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2006/05/22

『ニンギョウがニンギョウ』 西尾維新

ニンギョウがニンギョウ Book ニンギョウがニンギョウ

著者:西尾 維新
販売元:講談社
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私は17番目の妹が死ぬたびに映画館に行く。

戯言シリーズで御馴染みの西尾維新ノン・シリーズ。

これを理解できる人はいるのでしょうか?

あまりに破綻したストーリーに、内容紹介を書くことすらできませんでした。というか、ストーリーなんてありましたっけ?誰か教えてください…。

戯言シリーズも『サイコロジカル』くらいまではまともに読めたんだけれどなぁ。『ヒトクイマジカル』『ネコゾギラジカル』あたりは、いーちゃんと蒼の過去くらいは解き明かして完結するだろう…という希望だけが私の手を動かしておりました。

西尾維新氏は確か私と同い年だったと記憶しております。西尾氏が“京都の二十歳”と呼ばれていた頃、私もちょうど二十歳だったものですから。『クビキリサイクル』を読んだときは、すんごいこと考える同級生がいるもんだと感嘆しましたが、もう西尾氏の考えていることがわかりません。

西尾氏は「ファウスト」創刊からもわかるように、出版界に新しいムーブメントを巻き起こしましたが、西尾氏のやることなすこと「はい、賛成!」という世情にはちょっと納得しかねます。だって、『ニンギョウがニンギョウ』をきちんと理解できる人がそうそう居るとは考えられないもの。この『ニンギョウがニンギョウ』が出版に至る…という世の中が信じられません。西尾氏のネームバリューだけで確かに売れるかもしれないけれど、出版業界というものは売れれば良いってものではないでしょう?その本を出版し、読者がそれを読むことでなにか新しい感覚・懐かしい感覚を呼び覚まして欲しい、そう願って本を創ることが出版業界に求められた使命だと思います。売れるからといって破綻した物語を世の中に出すことではないはず。

なにかが大きく変わってきている。その一端に西尾維新氏が居る。良いのか悪いのかは一個人では判断できないけれど、私の感情論で云えばそれは“否”なのです。

次に読む西尾氏の作品は『クビキリサイクル』にしよう。褒めちぎったレビューを書こうと私は誓うのでございます。

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