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2006/04/30

『エルの終わらない夏』 関田涙

エルの終わらない夏 Book エルの終わらない夏

著者:関田 涙
販売元:講談社
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母が亡くなり、突如現れた伯父に引き取られることとなったエル。

エルは伯父の別荘で父が失踪した謎と17年前に起こった殺人事件の謎に挑む。

そこにはエルの存在意義が隠されているから…。

『刹那の魔女の冒険』で私を激怒させました関田涙氏の新作をようやく読みました。発行から読了までに1年近く経ってしまったのは、もちろん『刹那の魔女の冒険』の悪夢が忘れられなかったからです。

関田氏は名探偵ヴィッキーシリーズで第28回メフィスト賞を受賞しデビューされました。『蜜の森の凍える女神』『七人の迷える騎士』までは女子高生探偵ヴィッキーとその弟・誠くんを主軸とした本格ものを出版していて、私結構好きだったのですが、3作目『刹那の魔女の冒険』でおもいっきりメタミステリをやらかして、一気に私の中で株を大暴落させました。ブラックマンデーと言っても等しい。

その関田氏ですが、『刹那の魔女の冒険』発行より1年以上新刊が出なかったものですから、「やっぱりね…」と思っていたのですが、この『エルの終わらない夏』で復活。やはりヴィッキーシリーズではありませんでしたが。

本作の感想としては、非現実的箇所を除けばなかなか良いミステリだと思います。ヴィッキーシリーズファンをやりとさせる少年の登場もありますし。ただ、非現実的箇所を受け入れられない人は『刹那の魔女の冒険』で私が感じたような憤りを感じることになるのでしょうね。(もう『刹那の~』についてはくどくど書くのを止めよう←自分)

カテゴリとしてはミステリというよりも、ちょっと切ない青春ものになるかもしれませんね。エルと少年の恋愛ものでもあり、エルの成長を見守るストーリーでもあり。少年(紹介文にに名前書いてあるから伏せなくても良いのですがね。少年の名前は誠くんと言います)

是非ともラストであのような決断を下したエルが誠くんと良い未来を築いていって欲しいと願っています。それがヴィッキーシリーズであのような過酷な運命を背負った誠くんへの救いです。

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2006/04/29

『ぼくのメジャースプーン』 辻村深月

ぼくのメジャースプーン Book ぼくのメジャースプーン

著者:辻村 深月
販売元:講談社
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ぼくの好きなふみちゃんを傷つけたあいつを許せない。

言葉に不思議な力を持つぼくは、その力で復讐することを決意する。

復讐までの一週間、不思議な不思議なお話。

辻村深月氏、天才かもしれないっ!

こんなに心打たれるお話読んだのは久しぶりです。辻村氏のこれまでの作品の中でも、ピカイチで好みです。辻村氏の作品では、いつもラストでうるっとさせられてしまいますが、今回もやられました。泣かせようとしているわけではないと思いますが、作品を通して登場人物が必ず成長を見せてくれるものですから。そういう姿にたまらなく弱いのです、私。

今回はちょっと不思議な力を持った少年が主人公ですが、物語の肝は不思議な力云々ではなくて、人間が相手に与える影響や干渉をどうとらえるかがテーマになっております。人道というものをあれだけの量で説かれたら、普段の私なら絶対に嫌になって投げ出すところなのに、辻村氏の作品だけはそれがない。そういった作品を書く作家だという事前知識があるにしても、流石と言う他ありません。脱帽。

それに、辻村作品を既にお読みの方であれば、おおっ!と思えるあのお方がキーパーソンとして登場してますしね。好きだったんですよねぇ、あのお方。冷静沈着で、物腰も柔らかくって。あんな方に師事したいものです。

デビュー作から振り返ると、個人的に『ぼくのメジャースプーン』→『冷たい校舎の時は止まる』=『凍りのくじら』→『子どもたちは夜と遊ぶ』の順で好みだということになるでしょうか。第一作目の『冷たい校舎~』はメフィスト受賞作ということもあってミステリテイストを含んだ作品でしたが、二作目『子どもたち~』でそのテイストもほぼ下火になり、三作目からは全く見られなくなりましたね。

ミステリ好きとしてはまた辻村氏のミステリものを読みたいと願うばかりですが、これだけクォリティの高い作品を読まされれば、新作を出してもらえるだけで嬉しい。シリーズもの以外で、数少ない新作が楽しみな作家のひとりです。

しっかし、ほとんど私と歳が変わらないっていうのがショックでもあり、驚き。

辻村氏はいつか大きな賞を受賞すると思います。もっともっと活躍してくださることを祈りつつ『子どもたちは夜と遊ぶ』を再読しようかと考えております。

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『蛍』 麻耶雄嵩

螢 Book

著者:麻耶 雄嵩
販売元:幻冬舎
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オカルトスポット探索をメインに活動しているアキリーズ・クラブ。

クラブの夏合宿がかつて殺戮の場となったファイアフライ館で行われることになった。

ファイアフライ館で再び起こる殺戮に隠された大トリックとは?

ぐいぐい引き込まれるストーリー展開が良いです。ただ、麻耶氏の狙った大トリックの伏線のせいで、読みにくさが出てしまったのも事実。気が付く人はあれ?あれれ?と違和感を感じながらラストまで読むことになると思います。

ちょっと犯罪のスケールが大きすぎるかなぁと感じたのも事実。だからこそのハードカバー出版だったのかもしれませんが。ノベルスのスケールではないですよね。最近は出版形態をこんな風に分類するようになってきました。個人的にはノベルス程度のスケールが一番しっくりきます。

とにかく、ミステリとしてのいろいろな要素を詰め込もうとしすぎた、飽満感は否めません。普通ならそのネタだけでミステリ一冊書けるよ!というネタがふたつもみっつも出てまいります。それを「得した!」と感じるか、お腹一杯感を感じるかは読者次第。個人的な意見としては、ネタがぶつかり合って料理自体をぶち壊している感じ。世界三大珍味を使って料理を作ったら、どれもこれもが主張し合って、えもいわれぬ料理になってしまったぜ…みたいな。

エピローグもすごかったし。たった頁1枚で世界を終結させてしまいます。

でも、それをやるからこそ麻耶氏なのかな、とも。『翼ある闇』を読んだときの衝撃ったら無かったですしね。久しぶりに『翼ある闇』読みたくなってきたなぁ。

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『密室に向かって撃て!』 東川篤哉

密室に向かって撃て! (光文社文庫 ひ 12-2) Book 密室に向かって撃て! (光文社文庫 ひ 12-2)

著者:東川 篤哉
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

烏賊川市のはずれ、鳥ノ岬で起こった連続銃殺事件。

衆人密室の中起こった殺人に、家賃滞納探偵が挑む。

烏賊川市シリーズ第二弾。

読むのに3日もかかってしまった。この薄さのミステリに3日…この経過日数に何かを感じ取っていただけたら。

第二作目にしてこのユーモアの数。東川氏はもう自分のスタイルを確立されたのですね。でも、そんなにいらないよ!というのが私の個人的な意見。

登場人物の台詞だけでなく、地の分でも繰り返されるジョーク。ちょっとうんざり。3日もかかってしまった原因はここにあります。だって、捜査が遅々として進まないんだもの。ユーモアはもちろんですが、本格として読ませてください、じっくりと。

本格部分は名探偵が皆を集めてなんとやら…を実践していてニヤリ。その謎解きにも納得でニヤリ。でもねぇ、そこに到達するまでが長かった。

キャラ小説としての烏賊川市シリーズにそこまでのめり込めない私としては、ちょっと辛いのです。キャラ萌えできたら、きっと至福の時なのでしょうね。きっと。

東川氏の作品を読むと、石崎幸二氏の作品が読みたいなぁと思います。石崎氏のミステリフロンティアの予告が出て早○年。一体いつ発行になるのでしょうか。お願いします、東京創元社さん…。

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2006/04/23

名探偵コナン「銀翼の奇術師」

名探偵コナン「銀翼の奇術師」 DVD 名探偵コナン「銀翼の奇術師」

販売元:ユニバーサルJ
発売日:2004/12/15
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「世紀末の魔術師」に続き、テレビ放送されたものを録画した「銀翼の奇術師」を観ました。「何度目だ、ナウシカ」もとい「何度目だ、コナン」ってくらい観ているのですが。しかもこのビデオ、予約時間を間違えて肝心のラスト10分が入ってないんですがね…。

さて、この「銀翼の奇術師」は「世紀末の魔術師」に続いて好きな作品です。どちらもキッドの登場に関係なく、ストーリーとして完璧だと思っているのですが。まぁ、キッド抜きで考えるなんてことは到底できないんですけれどね。

まずはキッドからの予告状を基に舞台を鑑賞に行くご一行。舞台といえばマヤ!最近のガラスの仮面狂いが高じて、マヤを探してしまう可哀相な私。

しっかし、キッドがこの場面では工藤新一になりすまして登場しますが、あんたたち顔が似ているなんてもんじゃないですよ!もしや優作さんの隠し子じゃ…ってくらい似てます。蘭が間違うようではもう致命的。いつでも身代わりOKです。アリバイ作りに是非ご利用ください。ただし、ご利用は計画的に…。

そして屋上でのコナンVSキッドの直接対決。トランプ装着拳銃(なんていう名称なんですか?)でぐいぐいコナンを追い詰めるキッド。あのキッドの楽しそうな顔ったらないわね。超Sじゃないですか?好きな子ほどいじめたいって心理ですか?むふ。

コナンが屋上から落ちたときのキッドの必死そうな顔ったら見物です。あのときは黒羽快斗の顔が出ちゃってましたね。むふふ。

しっかし、コナンは度胸ありますねぇ。あの抜けている阿笠博士のことです、パラクライダーが開かなかったらどうするつもりだったのでしょうか。まぁ、その場合はキッドが命がけで助けるのでしょうが…むふふふふ。

その後場面は一気に空港→飛行機内に。ここでちょっとした謎解きが繰り広げられますが、最早おまけ状態です。劇場版のコナンはミステリというよりもサスペンスないしはアクションでございますから。

すったもんだのあとはついにコナンのジャンボ操縦です。この映画の最大のツッコミ所。コナンのスケールがでっかいと言われる所以です。

今回キッドが変装した新庄くんですが、なかなかのイケメンだったので安心して見ることができました。どうぜ生キッドが見れないならば、せめておっさんではなくイケメンで。あの容姿ならキザったらしい台詞もいけるし。声色変化もそんなに違和感なかったしね。

私は本作のような好敵手同士がピンチを乗り切るために、一時的に手を結ぶというストーリーが大好きです。競演も良いけど協演もね。信頼しているからこそ隣に座ってもらいたいという心理。たまりませんなぁ。

そして、最大のピンチを乗り切るために高速で飛ぶ飛行機から降りるキッドさまですが、普通は死にます。モノクル撃たれたときといい、キッドは不死身ですねぇ。超合金ででも出来ているのでしょうか。飛行機から降りるときのキッドのキザったらしい台詞もまた良かった。惚れる。

いつも思うのですが、キッドはどうしてあんなにハンググライダーで飛んでいられるのでしょうね。ジェットかなにか付いているのでしょうか?まぁ、ベルトからサッカーボールが飛び出してくるくらいだから、もう何でも有りか。スケボーはマッハで走るし。

地元(道産子なんです)の函館空港が大変なことになってましたが、そんな地元ネタもあるなかなか好ましい一作でした。

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名探偵コナン「世紀末の魔術師」

名探偵コナン 世紀末の魔術師 DVD 名探偵コナン 世紀末の魔術師

販売元:ポリドール
発売日:2001/03/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ただいま名探偵コナンにどっぷりハマっております。コナンにというよりも怪盗キッドになんですが…。今回もキッド登場の劇場版「世紀末の魔術師」を鑑賞いたしました。

劇場版の中ではこの「世紀末の魔術師」が一番好きですね。ミステリミステリした箇所はまったくないのですが、謎のスケールがでっかくて。歴史好きとしては歴史に絡んだ謎が提示されるとぞくぞくしちゃいます。

ど頭に登場する怪盗キッドに萌え。「お嬢さん」なんてキッドに囁かれてみたいぜ。歩美ちゃん、その役代わっておくれ…って代わってもらっても、もう「お嬢さん」って歳じゃないんですけどね。でも、キッドなら「お嬢さん」って言ってくれそうな気がするの。

今回キッドが狙うは鈴木財閥が所有する“メモリーズ・エッグ”でございますが、園子ん家はマジで金持ってますね。園子を見ているとその事実をかなりの確率で忘れさせてくれます。おっ、お友達になってください。

ゲスト出演の平次ですが、たったあれだけの出演なのに、腐女子の皆様が狂喜乱舞しそうなシーンがいくつもございましたね。頭の良いおしゃべりは私の好みからは微妙にはずれていますので、今回はこの話題はスルーで。でも、バイクの後ろには是非乗っけてください。

さて、今回はスコーピオンという謎の国際指名手配犯がキーとなりますが、こいつは一度キッドを打ち落としております。にっくきスコーピオン!

キッドは変装の名人なので、キッド自身の姿がなかなか登場しないのが日々残念です。今回もキッドは誰だ!クイズが繰り広げられましたが、一瞬高木刑事を怪しませておいて、結末はバレバレの白鳥刑事。これはあからさますぎるのでネタバレにはならないと思うよ…。

なんだかんだでスコーピオンを捕まえてハッピーエンドとなるわけですが、ラストが今回最も私を狂喜乱舞させてくれるシーンです。好敵手たる二人の直接対決。もっともっと絡んで欲しかったというのが正直なところですが、あれで貸し借りなし!ということで再会を約束したといったところでしょうか。鳩に囲まれるキッド…ちくしょう可愛いぜ。

今回はコナンの大ジャンプとかジャンボの操縦とか、ツッこんでください!というポイントはあまり無く(いや、モノクルを撃たれたキッドは間違いなく死んでいると思いますが…)妥当なシーンが多くて純粋に楽しむことができました。

レビューもおとなしめだもんね、自分。

5月1日はテレビシリーズで「コナンVS怪盗キッド」の再放送をするようなので、かなり楽しみにしております。あの回もすごく好きなんだよなぁ。

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『カーの復讐』 二階堂黎人

カーの復讐 Book カーの復讐

著者:喜国 雅彦,二階堂 黎人
販売元:講談社
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古代エジプトでは死者の魂は“カー”となってその身に戻ってくると信じられていた。

そして、王家の墓を研究のために暴いた学者が何者かに狙われ始める。

果たして“カー”は本当に存在するのか?アルセーヌ・ルパンがこの謎に挑む。

ミステリ好きにとって“カー”といえばディクスン・カーですので、タイトルを見た時はてっきりディクスン・カーものの(あるいは“ばりの”)推理小説だと思っておりました。まさかアルセーヌ・ルパンものだったとは…。

さて、肝心の内容ですが、本家のアルセーヌ・ルパン(本当はリュパンの表記の方がしっくりするのだけれど)ものに則ってただただ記述が続くつまらない冒険小説になっておりました…。本家は翻訳ものの性からか、どうしてもそういった形式になってしまうものですが、そこには強いルパンの個性が存在するので楽しむことが出来ます。

でも本作はね…。起きたことがただただ描かれているだけで、そこにぐっと引き込む要素が無い。起きてる事象も隠し通路がどうしたこうしたという、想定の範囲内の出来事ばかりだし。そして、肝心なルパンの魅力を筆力から感じることができないのですね。

きっとルパンならここですごい隠し玉を持っていて、ラストにびっくりさせてくれるんんだろうなぁ…という私の期待をすべて裏切ってくれました。ある意味ルパンの変装をした別人だったのではないだろうか?と。

金庫の件がもしかしたらびっくりに相当するのかもしれませんが、ある程度想像力を持った大人なら金庫の件がストーリーにのぼった時点で、とっくに真相を看破していることでしょう。それだけで大泥棒なら私も大泥棒ですよ…。

ということで、非常に不本意だった一作。

二階堂氏は昨年、ご自分の本業ではないところでミステリ界を賑わせておりました(人の土俵で相撲をとるどころか、住んじゃったみたいな)ので、ちょっと嫌煙気分だったのもありますが…。

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「ガラスの仮面」鑑賞会

ガラスの仮面 第1幕 DVD ガラスの仮面 第1幕

販売元:メディアファクトリー
発売日:2005/09/22
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先週はコミック(原作)の一気読み、今週はドラマの一気観でございます。(アフィリは出てこなかったのでアニメ版です)

近所のレンタルビデオ屋にはpert2しかなくって、芸能界追放編からのスタートです。でも、真澄さまとの恋愛が発展し始めるのがこのあたりだから、まぁいっか。97年製のドラマですから…むにゃむにゃむにゃ。

さて、注目ポイントをいくつか。

まず、速水パパが筒井康隆先生でしたか!?最近では『富豪刑事』でもお馴染みの筒井先生ですが、まさかこの作品にも鬼畜役で登場しているとは。筒井先生、奥が深いぜ。

そして、紫織さんが超性悪!超性悪!!怖いよ、紫織さん。コミックの紫織さんはマヤにしっとしつつも健気に真澄さまを追いかける、邪魔だけど憎めないキャラでしたが、ドラマ版紫織さんはだたの嫌な女じゃないですか。マヤ、遠慮しないでうばっちゃいなさい。

さらに、なぜか登場河相我聞!この当時が人気絶頂のころだったのでしょうか。ドラマオリジナルキャラで登場。あんたのせいで、コミック以上にマヤが苦労させられているのを観て、かなり苛々させられました。河相我聞がマヤとラーメンを食べているシーンを観て、彼は未来を予知していたのだな…とちょっと切なくなりました。

そうそう、すごいね亜弓さんの普段着。あんなのなかなか着れないよ。あんなでっかいイヤリングしてたら耳たぶ伸びちゃうよ亜弓さん。ただ、コミック版の亜弓さんを忠実に表現しようとしたらああなるのでしょうね。そうそう、服装といえば、マヤのスカートいっつも短すぎではありませんか?

あとは、印象薄いぜ桜小路くん!真夏の夜の夢のあとにとびきりのスマイルで登場したと思ったら(ロンドンに行っていたなんて設定忘れていたよ)、真澄さんとマヤをめぐってバトルすることなく、スチュワートとしての出番もほどんどなく、なんのために登場したの?というくらい存在感無かった…。小橋くん、なかなか好きなだけにショックだぜ。

それとね、これでもかっ!と言わんばかりの真澄さんの紫ネクタイ。俺の気持ちに、存在に早く気付いてくれ!という出来る限りのアピールですか?マヤは鈍いからねぇ、そのくらいのアピールじゃまだまだですよ。マヤだったら、胸に紫の薔薇を挿していてもスルーやもしれません。

全体に横たわる昼ドラタッチの作風も非常に気になりましたが、昼ドラ好きだからまぁいいや。でも、テレビが一台しかないからといって無理矢理観たくもないドラマを観せられた同居人は、あの非現実っぷりに吐き気がするとおっしゃっておりました。まぁ、野生を手に入れるために着の身着のまま山に向かう奴はなかなかいないし、そこで野生を掴んだからといって崖っぷちで遠吠えする奴はほぼ皆無でしょうな。

でも、原作に基本的に忠実で、キャスティングも絶妙(特に真澄さまね☆)でしたので、やっぱり名作だと思います。どうやら知らない間に二時間ドラマで完結編をやっていたようなので、早速レンタルビデオ屋さんでチェックすることにいたします。

皆様も是非ご覧くださいませ。

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2006/04/21

『夏期限定トロピカルパフェ事件』 米澤穂信

夏期限定トロピカルパフェ事件 Book 夏期限定トロピカルパフェ事件

著者:米澤 穂信
販売元:東京創元社
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今日も小市民たれを合言葉に日々を平穏に暮らすことを願う「狐」と「狼」。

そんな二人が夏休みに遭遇した謎と事件とは?

米澤穂信の「小市民シリーズ」第二弾。

今回の装丁も可愛らしくて良いですね(おいおい、まずそこかよ)。私が『春期限定~』を本屋さんで手に取ったきっかけがこの装丁だったものですから、印象深いものがあります。

さて、肝心の内容ですが、今回の「狼」は前作にも増してハードです。まず、小佐内スイーツセレクション・夏と題された夏休みスイーツ巡りでございますが、小佐内さん是非ご一緒させてください!ってなもんです。

米澤氏のスイーツの表現方法は巧みですね。食べたくなってしまうもの。シャルロットを是非。実在のメニューなのでしょうか?たとえ実在していても、地方都市に住む人間としては一生食べることはできないのですが…ケーキはさすがにクールであっても送ってもらうわけにいかないし。残念。

そんな美味美味スイーツに囲まれても「狐」と「狼」は知恵比べをしてしまうし、ちょっとした大事件(どっちなんだ~い?)に巻き込まれて(?)しまうわけです。

今回は短編の体をした長編小説なのですが、うち2編は既に『ミステリーズ』上にて発表されております。もし長編のプラン無しにあの短編を書いたのならすごいね。(間違いなくそんなことはないであろうが。もしそうなら、文庫化にあたり加筆されていることでしょう)

『春期限定~』よりも題材はミステリミステリしておりますが、解決方法はやや難易度低めで作成されているところがミソ。まぁ、そこからラストの大オチにぐぐぐっともってゆくところが米澤氏です。ちょっと『犬はどこだ』を思い出しましたよ。

そして、本作を読むことによって「狐と狼の中学時代」よりも気になることが出来てしまいましたよ。それは「狐と狼の今後」。これだけではネタバレにはなっていないと思うのですが、もしこのレビューを『夏季限定~』よりも先に読むことになった方は、『夏期限定~』の序章一発目の文章にびっくりしてくださいね。

次作の『秋期限定』はどんなスイーツになるのかしら?マロンあたりと推測しているのですが…。オフィシャルでタイトル発表されておりましたね。『秋期限定モンブラン事件』の模様。いまから楽しみです☆

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2006/04/17

名探偵コナン「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」

☆警告☆このレビューには腐女子要素が満載でございます。嫌悪感を覚える方は読まないことが懸命です。警告致しましたぞ…。

                                                 

身悶え中☆

いやぁ、この「名探偵コナンDVD PART8(第7巻)」は最高ですね!アフィリが出ないのが残念だよ、よよよよよ…。

「工藤新一VS怪盗キッド(first contact編)」が見られるだけで、もう鼻血もの。高校生編工藤新一がたまらん。ヘリに大股開いて座っている新一がまず最高。コナンみたいに足バタバタさせて座っている姿じゃ萌えられませんな。

あとは目暮警部から拳銃(ニューナンブですか!?)を奪って発砲する新一。目暮警部減俸決定☆新一には甘々な警部が微笑ましい。

って新一のことばかり書いておりますが、本当の狙いはキッドです。あの快斗からキッドに変わったときのキザったらしい口調がたまりません。あのキザ口調で口説かれ隊ものです。高校生快斗にはあまり興味がないのだよ。

そして「集められた名探偵(黄昏の館編)」。本当の目的はキッドであっても、真の目的はこちらに登場するあのお方。現在連載中の原作の方に登場されていらっしゃるそうですが(早く読みたいぜ、こんちくしょう)…

白馬探さまぁ!!!(キャー☆)←可哀想な仔…

キッドに輪をかけてキザったらしい彼。そしてそして…

石田彰ボイス!!!(しびれりゅ☆)

キザったらしくて、変態的な(決して変態ではない)あのお声を白馬くんで聞けるなんて…今日はもうこのまま眠ってもいい!(寝ると朝が来るので眠るのが怖い私)

たまりませんな。

黄昏の館編になってちょっと画像(アニメ画)が落ちたのが残念でしたが、白馬くんの魅力はそんなものでは隠すことはできません。

たまりませんな。

謎解きとしてもこの作品は好きです。名探偵の叡智をあそこまで堪能できる作品なんてないですよ、本当に。犯人のちょっとした動作で、あっという間に一致団結。灰色の脳細胞をフルに使って、逆に犯人を罠にかけてやろうぜ!というなんとアツい作品。(さらっと確信に触れる発言を繰り返しておりますな。興奮状態が為せる技だ)

この謎解き部分でもご飯3杯いけるぜ。

そこに白馬(石田)エッセンスがプラスですから、もう言うべきことはありません。このDVD購入しようかと本気で考え始めてます。

だってラストの「逢いたくない恋人」発言だけで、ご飯5杯はいけるじゃないですか!

今日は随分と腐女子発言の多いレビューだったわ・・・(レビューだったのか!!!)

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『ぼくと未来屋の夏』 はやみねかおる

ぼくと未来屋の夏 Book ぼくと未来屋の夏

著者:はやみね かおる
販売元:講談社
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一学期最後の日、ぼくが出会ったのは未来屋。

未来屋とぼくが過ごした小学校最後の素敵でちょっと不思議な夏休み。

ミステリーランドの執筆陣って本当に豪華ですよねぇ。ノベルスのアツい講談社だから出来るラインナップといいましょうか。その中でもおそらく大人よりも子どもに絶大なる人気を誇るであろうはやみねかおる氏の一冊が今日のレビューです。

はやみね氏の著作で最初に読んだのは青い鳥文庫の「そして五人がいなくなる」でございました。大学生時代、家庭教師先のお嬢さんが読んでいたのをちょっと読ませてもらったわけです。彼女が算数の問題を解いている間にね。(そんな彼女もきちんと有名中学校に合格致しました。よよよ。)

そのときの感想が「子ども向けのジュブナイルなのに、ミステリマニアうはうはネタ満載だなぁ」というものだったのですが、まさか本職のミステリ作家さんだったとは。(今回はもちろん知ってて読みましたのよ。ほほほ。)

さて、肝心の感想はというと…ちょっと物足りない!ここのところ読むミステリーランドミステリーランド、どれもこれも後味の宜しくない凄みのある作品ばっかりだったので、ここまで少年少女のために書かれた純粋な作品では物足りなくなってしまいまいした。

未来屋って本当に未来がわかっちゃう不思議な人なのかなぁって思ってたのですが、案外人間臭く描かれているものですから。いや、実際にそんな人いたら奇人変人の部類で、宗教起こしちゃいますか?ってな具合なんですが、もうちょっと神秘性を持たせてくれたら良かったってことなんですよ。

でも、この作品こそがミステリーランドなんでしょうね。

今度ははやみね氏の講談社ノベルスシリーズの方に手をつけてみようと思っております。

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2006/04/16

『ほうかご探偵隊』 倉知淳

ほうかご探偵隊 Book ほうかご探偵隊

著者:倉知 淳
販売元:講談社
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ついに僕が不用物連続消失事件の第4の被害者に!

クラスの要らないものばかりを盗んでいるのは誰なのか?

ほうかご探偵隊が真相に挑む。

やっぱり倉知氏の作品に唐沢なをき氏のイラストは合うなぁ…ゴールキーパーの彼の惚けた顔なんか最高です!

と、いきなり本編とは関係の無い感想で申し訳。

倉知氏のミステリーランドは大人用と少年少女用に二つオチが用意されていて、なかなか楽しめました。ちょっと猟奇的な大人用と円満解決の少年少女用。ひねくれた大人代表の私としては大人用のオチの方が好きです。だってミステリだもん。

さて、今回の探偵役であります龍之介くんはやっぱり○○先輩の○っ子(先輩が隠れていない辺り伏字ではないな)なのでしょうか?もしそうなら、どんなひねくれた大人になってしまうのか、お姉さんは心配です。

特に決まった仕事はしてないみたいだけど…って主に後輩にタカって生きてるのだよ。いや、私も○○先輩好きですよぉ。まるで猫のように愛くるしいおめめをした先輩が。

さて、今回の作品で妙に納得の面白い解釈がひとつありました。怪人二十面相は変装した姿を目撃してもらえるまで、じっとじーっと待ってなくてはならない…というもの。可愛いよね、とっても!

「びっくりするだろうなぁ。むふふ。」なんて独り言を呟きながら物陰に隠れて何時間も待ち続ける怪人二十面相。可愛すぎる。

怪盗は前から好きですが、もっと怪盗が好きになっちゃいました!いや、奇想天外なカッコした怪盗ばかりじゃないですが。

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はっ、早く続きを!!!

ガラスの仮面 (第37巻) Book ガラスの仮面 (第37巻)

著者:美内 すずえ
販売元:白泉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

大人買いをしました『ガラスの仮面』を一気読み。

やっぱいいっ!!!

マヤVS亜弓さんの紅天女ライバル対決ももちろん見ものなのですが、私の心を捉えて離さないのは

真澄VS桜小路くんの恋敵対決です☆

高校生の頃からバリバリの真澄さん派だった私は、今回も37巻の真澄マヤらぶらぶシーンにすっかりやられてしまいました。

というか、真澄さんが醸し出す大人の魅力にノックアウトですよ。

はぁ…たまらん。

でも、42巻を読んでいたら(高校生の時はまだこの巻は発行されていなかった)桜小路くんも随分と良い漢になって。

はぁ…たまらん。

早くこの恋敵対決に終止符を打って、マヤを幸せにしてやってください。

漫画を一気読みしたら、次はドラマが観たくなってきましたよ。

ドラマ版は真澄さんが田辺誠一さんで、桜小路くんが小橋賢児くんなんですよね。どちらの御仁も私の超好み。最高のドラマだったなぁ。

はぁ…たまらん。

とにかく早く続きが読みたい!

新刊プリーズ!!

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2006/04/14

我が青春の1ページ

新アフィリにすごいのを発見してしまい、本当は記事100個の節目に変えようと思っていたテンプレートを変えてしまいました。

見りゃわかるよ!とのツッコミ必至ですが…

ベルバラです☆

アンドレ大好き。アンドレに尽くされたい。

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2006/04/13

『麿の酩酊事件簿 月に酔』 高田崇史

麿の酩酊事件簿―月に酔 Book 麿の酩酊事件簿―月に酔

著者:高田 崇史
販売元:講談社
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二日後の世界へとあっという間にタイムスリップできる薬を知っていますか?

今日も文麿はこの薬を常飲し、時間も女性も失ってしまうのです。

そんな悲しい男とお酒と殺人事件のお話。

引き続き『麿の酩酊事件簿』です。本当の内容紹介は『麿の酩酊事件簿 花に舞』をどうぞ。

今回は前作よりミステリチックでございますね。何故って、殺人事件ですもの。前作でも殺人事件を扱ってはいましたが、すべてリアルタイムで起こった事件ではなかったため印象が薄い。もちろん、テイストは今回も同一ですのでご安心を。

『月に酔』の最後に漫画版原作の広告(?)が載っていましたが、全二巻で完結なのですね。読んだことは無いので想像ですが、ノベライズにあたって高田氏が大幅に加筆されているようなので、執事・大原の存在すらもオリジナルかもしれませんね。

ここはやはり高田氏に早急にシリーズ新作を書いてもらうしかないじゃないですか!

このブロ愚をご覧になった講談社の方、いますぐ高田氏に執筆を依頼してください(無理無理。見ない見ない)

はやくまつゑさんが「よよよよよ…」と泣き崩れ、大原が「昨日は時の流れるままに終了致しました」と優秀な執事ぶりを発揮する場面が見たいのです。私の二大好きなシーン。

切望!

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2006/04/12

『麿の酩酊事件簿 花に舞』 高田崇史

麿の酩酊事件簿 花に舞 Book 麿の酩酊事件簿 花に舞

著者:高田 崇史
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

アセドアルデヒド分解酵素の足りない御曹司・勧修寺文麿。

文麿は勧修寺家婚姻家訓86ヶ条に見合う女性を探して今日も街に出る。

酩酊する文麿が解き明かす女性たちの秘密とは?

高田崇史氏公認ファンサイトを拝見していたら、この「麿の酩酊事件簿シリーズ」がようやく文庫化するとの情報が掲載されておりましたので、久しぶりに読んでみた次第です。

いやぁ。「QEDシリーズ」とえらい違いだ。

高田氏のシリーズには「QEDシリーズ」「千波くん(パズル)シリーズ」そしてこの「麿の酩酊事件簿シリーズ」と大きく分けて三つのシリーズがありますが、この三つを同じ作家が書いているとは思えませんね。それぞれに独自の味があって、私はどれも好きです。ここで各シリーズをカクテルに見立てて紹介できればカッコイイのでしょうが、私も文麿と同様、アセドアルデヒド分解酵素が超足りない人間ですので、断念。

さて、この「麿の酩酊事件簿シリーズ」。超お坊ちゃま勧修寺文麿が結婚相手を見つけるべく奮闘してゆく様が描かれているのですが、私が登場人物なら即結婚でございます。

何故って?それは文麿が超超超超名家のお坊ちゃまだからです。しかもイケメン。しかも酔えば博識。たまらねぇ…。

別にお坊ちゃま=お金じゃないんですよ。その伝統に萌え。関ヶ原の戦い以前からしぶとく鎌倉に住む名家なんて、想像しただけでよだれが。

しっかし、このシリーズ『花に舞』『月に酔』の続きがさっぱりでませんね…。高田先生?私としては麿に早くしあわせな結婚をしてもらいたいわけです。漫画のノベライズだから、原作の方が完結しなくてはこちらのシリーズも完結できない仕組みなのでしょうか?原作の漫画の方はどうなっているのだろう?うむむ。

文庫になるのを記念して、バシッとシリーズ最新刊を出しちゃってくださいませ。

「QED」のようなどっしりとした気分じゃないなぁ。でも、高田氏の作品が読みたいなぁ。でもパズルはめんどくさいなぁ。という方は是非、このシリーズをお読みください。結構オススメです。

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2006/04/11

大人買い

ガラスの仮面 1 (1) Book ガラスの仮面 1 (1)

著者:美内 すずえ
販売元:白泉社
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大人買いしちゃいました☆

GyaOでアニメ観てたら、どうしても全巻読みたくなっちゃって、そのままオークションに飛びました。

到着まで待てない!(まだ支払いどころか出品者からのメールも無いのに…)

前回の大人買い・のだめ(12巻)より安く買えちゃったよ。

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2006/04/10

『アッシュベイビー』 金原ひとみ

アッシュベイビー Book アッシュベイビー

著者:金原 ひとみ
販売元:集英社
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アヤは恋人でもない男・ホクトとルームシェアを始める。

ホクトが紹介してくれた男性に惹かれ、壊れ始めてゆくアヤ。

芥川賞受賞第一作目。

『蛇にピアス』がなかなか良かったので、二作目にも挑戦してみました。

えっとぉ、最初は有りかなぁと思ったのですが、どんどんアヤが壊れて狂気を孕んでくるにつれ…ごめんなさい。

性におっぴろげなのは良いんですよ。特に嫌な気はしないんですが、狂気は駄目です。

これまで他作のレビューでも狂気は嫌、狂気は嫌いと云い続けております私。「冷静であれ」を信条にしている私としては壊れてゆく人を見たり感じたりするのが徹底的に駄目なのです。

怖いんです。

本格ミステリの犯人は比較的壊れちゃっている人が多いのですが、狂人には狂人の理論があって、レクターのように理論的な狂人が多いんです。だから許せる…というかまだ理解できるのです。

でも、理論の無い狂気はとにかく怖くって。特に恋愛で壊れちゃったりする人間を見るのが怖い。理解できないのです。なぜ恋愛ごときで壊れる?って。

この『アッシュベイビー』はそんな怖さを感じさせる一作。

『蛇にピアス』のように爆発的に展開させる事件も無く、ただただ壊れてゆくアヤ。なにか大きな契機でもあれば良かったのだけれど。恋愛じゃなくてね。

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2006/04/09

『どんどん橋、落ちた』 綾辻行人

どんどん橋、落ちた Book どんどん橋、落ちた

著者:綾辻 行人
販売元:講談社
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綾辻行人が贈るフーダニット短編集。

仕掛けられた騙しに欺かれることなく、真相に辿り着くことが貴方には出来るか?

アフィリで表示されている文庫版装丁ではなく、ハードカバーの装丁がまるで洋書のようで好きです。

読書の楽しみの一つとして、内容と装丁のマッチングに唸るという楽しみがありますよね。

さて、肝心の内容。これがまた絶妙な騙しが至るところに潜んでいて、思わず笑みがこぼれてしまいます。ミステリを読み始めたばかりの人なら、きっと怒るのでしょうね。でも、コアなミステリファンはにやっとすること請け合い。

騙しを許容すれば、本格としても充分に成立します。私は再読で、すべてのトリックを認識しながら読んだのですが、フェアです、しっかりと。

“かつてあのシマダシウジをして「犯人当てクイズの名手」と云わしめた”綾辻氏が織りなす名推理。フーダニット以外の不要な部分を取り除いているので、読了後の爽快感がたまりません。これこそミステリの真骨頂。たまらないなぁ。

たまらないといえば収録されている「伊園家の崩壊」こそたまらない一作。もちろんフィクションでございますが、あの超有名一家を想像せずのはいられません。そういえば、折りしも今日は笹枝さん症候群の日ではないですか。こういったバカミス要素に真剣に取り組める綾辻氏に脱帽。

とにかくたまらない短編集。

願わくば、ミステリ初心者の方がこの作品を読んで怒り狂うことがありませんように。

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『盤上の敵』 北村薫

盤上の敵 Book 盤上の敵

著者:北村 薫
販売元:講談社
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強盗殺人犯が妻を人質に立て篭もった…。

妻を助け出すために夫が計画した命がけの作戦とは?

極上の北村魔術、ここに見参。

この『盤上の敵』を最初に読んだのは、センター試験が終わってすぐのことだったから…遠い昔のことだわ。

当時、北村氏の仕掛ける魔術にすっかり騙されてしまった私は、「すんげー!」を連発していたものです。友人と『盤上の敵』討論を熱く交わしたりして…懐かしい思い出。

とにかく、読むべし!の一言。この作品はネタがすべてですので、ネタバレをしようなどという野暮なことはいたしません。

まっさらな気持ちでこの作品を読んでいただきたい。そして見事に北村マジックに引っかかってください。

この手の作品は読みなれたコアなミステリファンでもこのトリックには引っかかるはず。もしやアンフェアと思わせるギリギリのラインですが、読了後の爽快感がアンフェアなんて言葉を吹き飛ばしてくれるはず。

好きです、この作品。

北村氏の作品はそんなに数多く読んでいないのですが、この作品と『ターン』が私のお気に入りです。そういえば『スキップ』『ターン』に続く『リセット』をまだ読んでいないことに気が付きました。次の北村作品は『リセット』かしら。

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『怪盗グリフィン、絶体絶命』 法月綸太郎

怪盗グリフィン、絶体絶命 Book 怪盗グリフィン、絶体絶命

著者:法月 綸太郎
販売元:講談社
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「ライト・シング、ライト・プレイス」をモットーとする凄腕怪盗グリフィン。

彼が巻き込まれることになったフェニックス作戦とは?

かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド第9回配本。

怪盗もの、好きです。

最初に怪盗ものに出会ったのはルパンで、そのあとリュパン。個人的にルブランの作品はリュパン表記の方がしっくりきます。こだわり。

さて、今回は法月氏がミステリーランドのために創造した怪盗グリフィンが主人公。最初、怪盗グリフォンだと思い込んでいてなかなか修正できませんでした。グリフォンの方が音馴染みが良くって。

グリフィンが巻き込まれることになるフェニックス作戦ですが、スリリングかつ二転三転する結末で非常に楽しい読書をさせていただきました。怪盗ものは騙し騙されがその醍醐味ですので、依頼人が怪盗に嘘をつくなんてのは当たり前。むしろ正直に盗みを依頼する方が怪しいってなもんです。

怪盗としての盗みのテクニックと、依頼人の本当の目的を探るための名推理。怪盗ものはこの二つの楽しみを一度に楽しむことができるから止められません。

あとはかつて子どもだったあなたへのファンサービス。今回は怪盗ものということで、ニック・ヴェルヴェットへのオマージュが。怪盗ニックも私の好きな怪盗の一人。カクテルの名前がニック・ヴェルヴェットだなんて、なんてありそうな名前なのでしょう。飲んでみたいわ。

本作はここのところ読んできたミステリーランドの中でも飛びぬけて子ども向きな作品でした。少年少女はきっと満足のゆく読書ができるでしょう。

法月氏、是非グリフィンに次なる活躍の機会を!楽しみにしております♪

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2006/04/08

『びっくり館の殺人』 綾辻行人

びっくり館の殺人 Book びっくり館の殺人

著者:綾辻 行人
販売元:講談社
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かの有名建築家・中村青司が建築したびっくり館。

必然のようにびっくり館で巻き起こる密室殺人事件。

かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド第9回配本。

お久しぶりっこ、御館様。

私は綾辻氏の「館シリーズ」を敬意をこめてこう呼びます。「御館様」と。

さて、ミステリーランドなのに正統な館シリーズ8作目となる本作。『暗黒館の殺人』の物理的にも心理的にもずっしりとした感じから離れて、『人形館の殺人』のようなシリーズ異色作に仕上がっております。

(ここから純粋に読了後の感想を書きます。当然ネタにも触れます。ご注意ください)

まず、本作は本格の骨子は残しつつあくまでも本格では無い、と。言うなればクリスティの『アクロイド殺し』でしょうか。ピンとくる人にはピンとくる記述があるので、ピンときた人にはトリックも犯人もピンとくるようになってます。この手のトリックは私は嫌いではないのですが、ちょっとあからさまかもしれませんね…。

あとは、名探偵の不在でしょうか。お馴染みの鹿谷氏が本作にも登場しますが、その登場の仕方がにくい。私個人的な本格論では名探偵が快刀乱麻に謎を解くというのがセオリーなので、その意味でも本格では無いとの結論。

あとは読み終わったあとの夢見の悪い感じ。これは麻耶雄嵩氏の『神様ゲーム』で感じた感覚に近いですね。ミステリーランドはその性質上、不条理で狂気を孕んだ謎をどこかに残しておかなくてはならないのでしょうか。その方が現在少年少女である彼らに残す物が大きいかもしれませんね。

最後に『虚無への供物』へのオマージュ。『虚無~』を読んだことのあるミステリファンならにやっとしそうな設定がいくつかありましたね。こういったかつて少年少女だったあなたに対するサービスが好きです。

次回の「館シリーズ」がいまから本当に楽しみ。お願いしますよ、御館様!!

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2006/04/07

『ミステリーズ 完全版』 山口雅也

このミス1995において第1位に輝いた山口雅也の代表作。

アフィリが表示されないと、すっきりしちゃってつまらないわ。

各地で大絶賛の『ミステリーズ』ですが、3度目の挑戦でようやく最後まで読むことが出来ました。

この“3度目の挑戦”というのがミソ。

つまり、私には合わないというわけでございます…。

いや、絶妙だと感じる作品もあるし、面白い試みだなぁと感じたものもあるのだけれど、一枚のCDに見立てたその独創性をもっと昇華させて欲しかったのです。

最後の作品でFADEOUTしていったそれまでの作品を上手に回収してくれるものだと勝手に解釈していたものですから。

いや、きっと回収はしているのでしょうが、私にはうまく伝わってこなかったのです。

大絶賛されている本作ですので、きっとうまく受け取ることのできない私の責任なのかもしれませんが。学の無い私でもがっちり掴んで離さない作品こそが、真の大作ということで。

まぁ、読書なんて読んだ個人がどう感じるかであって、人に感想を押し付けるものではないから(じゃあ、ブログなんてやるなよって話になりますか?)それはそれで良しだと思っているのですが。

『ミステリーズ』を読んで感じたのは東野圭吾氏の『名探偵の掟』をもっと深くマニアックにしたようなものかな、と。その意味で大衆受けする東野圭吾氏はすごいなと改めて感じるのです。

『名探偵の掟』を無性に読みたくなってきちゃったわ。

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2006/04/03

名探偵コナン「水平線上の陰謀」

DVD 名探偵コナン「水平線上の陰謀」

販売元:ユニバーサルJ
発売日:2005/12/14
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さっそく感想UP。

コナン劇場版で、映画館で観たのは「ベイカー街の亡霊」のみ。もちろんホームズとのコラボを楽しむためでございます。あとは地上波での放送に頼りっきり。

劇場版で一番好きなのは「世紀末の魔術師」でありましょうか。「銀翼の奇術師」も捨てがたいけれど…ってキッドものばっかりじゃないですか。ジャイアンツ…じゃない、キッド愛。

さて、肝心のレビューでございますが、もうミステリものというよりパニックものじゃないですか。ミステリの中身はコナン自身も言うように簡単で簡単で。たとえ黒幕がいようが簡単で簡単で。いや、視聴者は実際に犯人や殺害現場を神の視点で俯瞰しているか仕方ないのですが。漫画のように犯人黒子姿ってわけにはいかないからね…。

しかし、ツッコミ所満載でございました。

まず、小学生がモーターボート運転するか?いや、技術的に出来ないというより物理的に無理じゃないですか。ペダルに足届かないって。いや、モーターボートには自動車のようにペダルとか無いのですか?無知ですみません。

そして、コナンの大ジャンプ。何メートル飛んだよ?世界記録をマークしちゃってるのでは?しかも助走なしじゃないですか。ミラクル。

そして、モーターボートの余韻も冷め切らないままモーターバイクの登場。もう高木刑事も止めやしねぇ。

うん、コナンはなんでもアリで良いね。夢があるよ。

21時までの放送だと思ってすっかりビデオ予約を誤った「銀翼の奇術師」のときもジャンボジェット運転してたしね。オートパイロットじゃなかったよね、あのときも。ジャンボを操縦できるならそりゃ、モーターボートなんて簡単だよ。

あとね、コナンにおける山ちゃん(山寺宏一氏)の役割って、犯人役ばっかりね。愛しい山ちゃんボイスが聞こえてきたら犯人と思えってやつですよ。合掌。

さて、新作の「探偵たちの鎮魂歌」ですが、今回もキッド様の登場でございますか。コナン&平次&キッドなんて、超夢の狂宴もとい競演。どうしよう観に行きたい。でも、コナンの映画を20代女子がにやにやしながら観に行く様なんて、危なっかしくて警察呼ばれちゃうので同志がいたら観に行こう。鑑賞してまいりました!レビューはこちらからどうぞ。

でも、同居人は「ベイカー街の亡霊」でこりごりだって言ってたしなぁ。いや、「ベイカー街」ははっきり言って駄作だから…フェードアウト。

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2006/04/02

『「ギロチン城」殺人事件』 北川猛邦

『ギロチン城』殺人事件 Book 『ギロチン城』殺人事件

著者:北山 猛邦
販売元:講談社
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人形から送られた「help」の謎を解くために探偵たちが向かったのは『ギロチン城』。

『ギロチン城』で探偵たちを待ち受ける密室連続殺人事件とは?

北川猛邦が送る『城』シリーズ第四弾。

皆さんは大掛かりな物理トリックと小さな物理トリックどちらが好きですか?

最近読んだ中では東川篤哉氏の『館島』が大掛かりトリックに分類されますが、大掛かりトリックの第一人者といえば島田荘司氏の『斜め屋敷の犯罪』になるのでしょうか?館(城)そのものが物理トリックを成立させるためだけに建設されたというアレですが、私はこの大掛かりトリックというのが苦手です。

その存在自体に非常に嘘くさいものを感じてしまうのですね。えてして「金持ちの道楽」で片付けられてしまう大掛かりトリックですが、そこには「犯人が一生懸命考えました!」というミステリの醍醐味が失われてしまっているような気がして。

そう言いつつも綾辻行人氏の『館』シリーズは大好きだったりするのですが。

ここに存在する差は何なのでしょう?作者の筆力の差?そこに存在する大掛かりトリックの蓋然性を筆力でどれだけ納得させることが出来るか。

北川氏の作品を読むと、いつもその蓋然性に悩まされるのです。

(ここから激しくネタバレします。ここまではネタバレではないのかというツッコミは心の中にしまってくださいませ。ちなみに前作『アリス・ミラー城』の犯人にも触れます)さて、今回の『ギロチン城』にも叙述トリックが出てまいりましたね。

はっきり申し上げると、私は北川氏の仕掛ける叙述トリックが嫌いです。叙述トリックの醍醐味である「指摘されたときにハッとする感覚」「思わずページを遡ってしまう感覚」が無いのですね。非常にアンフェアに感じてしまうのです。

今回も「は?そんな記述隠してあったか?」と憤りながらページを遡りましたが、確認してもやっぱりアンフェア。巧妙ってどういう意味の言葉だっけ?と。

前作の『アリス・ミラー城』ではこの感覚が顕著で、アリスの存在は最初から記述しているにも関わらず、登場人物が意図的にアリスの存在を隠している。作品の中頃で「アリスが犯人だ!(アリスが逃げた!でしたか?)」と登場人物がはっきりと断言しているにも関わらず、そのあたりをすっかり無視しているのですね。

この『アリス・ミラー城』のアリス不在トリックには最初の最初の記述で気がついて、不在を認識しながら読み進めたので、私が受けたこの感覚は間違っていないはず。

とにかく、『アリス・ミラー城』から北川氏の仕掛ける叙述トリックに嫌悪感を感じてしまって仕方がないのです。ファンの方、申し訳ない。

ということで不満の残る一冊ではありましたが、北川氏の作品で私が常に高評価しているのはその設定と世界観です。『瑠璃城』なんて最高じゃないですか。今回の『ギロチン城』もその世界観には圧倒されました。

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2006/04/01

『ダウン・ツ・ヘヴン』 森博嗣

ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven Book ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven

著者:森 博嗣
販売元:中央公論新社
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エースとなったクサナギに求められているのは、飛ぶことではなく広報に利用されること。

迷うクサナギはついに空の上で彼との再会を果たす。

スカイ・クロラシリーズ第三弾。

『スカイ・クロラ』<『ダウン・ツ・ヘブン』<『ナ・バ・デア』

これが私の好きな順です。

『スカイ・クロラ』を読んだときには、このシリーズは苦手かな?と思ったものですが、『ナ・バ・デア』でクサナギとティチャーに魅了され、今回の『ダウン・ツ・ヘブン』で彼らは待望の再会を果たしました。

願いに願った再会。待ちに待った再会。

このシリーズは時間軸があやふやになりがちですが、そこを理解することが感動への第一歩。キルドレの存在を理解することが第二歩でしょうか。そしてクサナギ、ティチャー、カンナミの関係を理解することが第三歩?

シリーズ新作を読むたびに前作を読んで撒き散らされた伏線をひとつひとつ回収してゆきたいと感じるのは私でしょうか?

そして特記すべきは飛行中の記述の美しいこと。短い文章の連続で、あんなにも美しい文章を私はこのシリーズ以外に知りません。わからないテクニックばかりだけれど、言葉からイメージされるものをつなげてゆくだけで、クサナギといっしょに飛んでいるかのような感覚に襲われます。

文章を理解することではなく、イメージすること。

この作品に求められているのはそういうことだと思います。

6月刊行の『フラッタ・リンツ・ライフ』も楽しみです。

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『完全犯罪に猫は何匹必要か?』 東川篤哉

完全犯罪に猫は何匹必要か? Book 完全犯罪に猫は何匹必要か?

著者:東川 篤哉
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

鵜飼探偵事務所に舞い込んできた久しぶりの仕事は「猫探し」。

家賃一年分の高額猫を探している(?)うちに、巻き込まれてしまった殺人事件。

殺人事件における猫の果たす役割とは?

ユーモアミステリの代表・東川篤哉氏の鵜飼探偵事務所シリーズ第三弾です。あっ、烏賊川市シリーズでしたか。

東川氏の作品は本格にも関わらず重厚さが薄いことが特徴です。そこが良いと感じるか、物足りないと感じるか。作者が選ぶ言葉というのは本当に大切ですね。

今回は鵜飼探偵事務所の面々よりも、砂川刑事&志木刑事組の方が随分と目立っていたのがちょっと残念。そして、探偵役がころころと変わってしまうのも。やっぱり私は警察が真相とは程遠いところをうろうろしているうちに、名探偵が怪傑ズバットという王道が好きです。

警察が事件を解明するのは日常的ですが(そんなシーンに直接出会ったことはもちろんありませんが)、探偵が快刀乱麻に謎を解くという非日常が私の求めているミステリ。

読書は非日常を日常生活に持ち込める感覚が良いのですよね。

というわけで(どういうわけだ)猫が沢山登場する本格ミステリということで。ごめんなさい、あんまり書くことが浮かばなかったの…。

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『ぶらんでぃっしゅ?』 清涼院流水

ぶらんでぃっしゅ? Book ぶらんでぃっしゅ?

著者:清涼院 流水
販売元:幻冬舎
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胎児の頃、どこからともなく聞こえてきた「ぶらんでぃっしゅ」が僕を悩ませる。

「ぶらんでぃっしゅ」が僕の人生を大きく左右する。

特別ゲストも参加した清涼院流水の待望ハードカバー。

JDCの龍宮城之介ちゃん現代版でございます。

いやぁ、ほんまにぎょーさんよく思いつきはりますなぁ。とうっかり似非関西弁が飛び出すほど、「ぶらんでぃっしゅ」候補の数に圧倒されます。

実際のところ「それどうよ?」と思わせる「ぶらんでぃっしゅ」も少なくないのですが(優勝した「野村證券」なんてどうよ?)。

私のイチオシは申し訳ないことに清涼院氏の考えた「ぶらんでぃっしゅ」ではなく、特別ゲスト森博嗣氏の○シ○○だったりするのですが。

この本の危険なところは「ぶらんでぃっしゅ」を確認しようとして、イチイチ呟いていたら確実に怪しいひと行きというところですね。基本的に自宅で読んだのですが、通勤途中の地下鉄なんかで読んでたら、満員なのに間違いなく私の周りだけスペースができることでしょう。

清涼院氏の考えることは大きすぎて、私にはぽかんとしてしまうことがままありますが、他にこんな作品を書ける作家はいないと思うので、是非これからも独自路線を突っ走ってもらいたいと思います。

でも、やっぱりJDCが読みたい…。

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