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2006/02/17

『名探偵はもういない』 霧舎巧

名探偵はもういない Book 名探偵はもういない

著者:霧舎 巧
販売元:原書房
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閉ざされたペンションで起こった連続怪死事件。

この謎に挑むのは刑事?犯罪学者?あの名探偵?

あれ?こんなにまわりくどい作品だったっけ?というのが再読での感想。

もっとスマートに推理合戦を楽しませる作品だったと認識していたのですが。

3年前の自分もまだまだだったな、と恥ずかしく想ふ。

さて、この作品にはかの有名な名探偵が登場します。そして、霧舎氏の「あかずの扉」シリーズからもゲストが。ミステリ好きにはたまらない競演なのですが、私が注目したのは犯罪学者。

犯罪学者の人間臭さがこの作品の鍵となるのですが、私の好みです。歪んだ精神と歪んだ人間性が好きですね。

充分シリーズものの探偵をはれるだけの才能と変態性を持っていると思います。

名探偵には変態性が必須だと思っているのですがいかがでしょうか?

ミステリとしては最初に感じたように、いろんなことを書こうとするが故のまわりくどさが気になりますが、このまわりくどさは霧舎氏のどの作品にも言えますでしょうか。

霧舎氏の作品は好き嫌いがはっきりと分かれてしまうでしょうね。

そういったまわりくどさを排除するべく「霧舎学園」シリーズがあるのでしょうが、最新刊の『九月~』は元々「あかずの扉」で使用するはずだったトリックを使っているため、すっかりまわりくどくなってしまっていたのが残念。

いや、私は霧舎氏好きなんですよ。

タイトルまで明かされている「あかずの扉」の最新刊を今か今かとかれこれ3年近く待ち望んでおりますから。

そういえば、この「名探偵」シリーズの最新刊が3月に発売というネタをどこかで読んだような気がするのですが、気のせいだったのかしら?文庫化の情報を間違って記憶しているという可能性を突如として思い付きました。

いまからチェックしにゆきます。

『名探偵はどこにいる』が発売の運びとなっております。レビューはこちらから。

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