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2006/05/20

映画「陽気なギャングが地球を回す」

観て参りました「陽気なギャングが地球を回す」。

折りしも本日は「ダ・ヴィンチ・コード」の世界同時公開日。チケットカウンターには長蛇の列。「ダ・ヴィンチ・コード」専用のブースを作ればいいのに…と愚痴りながら、横入りしようとする高校球児(フェアプレーの精神はどこにいった?)を睨みつけ、待つこと30分。ようやくチケットを手に入れて席に着きました。

見事にポップ&クラシックな映画でございました。

キャストの皆さんが身につける衣装が80年代でとにかくポップ。あんなデーハーなシャツを見事に着こなす大沢たかお氏に、これが淘汰されたボディコンね!をこれまた見事に着こなす鈴木京香さん。ポップだ。金髪の佐藤浩市氏もキャスケット姿がかわゆい松田翔太くんも良い。キャスティングはとにかく◎の本作。袖カバー公務員姿の大沢たかお氏もまた良くって。

クラシックが表すのは車。私の好きなクラシックカーが満載。ポップなギャングにクラシックカーだなんて、なんて豪華な映画なのでしょうか。車といえば、CGをふんだんに使ったカーアクションはどうかと思いましたが…。

さて、肝心のストーリーですが…これだけは×印を付けずにはいられません。

なぜ原作通りにやらなかったのか?

という憤り。いや、オリジナルでも見事に成立していれば良いのですよ。でもね、最後にどうしてああなったのか、ぼんやりとではなくて論理的に説明していただきたい!あぁ、○○がうまいことやったんだろうなぁ…では満足できないのですよ!ぷんぷん。そのあたりがしっかり描かれていれば×とまではゆかなっただろうに。あとは成瀬と雪子の恋愛模様がね。たとえ互いに恋愛感情を持っていたとしても、前面に押し出さずに奥ゆかしく大人らしくやってくだされば。仲間の中に恋愛感情は不要だと思っている私。恋愛が入った途端に輪が崩れちゃったりするんだもの。公私を分ける…といえば判りやすいかしら。原作との変更点に粗が目立ったような気がします。やっぱり原作の方が上か…と思ってしまった悲しい瞬間。

ただ、映像とひねりの利いたジョークには満点をあげたい。象とキリンと冷蔵庫なんて、まさに最後まで楽しませてくれたではないですか。響さんのエンドロール演説も良かった。聞き入ってしまったもの。響さん=佐藤浩市氏には鑑賞前ちょっと違和感を感じていたのですが、あれだけの説得力のある演説をさせるには並大抵の役者じゃ駄目だ!と、佐藤浩市氏クラスの役者じゃなきゃ駄目だ!と実感しました。大沢たかお氏と佐藤浩市氏のビリヤードの場面なんて、かっこいい男ふたりに身悶えします。って、映像とジョークの話をしていたはずなのに、いつの間にか佐藤浩市氏の話に・・・。

とにかくポップ&クラシック&スマート(おぉ、いつの間にか増えてる…)な映画で、また観ても良いなと思わせる一作でございました。

原作のレビューはこちら

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