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2006/01/28

『QED 竹取伝説』 高田崇史

QED 竹取伝説 Book QED 竹取伝説

著者:高田 崇史
販売元:講談社
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歴史の謎をミステリと絡めて(本当に絡まっているのか?とは質してはいけない謎)描くQEDシリーズの第6弾。

今回のテーマは『竹取物語』。

最近、タタ奈々にハマってまして(爆)

タタ奈々というのは、このQEDシリーズに出てくるちっとも進展しない一組の男女のことです。

このシリーズで探偵役を務めるのは本名:桑原崇。崇と祟るの漢字が似ているからという理由でタタルとあだ名される、酒豪の薬剤師です。

もう、この紹介文だけで、お近づきにはなれない臭いがぷんぷんしますね。

そのタタルさんの良きパートナーに、薀蓄聞き上手の奈々くんという女性がいまして、いまこの二人の関係が気になって気になって気になって仕方が無いのです。

いい歳した大人が何たってるんじゃあ!とちゃぶ台ひっくり返したくなる関係。

それ目的に今回も『竹取物語』を再読させていただきました。

さて、感想です。(ここからはさらっと核心に触れます。ご注意ください。

たかが迷信、されど迷信。

タタルさんの言葉ではありませんが、言葉には呪があるんですよ。

ラストで犯人が「そんなものは迷信だ」という言葉に何度も何度も反論していますが、呪にかかり、呪によって人格を構成されてしまった人間にとって、その「迷信だ」という言葉はなんの効力を及ぼさないんですよね。

話は逸れますが、私は小学1年生の時の学芸会でかぐや姫の役をやりました。

見目麗しい小学生だったわけですね(自分で言うか)。

そんな私もある呪を受けて人格形成されました。

それは「小さい頃可愛かった子は、大人になるとブスになる」という呪。

私はその呪の通りに育ってしまったわけです。

これも呪。いくら迷信だと言われようが、こうなってしまってはぐぅの音も出ません。

って、これはちょっと違うか。

私は『竹取物語』のかぐや姫が出す無理難題っぷりがすごく好きなので、タタルさんによって暴かれるかぐや姫の悲しい人生を聞いて、なんとも言えない気持ちになりますが、物語の中で輝き続けるかぐや姫はしあわせなんだと思います。

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コメント

崇と祟る 同じ字だと思ってました!! いかん書き換えねば!私も赤ちゃんの時、母が気がつくと、かわいいかわいいと人から人へと渡ってしまうほど可愛らしかったと聞かされて育ちました(泣) 子供の時かわいかった子は...は恐ろしい呪です  モテモテの記憶もないのに気づけば大人
百人一首を読みましたが、あれを書き上げる熱意たるやスゴイ 

投稿: きりり | 2007/01/24 11:25

☆きりりさん☆
『Q.E.D』は途中からミステリでもなんでもない薀蓄本へと変貌してしまいました…よよよ。薀蓄も深く理解しようと思えばきっと楽しめるのだと思いますが…無理です(汗)
私のオススメは『式の密室』でしょうか。薄いですが、コンパクトにまとめられてて好きです。『ベイカー街の問題』で描かれたホームズ問題もミステリファンならきっと楽しめると思います♪

投稿: まじょ→きりりさん | 2007/01/24 23:23

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