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2006/02/25

『亜愛一郎の転倒』 泡坂妻夫

亜愛一郎の転倒 Book 亜愛一郎の転倒

著者:泡坂 妻夫
販売元:東京創元社
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亜愛一郎シリーズ第二弾。

スラリ・サラリ・パサリの好青年・亜愛一郎の推理が冴え渡る!

間に一冊挟んでの亜愛一郎シリーズ第二弾。

上質な作品は何年経っても残されるものなんですよね。この作品集の初出は1977年~1980年の「幻影城」ですから。

血みどろの連続殺人も殺人鬼も出て来ないけれど、ちょっとした謎をトリッキーに魅せる手腕は健在。

何よりも主人公である亜愛一郎が私を癒してくれます。スラリ・サラリ・パサリなのに、どじでのろまな癒し系。家に一人置いておきたい感じです。

この作品集の第一話「藁の猫」は、完璧主義者の画家が残した謎がテーマになっています。完璧なものは壊れるしかない…この言葉は亜愛一郎のことを指しているのでしょうね。

完璧な名探偵は誤ることが許されないから、壊れるしかないのです。

肩から力を抜いて、急かされることなく楽しむ読書ができるって良いことですね。

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