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2006/03/18

『4000年のアリバイ回廊』 柄刀一

4000年のアリバイ回廊 Book 4000年のアリバイ回廊

著者:柄刀 一
販売元:光文社
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4000年の時を越え発見された“高千穂ポンペイ”。

火山灰で覆われた集落が現在に語りかけるものは何なのか。

現代の殺人事件と歴史の謎を絡めたミステリ。

柄刀一氏フェア第二作目です。といっても今日でフェアは終わりになる予定ですが。当初の予定では、『400年の遺言-龍遠寺庭園の死』まで読む予定だったんですが。読書ペース落ちましたね。

この『4000年のアリバイ回廊』は再読だったのですが、前回読んだのが高校生のときだったので、ミステリの内容もまったく覚えておらず、初読の気持ちで挑めました。

やはり現代の殺人事件より、歴史ミステリの方に興味が。現代の殺人事件はいわゆるアリバイもの。陸海空いずれの時刻表も掲載されているのですが、こんな時刻表をじっくり読む読者なんているのだろうか…。しかもトリックには時刻表関係ないときてるし。雰囲気を味わうってやつですか。

時刻表トリックといえば西村京太郎氏ですが、私の両親は読書=西村京太郎というステレオ人間なので、実家には西村氏のノベルスがびっしりあります。そんな同じテイストの作品ばっかり読んでも…と思うのですが、両親には言えない。

閑話休題。

歴史のミステリに関しては先が読めるといいますか、かなり推理し易いです。なぜ専門家が雁首そろえて、もっと早くその結論に達しないのか謎。まぁ、歴史学者というのは総じて頭が堅いものですから。私の師事した教授もそうでした。

『3000年の密室』に比べると現代の殺人事件との区切りがあやふやで、さっきまで歴史(遺跡)の話をしていたのに、あっという間にアリバイ確認ですか?という唐突感は否めません。

しかし、殺人者の独白には充分ミスリードの茶目っ気がありますので、楽しめるのではないかと。

『400年の遺言-龍遠寺庭園の死』はフェア終了後にでもゆっくり取り掛かりたいと思います。

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