったということでしょ?皇女としてダルマスカの復興だけを願う、亡きラスラをひたすら想うアーシェが私は好きです。そうそう、エンディングで「女王様」という台詞が連呼されておりましたが、その度にボンテージのアーシェを連想してしまった私は、やっぱり疲れているのでしょうか?

エンディングのパンネロは可愛かったですねぇ。パンネロのミストナックがどうしても好きになれなかった私。他のメンバーは結構カッコイイのに、パンネロだけ高校生が創作ダンスを踊っているように見える…見えませんか?アーシェに比べて通常時コスの装飾も少ないし、なにより色合いが地味…。ヴァンと合わせても存在感が希薄という、三重苦を負ったパンネロ…不憫じゃ。

バッシュとガブラス(ノア)は本当に良く描かれていたと思います。オープニングではガブラスがバッシュに化け、エンディングではバッシュがガブラスに化け。ラーサーに化けた(?)ヴァンの数千倍良かった。ジャッジ姿の短髪バッシュが本当に素敵。ガブラスの分までラーサーを守ってやってください。彼は絶対に良い男になるから。エンディングのちょっとニヒルに笑う(私にはそう見えた)ラーサーに萌え萌えの私。ジャッジといえば、バルのジャッジ時代のお姿も超見てみたい。絶対萌える。

萌えるといえば、スタッフロールの後ろに描かれていたイラストたち。どれも好きなのだけれど、特に気になった2点を紹介。

①空賊がヴィエラの乳を揉んでいるように見える…。

②はべらかしているのは女子高生ですか?

どっちも邪ネタじゃないですか!①の空賊については、もう好きにやっちゃってください。でも、あのイラストだとヴィエラの方が身長低く見えますが、あの15㎝はあろうかというヒールを脱ぐとあのくらいなのでしょうか。バハムートで空賊と目線を同じにするために、階段を一段下がるヴィエラが好きです♪

なんだかもう、わけわからなくなってきました。とりあえず一眠りして、残ったモブを片付けるかどうか考えたいと思います。参考までに、総プレイ時間は60時間キャラクタ平均レベルは40でクリア致しました。最後の最後はラストエリクサーを投入してミストナックの16連携→8連携→10連携でとどめを刺しました。あれで敵さんのHPが残ったらやばかった…。

おやすみなさい☆

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2006/07/14

『霧の迷宮から君を救い出すために』 黒田研二

霧の迷宮から君を救い出すために Book 霧の迷宮から君を救い出すために

著者:黒田 研二
販売元:実業之日本社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

脳を損傷し、動くものを認識できなくなってしまった僕。

自らの巻き込まれた事件の真相を探るため、僕は霧のかかった世界の中を進む。

密室のシェルターで起こった殺人事件の真相とは?

『今日を忘れた明日の僕へ』テイストの作品でしたね。脳に損傷を起こして…という設定もそうですが、全体を流れる雰囲気が近い。クロケンのこの手の作品はちょっと物足りなく感じてしまう私ですが、いつも新しいこと挑戦してくれる作家スピリットが好きです。

本作、ミステリ部分が弱くって、かなり物足りない感じがします。だって、一番印象に残っているのが、数々の防犯グッズなのですから。“ミツケテくん”はGPSシステムを利用し、いざというときには2名の緊急サポーターがすぐさま駆けつけてくれる優れもの(?)です。私、防犯グッズってひとっつも持っていないのですが、それは緊急事態発生時に防犯グッズを自分が持っていることを絶対に思い出すことができないと思っているからです。防犯グッズを使うためには冷静さが必要ですよね。緊急時に冷静さを保つことなんて、私きっとできない…。そのあたりを考慮した、気軽な防犯グッズだったら欲しいなぁ。オートで危険を察知してくれるような。本人の心拍数に応じて、けたたましいベルが鳴るとか…もちろん誤作動はいっさいなしよ☆

すっかり話が逸れてしまった…ミステリ部分が弱いっていう話なんですよ。本作は登場人物が少ないわりに、みんな唐突に登場するので、肩透かしをくらってしまいました。「あんた、一体誰?」みたいな。ミステリにおいて、登場人物が少ないと、容易に犯人が確定(想像でもよい)できてしまうのがマイナスですよね。本作もそのケースの臭いがします。ラストのクロケン風味も、なんだか蛇足的に感じてしまった私。いや、それまでまったくミステリでなかったのに、いきなりミステリ空間に放り込まれたショックからそう感じてしまっただけかしら?

とにかく、ミステリテイストの作品ではなく、ビシッとした本格ミステリ作品が読みたいお年頃。ストック本のなかに、本格ミステリ作品が一冊も無くてがっかり。メフィスト出身つながりで、氷川透氏の作品あたりでも再読してみようかしら。もちろん、氷川透シリーズで。

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2006/07/13

第135回直木賞決定

本日、平成18年度上半期の直木賞が決定の運びとなりました。

受賞作は以下の2作。皆様覚悟はよろしいですか?

まほろ駅前多田便利軒 Book まほろ駅前多田便利軒

著者:三浦 しをん
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

風に舞いあがるビニールシート Book 風に舞いあがるビニールシート

著者:森 絵都
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

くぷぷぷぷ!

この結果を知ったとき、私は蔑みの笑いを止めることができませんでした。よりによって一番どうでも良いこの2作がW受賞するとは…。

直木賞の選考委員、出て来い!

そして、

今回も直木賞の座を逃した伊坂幸太郎!

もう直木賞に期待するのいい加減止めよう。東野圭吾氏の受賞でちょっと見直したところだったのに…。とにかく選考委員の皆様のお間抜けな素敵な書評を読むのがいまから楽しみです☆

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2006/07/12

『死んでも治らない』 若竹七海

死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 Book 死んでも治らない―大道寺圭の事件簿

著者:若竹 七海
販売元:光文社
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元・警察官が現役時代に出逢った“まぬけな犯罪者”について著した「死んでも治らない」の所為で、次々とトラブルに巻き込まれてゆく。

大道寺圭の事件簿、ここに登場。

読書リハビリ中のまじょ。です。リハビリといえば、軽めのものから…というわけで、短編かつ風刺の効いた若竹七海氏の『死んでも治らない』をチョイス致しました。

やっぱり読書は良いねぇ。

女性の本格ミステリ作家は?と聞かれて、私が真っ先に思い浮かべるのが若竹七海氏。篠田真由美氏(桜井京介の新刊、予約しました!)あたりも本格ミステリ作家に分類されるのかもしれませんが、フェアプレイの精神でミステリを楽しませてくれる若竹氏に軍配が上がりますね。桜井京介シリーズで気になるのは、ミステリの謎解きよりも蒼と翳の関係だったりしますし…(←出たよ。また腐女子発言が)

この『死んでも治らない』は元・警察官である大道寺圭が脱警して、アマチュアミステリ作家(ノンフィクション作家やもしれん)となり、念願の処女作を出版したことで“まぬけな犯罪者”から恨まれて、トラブルに巻き込まれてゆくというオムニバス・ミステリです。5つの短編と、挿入される「大道寺圭最後の事件」の全6話形式となっており、最後の事件とその他の短編がうまい具合にリンクしているという、若竹氏の技巧に溢れた一作。

「事実は小説より奇なり」の言葉ではありませんが、世の中には「なんじゃそりゃ?」というまぬけな犯罪が溢れ還っているのでしょうね。犯罪を犯し、パニックに陥った人間がどんな素敵な行動をとるのか…非常に興味があります。現場を見ただけで「貴方、犯人でしょ?」と笑っちゃうことって、絶対あるはず。まぁ、実際には事件が起こったと同時に犯人も判る(判っている)ケースがほとんどだという話ですが。

ミステリ好きさんの多くは、一度は探偵とか警察官になろう(なりたい)と思ったことがあると想像します。私も実際ありますし。中学生のときになりたかった職業は警察官です。そのころはペーパーの試験を受験しなくてはならないだなんて、よく知らなかったものですから(笑)大学4年のときに、警察を記念受験したことが懐かしい思い出です。白い紙に木の絵を好きな様に描けと言われたような気がする…企業の就職試験だったかしら?とにかく、今の会社に私が入社できたのは、ペーパー試験が無く面接だけだったからだと断言できますね。大学受験のためにセンターを受けたのが、私が真剣に勉強に取り組んだ最後だったかもしれない。

嗚呼、全く『死んでも治らない』のレビューしてないですね。まぁ、リハビリなので。でも、充分にリハビリとしての効力を発揮してくれました。また、どんどん読書して行くぞ!

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2006/07/10

読書もしないで貴方はなにをしているの?

今週は一冊も本、読みませんでしたねぇ…何ヶ月ぶりでしょうか?

唯一の趣味である読書もせずに、私がなにをしているのかと申しますと、

3ヶ月放置していたFF12を再開した次第でございます。

土日は文字通り、家から一歩も出ずにひたすらひたすらFFをプレイしておりました。ミリアム遺跡から再開して、現在幻妖の森を抜けているところでございます。中盤をバキッと二日で。モブ退治はランクCまで解決、古代都市ギルヴェガンから帰ってこれたらランクBに挑戦するつもりです。帰ってくるのにまた3ヶ月かかるかもしれませんからね…。

FF12も中盤までプレイしましたが、やっぱりどうにものめり込めませんね(←土日びっしりプレイしていた人間の言い草とは思えませんね)ゲームの途中で3ヶ月も空いちゃうなんて考えられないもの。FFシリーズはFF6が最高傑作だと信じて疑わない私ですが、FF12はFF8並に私の琴線に触れません。3作とも同じ偶数シリーズなのに。FF8はヒロインであるリノアが苦手で嫌いで嫌いで(要するに嫌い)。あとは魔法をドローして補給しなくてはならないあの鬱陶しさに負けて、一度しかプレイしていないという殿堂入りの一作です。FF12の戦闘システムも画期的だと思いますし、嫌いではないのだけれど、RPGをプレイしてるぜ!という実感が湧きませんよね。とにかく走って走って走ってという感じ。あとはキャラクタの感情移入もできなくて。ヴァンとか主人公のはずなのに、存在感薄すぎませんか?あれじゃ、バルフレアが主人公だよ(いや、バルが今回のキャラクタの中では一番好きだから構わないのだけれども…)他の方のプレイ日記を読んでも、とうとうヴァン(とパンネロの)存在意義がうまく表現されていないみたいだし。残念ですね。

FF6が私の中で最高傑作だと断言できるのも、主人公であるティナがとにかく好きだからです。最後にティナが幸せを掴んでくれるなら、ロックぐらいどんどん差し出しましょう!という気持ちにしてくれます(ロック大好きです。でも、血塗られた盾はリボン付きでロックに→英雄の盾になったらティナにfor you。だって、ロックったら「俺が守ってやる」とか云っときながら、セリスが出てきた途端に「似てる…」とか云っちゃう浮気者なんですもの☆)どいつもこいつも過去に辛いものを抱えながらも、未来に希望を捨てない。FF6に登場するキャラクタには心底愛を注ぎました。そういう愛すべきキャラクタがFF12にはいないんですね。アーシェも頑張ってるんだけどね、皇女様キャラさえもうちょっと緩和してくれたら(←緩和したらストーリーが成り立たないんだって)

今日、うっかり「かまいたちの夜×3」を密林で予約してしまいましたので(だって、今回こそ本格推理だって云うんだもの!我孫子先生復活だもの!予約限定で「挟み忘れた栞」なる文庫が付いてくるって云うんだもの!)到着までにはFF12に決着を付けたいと思っております。「かまいたちの夜」プレイの暁にはやってみたかったプレイ日記なるものをやってみよう…だってれっきとしたミステリだもの!

というわけで、当ブロ愚の更新は滞っております。以上、くどくど長いだけがとりえの言い訳でございました…。

ファイナルファンタジーXII(特典無し) Video Games ファイナルファンタジーXII(特典無し)

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かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相 特典 セガ×チュンプロジェクト編 セガミステリー文庫「かまいたちの夜 挟み忘れた栞(しおり)」付き Video Games かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相 特典 セガ×チュンプロジェクト編 セガミステリー文庫「かまいたちの夜 挟み忘れた栞(しおり)」付き

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2006/07/06

第135回直木賞候補

お久しぶりっこ☆まじょ。です。

なんだか読書モードになりきれない私。でも、なにかブロ愚にupしたいということで、先日発表された直木賞候補作を備忘録としてupすることに致しました。

第135回直木賞候補作はこちら!

砂漠 Book 砂漠

著者:伊坂 幸太郎
販売元:実業之日本社
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安徳天皇漂海記 Book 安徳天皇漂海記

著者:宇月原 晴明
販売元:中央公論新社
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遮断 Book 遮断

著者:古処 誠二
販売元:新潮社
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愚行録 Book 愚行録

著者:貫井 徳郎
販売元:東京創元社
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まほろ駅前多田便利軒 Book まほろ駅前多田便利軒

著者:三浦 しをん
販売元:文藝春秋
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風に舞いあがるビニールシート Book 風に舞いあがるビニールシート

著者:森 絵都
販売元:文藝春秋
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直木賞常連作家がずらりと顔を揃えましたな。でも、貫井氏は初選出ですか…ミステリに門戸開いてないからね、直木賞は。

注目はもちろん伊坂幸太郎氏。東野圭吾氏が『容疑者Xの献身』でようやく獲得した直木賞の座。東野圭吾氏に続くことができるのか!いい加減、受賞させてやりなさいよ、と本当に思います。そろそろ受賞させてあげないと、直木賞と決別しちゃうんじゃないかしら?

ちなみに私、候補作は一作も読めておりません。まぁ、伊坂氏・古処氏・貫井氏のお三方以外は読む可能性すらないと思いますが…。

直木賞はまったく信頼しておりませんが、伊坂氏が受賞するか否かがものすごく気になりますので、13日の発表を楽しみにしたいと思います!衝撃の結果発表はこちら

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2006/07/01

『腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿』 西澤保彦

腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿 Book 腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿

著者:西澤 保彦
販売元:実業之日本社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

どんなに眼と鼻の先に置かれていても、心身ともに健やかな者の視界には絶対に入ってこないもの。

それが市民サーヴィス課出張所。

今日も腕貫探偵は市民の苦悩を解決する。

よくドラマで御目にかかる没個性の公務員。そのお姿にかかすことのできない黒い腕カバーの名称が腕貫であることが判明。ひとつ賢くなったぜ、メモメモ。

この『腕貫探偵(副題省略)』は没個性の象徴・腕貫をはめ、今日も大学・病院・夜の商店街と奇想天外な場所で市民の悩み相談を受け付けるべく、出張所を開くのです。待っている市民なんて居ないのに、ご利用者氏名一覧表に名前を記入させ、一旦待合椅子に座らせてから「お待たせしました、まじょ。さ~ん」なんて呼びかけるわけです。このお役所仕事ぷり、最高。

そして、相談を受付け始めたならば、見事な聞き役に徹し、最後に的確なアドバイスを一言。多くは語らず、でもアドバイスをヒントに謎を違う角度から眺めてみれば、あらびっくりというわけです。まさに安楽椅子探偵お役所仕事版という感じです。

先程から私、お役所仕事お役所仕事云ってますが、私お役所仕事って嫌いじゃないです。別に私はお役所に勤めているわけではないのですが。基本的に現実主義・合理主義と評価されることが格段と多い私。できることとできないことの見極めって非常に大切だと思うんですよね。この見極めを誤るとただの馴れ合いのなぁなぁになってしまって、はっきり云って不快です。どの会社も職務規定やら法律やらに基づいた、独自のルールが存在するわけですが、そのルールを破ってまでお客様のため…というのはナンセンスだと思っています。ルールは会社やそこで働く社員を守るために存在しているのです。そのルールから逸脱して=自らを犠牲にして他人のために何かを強いるなんて、少なくとも私にはできない。その他人が自分にとってかけがえのない家族や恋人であるならいざ知らず、一見の客である貴方のためにそこまでやってられません。そのルールの縛りが一般よりキツイのがお役所であって、彼らの身を守るためにあるものを曲げてまで私のために働いてくださいとは口が避けても云えません…よね?

それでも、腕貫探偵は親切です。親身になって市民の悩みに耳を傾けてくれます。今ちょうど悩んでいることがあるんですよ、ぜひ相談にのってください腕貫探偵。

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みんなの読書癖○ジューンブライド編

こんにちわ、まじょ。です!

月毎の当ブロ愚アクセス状況を発表して、ご来場の皆様が“どんなことに興味をもって当ブロ愚にいらっしゃってくださっているのか”くだいて云うなれば“みんなどんな本を読んでるのさ?”と皆様の読書癖を赤裸々に公開するのがこの企画です。

○ページアクセスランキング○(by ACRWEB)ベストテンはこちら☆

1 ○名探偵コナン 52
2 『殺人ピエロの孤島同窓会』 水田美意子 44
3 ●森博嗣 42
4 ●坂木司 32
5 『ぼくのメジャースプーン』 辻村深月 30

6

『クビキリサイクル』 西尾維新 29
6 ●麻耶雄嵩 29
8 『サイコロジカル』 西尾維新 28
9 『仔羊の巣』 坂木司 27
10

●有栖川有栖

23

以上の結果となっております。アクセス数は半分に激減しましたが、今月もまた○名探偵コナンがトップの座を奪取致しましたか…ミステリブロ愚としての立場は?印象的なのは先月のランキングには全く登場しなかったにも関わらず、4位と9位に登場の●坂木司ですね。『仔羊の巣』文庫化にともないアクセス数が急上昇!私、まだ購入できていないのですが…どこの本屋さんに行っても置いていない…頼みます東京創元社さん!あとは●西尾維新の2作が同時ランクイン。やっぱり強いです、戯言シリーズ。

○track word○ランキングはこうです!

 1. 坂木司(47)
 2. 殺人ピエロの孤島同窓会(23)
 3. 麻耶雄崇(18)
 4. 神様ゲーム(14)
 5. コナン(13)
 5. 西尾維新(13)
 7. 仔羊の巣(12)
 7. ガラスの仮面(12)
 7. 勝地涼(12)
10.  有栖川有栖(11)
10. ぼくのメジャースプーン(11)

ほぼ、アクセスランキングと同様の結果となっておりますが、先月に引き続き勝○涼くんのお名前が!間違いなく、先月のランキング発表の中でお名前を連呼させていただいた結果です。今月は良心のフセ字で。だって、別に関連した記事を書かせていただいているわけでもないのに、来場していただくのは気がひけて…。ちなみに、次点は名探偵はどこにいる(10)でございます。 霧舎氏良かったね!

今月は比較的ミステリブロ愚らしい結果となって、安堵しております!それでは次回北海道の七夕は8月なんだけど編でお逢いしましょう☆

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